今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

ココの外泊

2022年09月29日 | レオ(テンチビ)とココ
ココレオ前回の記事で、夕刻2匹を収納するのが大変になったと書きました。
夕方涼しくなって遊びたいときに入りたくはないというわけで。
でも、日が暮れる少し前に入りたそうになるときがある。
(入ればご飯だ・・) 多分空腹を思い出すのだと思います。
しかしその機会を逃すと、2匹はまたお遊びモードになってしまうのです。
猫の腹時計だから日が短くなればその時間はどんどん早くなる。
人間の感覚の方が追い付かない。

乾いた秋の風に気持ちよさそうな2匹

もうひとつ。ココの行動には特徴があります。
何と言ってもレオ命のココ。その行動はレオによって決まると言って過言ではない。
一方のレオは、たまにココを探したりするけど大抵は好き勝手に行動。
いつもレオについて行くココが撒かれてしまうこともしばしば。
そんなときのココは、レオを探すか姿を隠すかどちらかなのです。

夜は店内の見張りに余念がありません

問題は中に入る時刻だ。
2匹で遊んでいるとき、レオが突然中に入ってしまうことがある。
ココが気付けば後を追うのだけど、気付かずに取り残されてしまうことも。
レオの後を追っても、入口付近に人がいればココは通れません。
また、レオなら抱いて入れることもできる。(特にレオがメロメロのAさん)
ココは気付けば(抱かれたレオに)ついて来るけど、気付かないことも。

あっ、居眠りしてる

かくしてココは、外に取り残されちゃうことが往々にしてあるのです。
そんな時はしばし茫然とし、それから床下などに身を隠し、やがてレオを探し始める。
実はこれが一番厄介なパターン。
夜にレオを探し回るココを見つけるのは至難の業。
たまにレジ前に戻って来ても、レジ窓にレオが見えなければまたどこかへ。
我々保護者は、ただ待つしかない状態になる。

お子さんに追われると事務所に逃げ込んでくる

先日は妻が22時半まで待ってもココは戻らず。
観葉室の小窓を開放し、ココのご飯を中に置いて、トイレをギフト室(レジ室に)に移動し、レオをギフト室に閉じ込めて帰れば、と妻に提案したのです。
翌朝、自分は7時半には店に行ってココを探した。が、どこにもいなかった。
ご飯は食べた跡があるので、一度は帰ってきたのだろう。
ドア越しにレオを確認すればそのまま居続けるに違いない。そんな期待も叶わなかった。
開放されたレオはココを探しもしないでのんびりしている。
未去勢だしSCの外まで出てしまうこともあるココのこと。
これが今生の別れかという思いもよぎり、早くも後悔し始めたのです。

しかしスタッフが出勤して9時過ぎに朝の打合せが始まると、その横にレオとココがいつもの何気ない様子で寝そべっていたのでした。


ココ、夜遊びはほどほどにしなさいよ

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モドキの無事を祈って

2022年09月26日 | モドキ
先週からモドキの捜索を始めました。
心不全を患って以来の運動不足、それに腰痛(ヘルニア)の悪化で歩くのも大変だ。
それでもとにかく無事を確認したい。
こうなるまでのいきさつは、少し日にちを遡って話す必要があります。

モドキの前回記事は8/11、当時は1週間に1,2回顔を出していた頃で記事の内容も平和です。
その後8月末の一見さんカテゴリー記事で、モドキを2週間ほど見ない不安を書いた。
その後2度ほど顔を見せたけど、今月初めを最後に消息を絶ち、もう3週間になるのです。
しかも最近は気配もない。
大食漢のシンとサビが来るのでわかり難いが、モドキの来た痕跡が確認できなくなった。
先週にはさらに具合の悪い情報が。
清掃局で該当可能性事故がヒット。長年確認していて、今回が初めてのヒットでした。

店裏でマーキング中 (本年7月:元気な頃のモドキ)

モドキが最後に顔を見せた2日後に、近くで白黒猫の路上遺体が処理されていた。
記録には中型の白黒猫とだけ。
場所はひとつ先の区画。直線距離で店から800m、Mさん宅から600mほど。
一般の未去勢野良猫の行動範囲内だ。
でも街中でしかも餌場を確保している場合は、その半分程度だという説もある。
しかもその途中には片道2車線に中央分離帯のある大通りが。
店裏の住宅街や対面のマンション群だけでも十分広いのに、モドキがそこまでいくだろうか。

相変わらず自分を見ればお腹を見せたけど・・

とはいえ不安は尽きず、後悔ばかりが先に立つ。
最近のモドキの記事には古株で重鎮だと、そして自分の思いが重ねて綴られています。
しかもモドキは何回も店の子志願してきたのに、こちらの都合で実現しなかった。
保護ボラさんのブログでは、情報を得ればすぐに保護に向かった話ばかりだ。
自分は優柔不断で決断力に欠けていたのでは。
自分には甘えがあったのではなかったか。

