今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

ダイフクのお騒がせ

2023年06月30日 | ダイフク
先日お客さんが、「ショッピングセンター(SC)の出口で猫が死んでる」と。
スタッフが見に行くと、出口道端の草むらに白い猫が横たわっている。
車にはねられた? さらに近寄ると、それは間違いなくダイフクでした。
慌てて店に連絡。しかしよく見ると、実はへそ天で昼寝しているだけだった・・。
駆け寄った妻が近づくと、うるさそうに「シャーッ」と一喝して少し奥へと移動し、
そのまま昼寝を続けたとか。

見事なへそ天昼寝だった

どうやらダイフクはたまにこの場所を利用していたらしい。
日陰とそよ風、奥の方は草が生い茂って隠れ場所にもってこい。
店横のSC出口からバス通りまでのクランク道は車もゆっくり走るし。

 
左上:SC出口のクランク道路、歩行者用出入口スロープの脇の草むらです
右上:道路から見ると角にシマトネリコの木、草も茂って絶好の隠れ場所
左下:シマトネリコの根元で昼寝中のダイフク
右下:SC(当店の前)路盤工事の振動と騒音も何のその

今月初めに5年ぶりに現れて感動的な再会を果たしたダイフク。
その後もちょくちょく顔を出して、どうやら周辺に落ち着いたようです。
ボロボロになった顔や身体が、生き抜いてきた過酷な環境を物語っている。
でも、とにかく生きていた。見守ってくれる人がいたに違いない。
この地域も捨てたもんじゃない。

しばらくはゆっくり落ち着いて荒んだ心と身体を癒してほしいのだけど、
そうは問屋が卸さなかった。
ダイフクは相変わらず昼間にやって来るのでココレオとの遭遇が多い。
わかってきたのは、かつての好戦的な強者のイメージが今のダイフクからは消えていた。
それで俄然強くなったのがレオ、それに続くココ。
2度3度と逃げるダイフクに襲い掛かり、ついには止めに入った自分が倒れる事態に。
この話は来るココレオの記事に譲りますが、以来数日はダイフクを見ていません。

ノラの世界は時代の変遷が激しく、後戻りはできないのだろうか。
かつて失踪したシャッポの捜索に明け暮れていた頃、実は一抹の懸念がありました。
既にテンちゃんの生活が始まっていたからです。(過去記事「shappo in dream」参照)
ダイフクは、この店で安らぎを得ることができるだろうか。


裏駐車場でスタッフの帰宅を見守るダイフク

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やわらかい言い方を模索してみました

2023年06月28日 | シリーズ:エサをやるなは殺せと同じ
本記事は、当ブログのシリーズ「エサをやるなは殺せと同じ」第10弾の位置づけとなります 

当シリーズのタイトルなんですが、あまり評判がよくないようで。自分としては、”当面ノラたちを苦しめている三大要素”の一番手として可及的速やかに改善しなければという気持ちが強く、つい言い方がラジカルになってしまうようです。で、知人からしかと言われてしまいました。「読みたくならないよね、これじゃ。」つまり唯我独尊で、他人を責める口調が多いんだと。

実は正直言って、もっときつく言わなきゃ何も変わらない、と思ってました。
例えば最近あまりにも多い猫捨て問題。それらのニュースや、保護に奔走するボラさんたちが結ぶ言葉は大抵、「もっと命を大切に」だ。果たしてそれで猫捨てが減るだろうか。相手は確信犯です。もっともっと滅茶苦茶に追い詰めて、抹殺するくらいの対応じゃないと世の中変わらない、そう思ってました。でも、世間の共感を得ずして世の中変えるなんてできるわけがない。

「エサをやるな」も同じ。その大合唱の元となる役所や保護団体の人たちを論破したところで何も変わらない。むしろその人たちに敵視されるだけだ。お目付け役の知人は、とても大事なことを気付かせてくれました。一方だからと言って、(不幸なノラが増えるから)ノラにエサをやらないという行動が、今いるノラを不幸にしているという悲劇的な矛盾から目を背けることはできない。ラジカルになることなく、共感を得るような言い方はないものだろうか。そう思っていろいろ探してみました。

