今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

癒しのひとときを、ネコメンタリーとSippo

2018年10月30日 | ニャー
ノラの保護はエンドレス
保護しても保護しても、また現れる
彼らの純心を知れば知るほど、焦る気持ちは募るけど
手一杯になって、自分の無力を憂うばかり
この数年間、旅行にも行かなくなりました
ノラや保護猫の世話に追われ、里親さん探しに追われ
自分の時間なんて、どれだけあっただろうか

「好きでやってるんだからしょうがないでしょ」と妻
巻き込まれた彼女こそ、愚痴のひとつも言いたいはず
近隣にも気を遣い
大変なのは、自分だけじゃない

それでも猫捨てが横行する社会
非難の目で見られ勝ちな保護活動
どっちが悪いのか、世の中ホントにおかしいよ
ノラの保護は、人間のエゴとの闘いでもあるのです

保護を行う人はもちろんのこと
少しでもノラの救済を考えている人たちへ
出口の見えない活動に疲れてしまうこともあるでしょう
そんな人のための、一服の清涼剤
それが、表題の2点です

ネコメンタリーはNHKが贈るドキュメンタリー
作家と愛猫の、宝石のような時間を映像と語りで綴る
Sippoは、人間と動物の出会いと別れを淡々と語る
飾らない文章(小話)の集合体
そのひとつひとつに溢れる「命」と「絆」
人間の五感や感情を超えた、究極の癒しがそこにある

心を通わせる人と猫
これは物語ではない、現実の話です
幸せな人たち
幸せな猫たち
私たちの目指しているものが、そこにあります
至福な時間の、おすそわけをもらいましょう

Sippo「犬や猫ともっと幸せに」
ザテレビジョン「ネコメンタリー猫も杓子も」


※Sippoは朝日新聞社が運営する犬・猫の情報サイトです
※ネコメンタリーはNHKが不定期に放送するドキュメンタリーです
NHKさんへ
もう少し予告や番宣をしてください
番組のHP作ってくれるとうれしいです


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リキを目指せ、嫌われ者になったニャー

2018年10月27日 | ニャー
ニャー vs. ハリー、リン
ちび太 vs. リン、ニャー
左が追う側、右が追われる側。この他にキー、クウ、ちび太の三つ巴運動会があるけどそれは別。ニャーが狙う相手はは80%がハリー、20%がリン。みうも含めてその他の連中は気にしなくなった。

ちび太が追う相手はニャーとリンが半々。敵対というよりはストーカーのような追い方です。ニャーは逃げまくるけどさほど嫌がってはいない。リンはかなり嫌そうでちび太のしつこさに辟易。「シャーッ」を連発して逃げ回る。ちび太はどの猫に対しても、隙あらばと寝技を仕掛けるが大抵は無視される。ニャーとリンは対応は違うけど相手をしてくれるので、ちび太にとっては格好の狩りの練習台のようです。実際、ちび太が追いかけても周りの猫は知らん振り。

問題はニャー。
ニャーが眼付けを始めると、居合わせた猫の全員に緊張が走る。最近はいきなり追い始めたり襲うことがあって、主にハリーが狙い打ちされるが、のんき者ハリーよりも他の猫たちの方がビビッている。リンが襲われると悲壮な叫び声が響くので、猫たちの恐怖も頂点に達します。平穏に一緒に過ごしているときもあるけどいつ恐怖の猫になるのかわからない。かくして、ニャーは共同生活の猫たちから疎まれる存在となってしまいました。


非難場所のテーブル下が定位置になったリン(手前)とハリー

ニャーがいるといつ勃発するかわからないので猫たちが心底安らげない。ニャーが外に出ているときは伸び伸びとしています。そもそも、どうしてニャーはハリーとリンをマークするのだろう。ひとつにはハリーとリンが(太っているので)ニャーより存在感がある。またこの2匹はオジンにベタベタなのでニャーにとっては面白くない? あるいは、猫同士の間で人間にはわからない不和の信号を出しているのかもしれない。


ハリーの見張りに余念のないニャー(上)

猫は単独行動と言われるけど調べてみたら結構村社会(コロニー)を作って、しかもボス猫を頂点としたヒエラルキーもあるようだ。そこで、どんな猫がボスになるのか調べてみた。と言っても素人判断記事を除外して、専門家が監修したと思われるサイトを読み漁っただけですが。