当店での最後の食事は外レジ台の上でした

しかし、今でもモドキを受け入れる状況にはない。
ノラ生活を満喫しているノラでも、いつかは必ず家の生活に慣れてくれる。
しかしモドキの場合、最大の懸念は他の猫たちとの親和性なのです。
その一方で、モドキには気になる変化があった。
ひとつはおどおどして人を避けるようになったこと。(4/24過去記事「変るモドキ、でも心はひとつ」)
もう一つは先月会ったとき、どこか具合が悪いのか大人しくなっように見えた。

8月下旬、元気がなさそうなモドキ

いずれにしても、今できることは限られている。
捜すこと。そしていつ来てもいいように準備を整えておくこと。
でもシャッポが不明になった直後にテンちゃんが現れたように、ソトチビがいなくなってすぐにシロキやハリーが現れたように、今もシンにサビという、次の時代が押し寄せて来ているのです。
今一つ期待していること。
レジ外台に置いたモドキの大好物、シーバが空になることです。
この場所はシンやサビも気づいてないはず。ココレオの見張りもあるし。
モドキとココレオの思い出の場所なのです。

モドキ用のシーバはココレオが見張ってます

注) モドキの無事は祈るけど、事故に遭ったのがモドキでなければいいということではありません。それがどんな子であれ、モドキと同じようなヒストリーを持っていると思うからです。不意に人生(猫生)が奪われるのは悲しいことですが、日本では年間30万匹の猫が交通事故で命を落としているというデータがあります。これは当ブログのシリーズ「ノラたちとの共存を目指して・資料編」の修正にも関わる話なので、改めて書く予定です。

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出ましたオジンの心配性 ~その後のコミケ~

2022年09月24日 | ケン(ちびたん)とコミケ
コミケが里親さん宅に向かった翌日の昼前、里親さんから連絡がありました。
わが家でコミケがどう暮らしていたかと。
質問の理由を尋ねると、コミケが先住猫さんたちに威嚇されて怯えまくり、
部屋の隅の物陰に隠れたままでいまだに出て来ないと。
飲まず食わずにトイレもなしで、里親さんも心配になって電話してきたのでした。

ありゃ、と思った。
どうやらいきなり先住さんたちの中にポンと置いたらしい。
そりゃ無理というものだ。わが家でもまだ保護部屋から出してなかったのに。
迂闊でした。里親さんはベテランと思い込んで、そういった基本的な確認をしなかった。
取り急ぎ隔離部屋に移して先ず安心させる。
それから"煽り止め"等利用して、先住さんとは時間をかけて慣らすよう伝えました。
里親さんも殆ど寝てないらしく、大変な思いをしたことが察せられた。

写真はいずれも旅立つ前日、当家の保護部屋にて

電話を切ってから待てよ、と思いついた。
と言うことはコミケは、もうまる1日以上トイレを我慢してる?
オシッコのトラブルに関してはニャーとチキンで嫌と言うほど経験済だ。
1日以上我慢だなんて、調べてみるとやはり大変なことが書いてある。
いつもの先生に確認すると、「手遅れになる前に早く連れて来なさい。」

で、慌てて電話すると、里親さんはコミケを隔離した後に外出していた。
その里親さんをせかしにせかした。「もう一度自分が預かります」と。
コミケのトイレがそのままだったのでまずそこで挑戦。それでだめなら診てもらうしかない。
そして、何とか店まで運べないかと頼み、自分は休みだったので店にいる妻にも伝えた。
それから待つこと1時間。妻から連絡が来た。里親さんから連絡あったと。
トイレはしてないけどすっかり落ち着いて遊んでる。人間にも懐いて来たらしい。
それで、とりあえず食べ物を与えて下さいと頼んでおいた、と妻は言った。



おいおい、問題はトイレなのに。
それで里親さんに電話すると、食べた食べたと大喜びだった。
トイレが手遅れになるとまずいから、と自分。
もうしばらくトイレがなかったらお医者さんに連れて行く、と里親さん。
それじゃあ遅いとしつこく言うのも何なので、とりあえずそれで引き下がった。
で、ヤキモキしながらネットでさらに調べていると、実は同様のトラブルは沢山あった。
相談のスレが立ち、多くの同様経験者が答えている。
要は獣医さんにとっては大変なことだけど、一般にはよくあることらしい。

自分は少し里親さんを脅かし過ぎたのかもしれない。
そう思ってまた電話すると、「しっかり出してます」の返事が返ってきたのでした。
結果的にすっかりお騒がせしてしまいました。でも獣医さんの言うことも、もう少し真に受けた方がいいんじゃないかと思った次第です。



最近のコミケはよく食べよく出しよく遊びと、まさに子ニャンそのもののようです。
4匹の先住さんのうち1匹とは仲良くなっていつも一緒だとか。
今は基本、里親さんがいないときはその1匹と保護部屋で、いるときは他の3匹と少しづつ慣らしているそうだ。
それにしても、本当にいい里親さんでよかったな、コミケ。

妻も「かわいい子だったね」としんみり

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レオとシン

2022年09月22日 | レオ(テンチビ)とココ
台風一過で涼しくなってきたこの頃。
ココレオもようやく一息。それまではこっちが大変だった。
酷暑の昼間が続き、少しは涼しくなる夕方が2匹にとっては貴重なお遊びの時間。
そんな折に「時間ですよ」とばかり中に入れようとしても、言うことなんて聞くわけがない。
かくして閉店時刻の2匹との駆け引きが、毎日の日課となっていたのです。

さらにお客さんとて同様で、夕方になると増えてくる。
ココレオの収容はますます難しくなって、閉店時刻を大幅に過ぎることも度々だった。
でも今年は頼もしい助っ人、Aさんがいるので例年よりは楽だけど。

閉店時間でも中に入りたくない、寄ると「やなこった」とばかりに逃げる

そんな折、先週のことでした。
その日は閉店間際に何とか2匹をレジ窓から収容した。
レジ室に閉じ込めて観葉室に一部商品等しまい込み、作業が終わればレジ室のドアを開けて2匹を観葉室にも開放する。
その日もいつもの手順通りでした。
それからいろいろ店長さんと残務処理をして、さて帰ろうかと最後の点検。
ココレオがいない。観葉室の猫用小窓が開いていた。

カタログ室で仲良く雨宿り

ガーン。
いつもは小窓から入るのにその日はレジ窓から入れたので、小窓を閉め忘れたのでした。
時刻は19時半。外はもう暗い。
途方に暮れつつ店長さんと外を探すと、いたいた、入る気などさらさらなくこれ幸いとばかりにくつろいでいる。
それから駆け引きに明け暮れること30分、とうとう2匹を見失ってしまった。
やがて懸念していたことが。誰かが置き餌を食べに来たのです。

事務所付近にいたらしいレオが、強い声をげて食べに来たその誰かを追う。
声は建物の裏を通って温室の方に移動し、相手を見失ったレオが出て来た。
そのときチラッと見えた。相手はシンだ。
どうやらレオはシンには強いらしい。
モドキだったら、レオなんて大慌てで中へと逃げ込むはずなのに。
と、その時、隠れていたココが一目散に観葉室に逃げ込んだ。
いやこれは怪我の功名、慌てて観葉室の小窓を閉め、レジ室に誘導して閉じ込めた。

(当時の撮影です)  シンを探すレオ

レオは見失ったシンを探し続けた。
そのレオを確保しようと自分が追う。そっとそっと、レオの気を静めるように。
と、シンが現れ、事務所に向かった。お腹が空いているのだろう。
レオがシンを狙う。シンがまた逃げる。シンを追うレオを自分が追う。
そんなことを3度ほど繰り返した。
そのうち2匹に変化が。逃げ方も追い方も、当初ほど辛辣ではなくなったのです。
シンは正面ゲートに追い詰められたが、ゲートからは出ないでちょこんと座っている。
4mほど離れてレオは伏せの姿勢で対峙していたが、唸ると言うよりは小さく鳴いていた。

事務所前で食べるシン (別の日です)

そのレオに後ろから迫る・・・そーっと、そーっと。
そして上から押さえつけた。
興奮状態にある猫を確保するときは細心の注意が必要だ。
自分も過去に何度か大怪我をしたことがあり、今も傷跡が残る。
しかしその時のレオは初め少しもがいたものの、すぐに大人しくなった。
そのレオを抱いて、ココの待つレジ室に入れました。

何とか事なきを得て、帰宅は21時半。
店長さんにもとんだお付き合いをさせてしまいました。
それにしてもレオにとって、いつもは中から見るだけだったシン。
最近はモドキのように食べ終わっても店内を点検して回るようになった。
外観はまさにノルウェージャンフォレストキャット。
性格も温厚で物怖じしないというから、レオとも相性が合うかもしれないな。

いやそれより何より、今はモドキだ。
どうしたモドキ。最近は捜索活動も始めたところです。

中はまさにわが家、目一杯くつろぐ2匹です

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新天地へ

2022年09月20日 | ケン(ちびたん)とコミケ
コミケが里親さん宅へ旅立ちました。
里親さんはコミケが店にいると思ったらしく、朝一で店から連絡が。
「見えてますけど、どうします?」
(朝連絡して午後にお届けするはずだったのに・・まあいいか。)
それで大慌てで準備するはめに。

前夜からキャリーケースに慣らしておいた

里親さんは、届けてもらっては申し訳ないと思ったらしい。
おかげで別れを惜しむ時間もなく、無邪気に遊ぶコミケをキャリーに入れて店に向かった。
その途中、コミケが不安げなか細い声でキュウキュウと数回鳴いた。
その声を聞いて、何ともしんみりした気持ちになりました。


キャリーケースには自分で入りました

先日も書いたように、保護ボラ活動というのは実に切ない活動だ。
ノラを人馴れ訓練し、ようやく心が通じ合ったと思えば里子に出す。
体力も財力も必要だけど、一番必要なのは精神力かもしれないな。
でも、コミケにとって別れの不安や切なさは一時のもの。
コミケ、幸せになるんだぞ。

あくまでも無邪気なコミケでした

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