行方不明者リストから5年ぶりに復活したダイフク

探してみれば結構あります。今回はここに3つの記事をリンク。どうぶつ基金さんの記事は以前にも当シリーズで掲載しました。自分的には、今のところ最も支持できる記事です。その次の記事は、会社として猫保護を目指しているところに興味をひかれます。

  (以上3点クリックしてポップアップ)

◆エサをやるなは殺せと同じ:シリーズ過去記事一覧
第9弾   エサをやるなは殺せと同じ「動物愛護って・・」 2023.6.4
番外編   エサをやるなは殺せと同じ「意に反したコメントをどうする」2023.4.20
第8弾   エサをやるなは殺せと同じ「偽善はもう許されない」 2023.3.14
第7弾   エサをやるなは殺せと同じ「だから言ったじゃないの」 2022.11.19
第6弾   エサをやるなは殺せと同じ「殺処分か餓死か」2022.7.13
第5弾   エサをやるなは殺せと同じ「コメント欄に見る世相」2022.2.25
第4弾   エサをやるなは殺せと同じ「言葉の真相を暴く」2021.3.31
第3弾後編 エサをやるなは殺せと同じ「→ノラたちとの共存を目指して・番外編4」2020.8.31
第3弾前編 エサをやるなは殺せと同じ「→ノラたちとの共存を目指して・番外編3」2020.6.30
第2弾     エサをやるなは殺せと同じ「理屈で勝負の巻」2018.8.23
第1弾    雑感:エサをやるなは殺せと同じ 2017.6.30

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リードがなくても

2023年06月25日 | ニャー
ニャーは1日に3、4回は外に出ます
1回に30分から90分程度
時折場所移動させたり邸内点検に付き合ったり
自分が非番の夜は、家周辺の散歩もします

「最近ニャーの出番が少ないな」

わが家で外に出れるのはニャーだけ
他の子はリードを使いこなせず安心できません
かつて「リードの達人」という記事に書いたように
リード暮らしができるのはニャーとテンちゃんだけなんです

サクラ部屋(保護部屋)より

リードの扱いは猫だけでなく、保護者も慣れなければ危ないです
間違っても絡まったり首を吊ったりすることがないように
何より大事なことは、決して車や自転車の往来には届かないように
自分も慣れるまではいろいろな経験がありました
だったら出さなければいい?
そうかもしれません。でも、外でのニャーの溌溂とした様子を見ると・・


写真右、台の上がニャーの定位置です

先日のこと、リビングから見ていたらニャーの動きがおかしい
出てみると、ニャーの首輪が外れてました
とにかくよく吐くニャーは歩留まりが悪く太れない
最近は特に痩せて、首輪が抜けてしまったのでした
それでもいつもと同じようにくつろいでいた

かつてニャーが脱走したとき
さんざん探して戻ってきたら、わが家の定位置にいたことも
テンちゃんもそうでした
リードがなくても行動が変わらない
これぞまさに、「リードの達人」たる証なのだと思います


定位置のニャー (手前はチキン)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エリザベスカラーのちび太

2023年06月23日 | ちび太
ちび太です
ついにナメナメ防止のエリザベスちゃん?

結構似合ってる?

いえいえ、そうじゃないんです
いくら何でもそんなひどいことはしません
話は1年ほど前に遡ります

去年の今頃のこと、わが家にノミが蔓延したのです
能天気な老夫婦は、それぞれ足を滅茶苦茶食われてようやく気付き
家中にノミ取りホイホイを仕掛け、数十匹とって愕然とした
もちろん猫たちにも駆除剤(マイフリガードα)を施し・・

1年前のちび太:毛がふさふさです

2度、3度と繰り返して
秋頃には何とか落ち着きました
その後問題なく過ごしてきたのに
今年の春になってまたボツボツ足を食われ始めた
原因は、昨年の秋に保護したサクラと思われた
通院の際ノミが確認され、駆除剤を施していたのです