共通しているのはまず1.人を恐れない、2.堂々と真ん中を歩く、3.一匹オオカミ、4.身体能力が高い、でしょうか。それ以外で多かったのは5.トイレの後始末をしない、6.顔が大きくエラが張ってる、等々。 果たしてニャーはと見ると、おお、かなり当てはまる。1から4は合格。5のトイレは、最近になって始末しないことがある。つまり6以外はすべて合格。


至近距離からハリーに眼付けするニャー(左)

でも、参照したどのサイトにも併記してあるボス猫の資質。要はボス猫は自分のコロニーの全員を思いやる。3の一匹オオカミたる所以は、皆が自分を怖れていることを知っているから、不要な刺激を避けるために出すぎたり徒党を組んだりしない。この思いやりの気持ちこそが、真のボス猫たる資質だというのです。実はニャーにもそのような行動は見られる。堂々としているが、自分の場所に他の猫がいればさりげなく遠慮する。

では何故ハリーとリンをマークするのか。先の仮説にひとつ追加すれば、ニャーはこの2匹をコロニーのメンバーだと認めてないのかもしれない。はてさて、これは時間が解決する問題なのだろうか。


ハリー(中)のアホ寝につきあうことも(右端はみう)

話が変わって、初めての南極観測隊に22頭のワンコたちが同行し、15頭が現地で鎖に繋がれたまま置き去りにされた。犬たちは絶望視されたが、翌年の第3次隊がタロとジロに再会したのは有名な話です。高倉健さんの映画にもなったし、7年前にはキムタクのTVドラマにもなった。これは美談ではありません。交代するはずだった2次隊が到達できなかった不可抗力とはいえ、人間のエゴと非道の話です。

でもドラマでは悲劇の美談っぽくなっている。自分も夢中になって観たし、特に中島みゆきさんの主題歌の歌詞には感動したものでした。主人公のキムタクが再び南極を訪れたとき、最も近い存在だったリーダー犬のリキは直前まで生きていたという展開だ。あの再会シーンに続いてタロとジロの生存確認と再会。心憎いばかりの演出で、ドラマのクライマックスというべき感動的なシーンでした。たまたま最終回を録画した自分は今でも観るときがあります。

先日の新聞に、第3の生存犬としてリキのことが出ていた。隊員のその後の証言などから、リキは隊員が再び訪れる直前まで生きていて、他の犬たちの面倒をみていたというのです。すごいですね、現実がドラマに近付いてきた。TVドラマでリキを演じたのはあるドッグスクールのシェパードですが、すっかりファンになっちゃいました。そして、リキこそが理想の上司だと。

ニャーは自分に最も近い存在です。何があっても、そのことには変わりない。ニャーはおよそボスキャラには見えないけど、まだまだリーダー猫としての成長途上なんだ。ここはひとつ、保護者として暖かく見守ってやらねばと思っている次第です。


リーダー的存在のニャーは保護者が大好き


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のんきでやさしい甘えん坊、おっとりハリーは人気者

2018年10月23日 | ハリー(灰白)
大柄でどっしり、顔が大きくて鋭い眼光。人間だったら、すれ違う相手が視線を落としてそそくさと避けて通るほどの風貌。その体格と顔つきで存在感はピカイチ。本気出したらニャーなんかひとたまりもなさそう、なんですが・・・。

ハリーはとっても穏やかなのんびりさん。人もニャンコも大好き猫です。でかい図体をドテッと預けてくるので保護者も他ニャンも迷惑顔。それでも顔やお尻をぐりぐり押し付けてくる。あの破壊神的な大鳴きが影を潜めた後は、何と子猫のようなかわいい鳴き声。ご飯のときや寂しくなると時々鳴きますが、その声と風貌のアンバランスが何とも言えない。


レディ(リンとみう)に挟まれても相変わらずのアホ寝ぶり


ツインズ(キーとクウ)を撮ったつもりが、さすがは抜群の存在感

ハリーが自分から他ニャンを攻撃することはありません。子猫の面影を残すハリーはちび太やキーとよく遊ぶ。遊びのルールもちゃんと心得ています。みうやリンに近付きすぎて威嚇されても、「なーに?」って感じで動じない。リンの猫パンチは目をつぶって耐えちゃいます。やばいと思ったときはポテポテと、何とも緊迫感のない逃げ方。


熟睡中のちび太の寝床にお尻からお邪魔


徐々に潜り込んで・・


いつも誰かとくっついていたいハリーです

穏やかな時間がゆっくりと、ハリーの周りを流れている。そんなハリーには悩みの種がひとつ。ニャーです。ニャーがハリーを執拗にマークする理由はよくわからないが、一緒に食べたり並んで寝たりしたかと思えば、目線が突然ハリーに照準を合わせる。そうなるともう監視状態になって、ハリーの動きをきっかけに追い始める。オジンが怒らなくなった最近では至近距離から睨みつけたり、いきなり襲い掛かることも。


ニャーに飛び掛られて抜け落ちたハリーの毛
(本格的な喧嘩とは違います)

睨まれても動かずにじっと耐えるハリー。でもさすがに手を出されれば、それでも反撃はせずにもそもそと逃げ出す。そして追ってくるニャーに追い詰められてまた我慢較べ。追い詰めたニャーも動けないのです。やがて、ニャーがそろそろと離れて散会となる。トイレ中に目をつけられると出られなくなることも。ニャーのこの行動で、わが家の平和なひとときがピリピリ状態に。少しビビリでおとなしいハリーですが、それでもニャーに怯えることもなく逆に鼻ツンツンしようと盛んにアプローチ。まったく懲りない能天気猫か、とてつもない大物のどちらかだ。


ニャーに至近距離から睨まれて動けなくなったハリー
(ニャーも動けない)


このときは天真爛漫ちび太のお邪魔が功を奏した

ニャー以外とは打ち解けて、エイズキャリアですがみんなと一緒に暮らしています。気を遣うのは食べ物の共有だけ。いつも保護者に注目しているので聞き分けもかなりいい。とっても育て易い猫だと思います。こんないい子がご近所を騒動に巻き込むほどの迷惑ノラだったなんて、やっぱり世の中おかしいな。ハリーの里親さんが見つかるかどうかわからないが、どっちにしてもゆったりとした幸せな時間を過ごしてほしいと思っています。


とにかく呑気なハリーです



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出会いがあれば別れもある ~シッポの生えた天使たち~

2018年10月21日 | シャッポ
ニャン好きのブログを拝見していると、顔見知りになったノラを何とか守りたくても思うようにいかず、結局消息を絶ったノラの行く末を慮る記事が目に付きます。そんなときは書き手と一緒になってそのノラの幸せを祈ってしまう。ノラの生き様は過酷と口では言っても、実際に目にしたり聞いたりすれば心中穏やかではいられません。

ノラ猫と何らかのお付き合いをしてる人は結構多い。だが家猫と違ってノラは自由だから、ノラとの付き合いは対等です。嫌気が差せばあっさりとGood Bye. 残された人間はノラの身を案じたり嫌われた理由を調べたり、そりゃあ切ないもんです。自分も、シャッポに去られた時はその切なさを嫌というほど味わいました。


愛くるしいシャッポのいた時代は思い出になりました

でも最近になって、シャッポとの出会いを偲んでいるときにふと思い出したのです。お客さん情報によれば店に来る前のシャッポは公園のエサやりさんを頼ったり、別のお店でお客さんに食べ物をねだっていたらしい。そしてたまたまこの店に迷い込んだのがきっかけて、我々との付き合いが始まった。

どんなノラとの付き合いにも最初に出会いがあるのです。その出会いの前には、他の誰かとの別れがあったに違いない。シャッポが公園のエサやりさんや他のお店に別れを告げて、この店に来たように。そしてこの店とお別れしたシャッポは、放浪の旅を経てどこかで新しい出会いを得て、相変わらずあのラッパ声で癒しを振りまいているのではないだろうか。

もちろん事故や病気など意志に反した理由の場合もあるだろう。でも、信じたいじゃないですか。ノラってのはそうやって、結果的にいろんな人の心に幸せを配ってるんだ。そう、シッポの生えた天使なんです。


出会った頃は警戒心が強くなかなか写真に納まらない子猫だった

シャッポが唐突に行方不明になってから1年と10ヶ月。あの時は何ヶ月も足を棒にして探し回った。警察や清掃局など所轄の関係局には何度も問い合わせしてお友達になった。何より、お店のニャン好きお客さんの強力な情報網をもってしてもわからなかった。店頭で軽い虐待に遭って以来、見知らぬお客さんを怖がるようになったシャッポがそう簡単に連れ去られたとは思えない。結局シャッポは新天地を求めて、この界隈この街にはもういないのだと思います。


店の看板猫になったニャー(手前)とシャッポ

2年近い歳月を経て、ようやくシャッポのことを冷静に話せる自分がいます。シャッポからはいろんなことを教わった。何より、ノラ保護を始めたばかりの自分に、そんなに単純で簡単な話じゃねえよと教えてくれた。ノラの問題は奥深く、その深い底には人間のエゴという闇がある。ノラの一匹一匹がその闇を背負っている。だから、ノラ保護活動はその闇との闘いでもあるのです。

でも、闘いばかりじゃ疲れちゃう。疲れたときには一服の清涼剤が必要です。ノラ保護ボラにとっての清涼剤は、何と言ってもノラが幸せになった話。そんな話が満載のサイトがあります。しかし今日はシャッポの話で終わりたいので、サイト紹介は次の機会に。

10ヶ月振りのシャッポカテゴリー更新でした。
(写真はすべて再掲です。)


家猫(お泊り)を拒否して風来坊を貫いた



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そろそろ夜の訪問者? でも問題が・・

2018年10月18日 | ソトチビ
久々にソトチビのことを書きます。
今年の2月、リンの手術をきっかけに姿を消したままです。去年の秋に家裏でリンと出会って意気投合。でもリンは子育ての最中だった。やがてリンが連れて来た2匹の子猫(キーとクウ)の世話を甲斐甲斐しく手伝って、ひたすらリンの発情を待ったのです。ようやくそのときが来たというのに、意地悪なオジンがリンを取り上げて手術してしまった。それで、失意のソトチビは姿を消した。あれからもう8ヶ月になります。


先の冬はリン一家で家裏が賑わった(左キー、右リン、奥にクウ)


リン手術の間、ソトチビは子供たちの面倒をみた(手前からクウ、ソトチビ、キー)
でも戻って来たリンはソトチビの知るリンではなかった

まだ幼さの残るソトチビと出会ったのは3年前の9月。ソトチビは"通い"だけど、ソトチビが連れて来たみうは家裏に住み着いた。みうに会いに来るソトチビ。2匹のランデブーは延々と続いて、翌々冬には微笑ましいツーショットを何度も見せてくれた。でも春になってソトチビの留守が続いた折に、やはり意地悪なオジンがみうを家の中に迎えてしまったのでした。


ソトチビ(左)とみう(右)のツーショット

ソトチビは夏になると足が遠のきます。そして寒くなると、日が暮れた頃やって来る。物静かなニャンコなので訪問されても余程気をつけてないと気付かない。一昨年は師走の夜に不意に出会った。勝手口の下で、静かにこっちを見上げていた。去年は途切れ途切れでも通い続けてリンと出会った。その後休み勝ちになって、やはり年末の夜にいきなり出会った。いずれもニャーの動きでわかりました。ソトチビは、2年続けて年末の夜の訪問者となったのでした。

今年はどうかな? 2度も恋路を邪魔されてもう懲りちゃったかしら。でも当方としては期待したくなっちゃうんです。何と言ってもこのブログに登場する現役ニャンコでは最古参のソトチビ。このままお別れじゃあ寂しすぎる。というわけで今年も夜の訪問者に期待して、行方不明リストにも入れないでいるわけです。寒くなってきた先週はソトチビのお迎え準備(寝床の整備)も始めました。

      
      
整備したソトチビ用の寝床
ビニールで密閉保管してあるソトチビ愛用の敷布を敷けば完成です


参考:前冬の寝床はリン一家とのアパート仕様だった

ところが今年は、大きな問題がまだ残っています。
言うまでもなくシロキくんの存在。ハリーを家に迎えて以降、かつてのみうのように家裏に定着して過ごしています。それに新顔ちゃんも通いながら顔を出す。ソトチビがやって来るであろう師走までにはシロキくんを迎えたいのですが、今のところもう少し。それに、家の中ではニャーがそろそろいっぱいになっているので、そちらにも気を遣わなければなりません。

まだまだ問題山積のソトチビお迎えですが、何とか実現できればと頑張ります。


いつかまた、こんな感じでやって来るかも



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