しかし、今回はノミ取りホイホイに1匹もかからず
猫たちを鋤いても見当たらず(家庭内ノラ除く)
と思っていたら、いたのです

現在のちび太:まだ腰、腹、後足は短い毛のままです

ちび太でした
毛が短いので蠢くノミがよく見える
これに気づかなかったなんて、何と迂闊な・・
すかさず駆除剤施し手っ取り速いので鋤いて駆除した
しかし何故か、湧いてくるようにいつまでもノミが付き纏って
短い毛が好かれるのか、ちび太が家のノミを拾い集めているような感なんです

首にちまちま施していたのでは埒が明かない
思い切ってスプレータイプの駆除剤で一気に・・
それでエリザベスカラーと相成りました
ちび太の自損的ナメナメ、これで治まれば万々歳なんだけど

薬が乾くまで4時間ほどの辛抱です

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ココレオ vs. ダイフク ~共存への道~

2023年06月19日 | ダイフク
ダイフクが5年ぶりに顔を出してから2週間が経ちました。
もう既に常連のごとくなって、抗生物質とバランスとれた栄養で状態も見る見る回復中。
夜にはSCの裏駐車場で遊んでいたり、再びお店中心の生活に変えたようです。


食べ物を手で引っ張り出す仕草は昔そのもの

問題はココレオとの相性。
かつてはニャー、チビ、シャッポの仲良し3匹組を店から追い出そうとして、
逆にスタッフの反感を買って冷遇された時期もあったダイフクです。
今回も、ダイフクは朝昼晩関係なく店にやって来る。
ココレオとの遭遇は避けられません。

ダイフクの食事中、スタッフルームのレオ(左)とその近辺で待機するココ(右)

ココレオが屋内に入った後にダイフクが来れば問題ない。
朝一番で来たときはココレオの開放を遅らせて調整できる。
問題はココレオを開放した後にダイフクが来たとき。これまで6度ほどありました。
2匹が気付かない間にダイフクが裏から来たり、あるいはレオの唸り声が聞こえれば、
近くのスタッフが駆けつけてレオをスタッフルームに閉じ込める。
レオはスタッフがいるとやたらと強気になるので却って要注意。

ココ(左上)は結局室内のレオ(右下)にくっついて・・

一方ココは、最初の遭遇の際に遠目でダイフクの食事を眺めていたら、
ダイフクがおもむろに近寄ろうとしたのでスタッフが間に入って事なきを得た。
その時のダイフクの迫力に恐れをなしたのか、それ以後ココはダイフクを避けるようになった。
主にレオが閉じ込められているスタッフルームの外側で待機しています。
ダイフクが店裏に消えてしばらくしてからレオを開放。
今のところ、それで問題なく過ごしてきました。

ダイフク(写真中央)は店裏から例の三角草むら方面へと向かいます

問題はダイフクです。
最近は正面ゲートから堂々とやって来ることもあって、スタッフの注意にも限界がある。
昨日はいきなり店奥で休んでいたココレオと遭遇、ついにレオと勃発したらしい。
幸いスタッフ2人が近くにいたので間に入り、レオをスタッフルームに閉じ込めた。
ココは店裏へと消えたが、ダイフクの帰り道なのでスタッフが誘導して店内に戻した。
ダイフクは店裏から定位置(事務所脇)に移って食事。
いつものように店裏に消え、その後レオを開放して一件落着したとか。

これまでは、ダイフクが昔のように血相変えてココレオを追い回すことはない。
モドキが徐々に丸くなってきたように、ダイフクも少しは変わっていればいいのだけど。
いずれにしても、彼らが遭遇する場にいつもスタッフがいるとは限らない。
三角草むらのように店から離れた場で遭遇する可能性だってある。
もう少し確認するまで、予断を許さない状況が続きます。

夜遅く、事務所に向かう通路でダイフクが待っていた

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする