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今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

続・夜の訪問者

2017年02月13日 | ソトチビ
ソトチビ近況の続報です。
ついに写真に納めました。
今年は何回もやって来る"最強"寒波。しんしんと冷えた先日の朝、おかあさんの寝床から出られなかったのでしょうか、夜が明けても仲良く入ってました。

      

        

いやあ、本当にかわいいツーショット。
どうでしょう? 親子か兄弟か、自分には親子に見えたのですが。

この二匹、互いに相手に対する思いやりがとても強くて、特におかあさんは熱心にソトチビの世話をします。最近になって時折出かけるのは、どうやらソトチビを探しているのではないかと・・。

ソトチビは翌日の朝もおかあさんの寝床にいました。朝の挨拶の後は身支度やら何やらでバタバタして、ご飯の時間に再び勝手口を開けると、昔さながらの「待ちくたびれた」ポーズで足元に。1年半ほど前に現れた頃はこんなポーズでよくご飯の催促をされました。いやあ何とも懐かしい。 その朝は、半分ほどご飯を食べて帰っていきました。

      

        

その日を最後に、寒波も本格化した先週末でしたがこの3日ほど見ていません。
おかあさんも寂しそう。

ソトチビの本拠地はどこか他にあるようなので、今後おかあさんがどうするのか気になるところではあるのですが、今はもう少し家に入れるのを待ってみようと思います。

ノラという過酷な環境の中で仲むつまじく、明日をも知れない今日を精一杯生きているおかあさんとソトチビ。この二匹を引き離すなんて無粋なことはとてもできない。まあ、ニャンコ本来の習性からすれば、いずれ自分達の意思で別れることになるのだろう。それまでの間は、二匹のささやかな幸福の時間をできる限り応援しようと決めたのです。


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ニャーの自叙伝 ~放浪編~

2017年02月11日 | ニャー
何と、オジンがニャーの自伝を作ると言い出しました。
まだ3才にもなってないのに、何言ってんだか。

でもニャーはいろいろ経験してるので、忘れないうちがいいそうです。それでシャッポの寝床やらチビの首輪やら持ってきて臭いを嗅がされました。なんだか、少しビビッときたような。そんな様子を見ながら、オジンがまとめてくれました。 ニャー作、オジン監修の自叙伝です。

<幼少時代>
公園でノラの子として生まれ
直ぐに親兄弟とはぐれて
幸運にも拾われて家の子になって
小さくてわからなかったけど手術もされて
自分の住処を見つけたと思ったのに
楽しい暮らしは長く続かず
迷子になったか捨てられたかでまたノラになって
途方に暮れつつ彷徨っていたら
オジンの店に辿り着いた

    店に来た頃(1才半くらい?)

<店時代>
店の人たちに暖かく迎えられて
ポンがいたけど頑張って居着いて
そのうち一人(一匹)になったけど
春になったらチビが来た
チビには母親のように慕われて(男なのに)
シャッポも後からやってきて
チビとシャッポと楽しかった店での暮らし
でもダイフクには襲われて逃げ回って
炎天下、灼熱の駐車場で過ごすつらいときもあったけど
店の人たちはやさしくて、楽しいこともたくさんあった
看板猫だなんておだてられ
ファンのお客さんもいっぱいできて
自由だったし、平和だった
だけど、チビが突然いなくなって何かが変わった
チビの大親友だったシャッポも変わった
そして、あるときシャッポが突然襲ってきて
それからは近づけば喧嘩になって
とうとう流血の騒ぎに
シャッポの攻撃から避難してオジンの家に引っ越した

    店での三匹時代:シャッポ(手前)とチビ(右)と

    くっつきチビに根負けして添い寝

    チビを探すシャッポ(チビが事故死した夜)

<家族生活時代・始まり>
この家に来て3ヶ月
初めての病院で「雌」と書いたボケオジン
いつも忙しそうで遊ぶ時間がないオバン
店時代からよく知ってた二人だから不安もない
二人留守のときは寂しいけど
オジンが店と行き来して顔出すので大丈夫
「外にもいきたがらないし手もかからない」
二人はそう言って嬉しそう
それに、いつも遠慮がちでいじましくてかわいいって

忘れもしないこの家に来たばかりの頃
屋根から落ちて思いもかけない家出して
見知らぬ土地で不安で怖くて
どうしていいかわからず彷徨ってたら
オジンが必死になって見つけてくれた

    オジンの膝の上で

オジンはシャッポや知らないニャンコ(テンちゃん)のことや
家裏のおかあさんのことも気にしてる
この先どうなるのかちょっぴり不安もあるけれど
できたら、この家を終の棲家(ついのすみか)にしたいんだ
だからオジンとオバン、よろしくね

    おかあさんとの折り合いが鍵
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やったぜ テンちゃん回復基調

2017年02月09日 | (故)テン
テンちゃん、ほぼ復活。
3日前の疥癬検査では少なくとも体表には認められず。しかし皮膚下に卵などあるといけないので、もうしばらく注射を続けることにしました。

が、先生も驚くほどの回復ぶり。凄まじい爆食い爆飲み爆出しが原動力になったようです。その爆・・は今でも衰えていません。店で保護するまで食べれなかった分を取り戻そうとしている、当初はそんな風に思っていたのですが、このまま爆・・が続いたらどうなるのか、ちょっと恐怖です。

      
      病院にて・とっても素直でいい子にしてます

先日の大脱走、部屋の中ではいつもポヤーッとしてあまり動かないのに、外に出れば素早く走れることもわかりました。実はその後も2度ほど脱出したのですが、出ても事務所の近くでじっとしてるか、一度は事務所の下で身動きひとつせず2時間ほど待機していました。寒風にもかかわらず、あまりにも動かないので当初はニャンコだと気付かなかったほどです。あの大脱走の夜も驚いて逃げてはみたものの、実は事務所の下に戻ってじっとしていたのかもしれません。

      
       机上の端で仕事振りを見つめるのが大好き

事務所の中では大変な甘えん坊です。まあ、すりすりが恐怖でなくなったのでよかったです。事務所に人がいなくなると、とても寂しそうな顔をします。お泊りを苦にしないので助かってますが。 最近先生がしみじみとテンちゃんを見て、「10才は間違いなく越えてる」と。子供っぽくなっちゃったのは、これまで寂しかった分も甘えたいのかな。

      
  箱寝の最中、そっと掛け布団(毛布)を取るとこんな格好で

いつも部屋の中なので日光浴も必要と、晴れた日はリードをつけて外に出すことにしました。 ところが、テンちゃん外に出るとびびりまくり。へっぴり腰で這うようにもにょもにょ歩いて、事務所の方へ逃げようとします。どうしちゃったのか、ニャーに似た行動だな。

でも自分が傍にいて触ってあげれば大丈夫。外にもだんだん慣れて、ゴロンゴロンしたり少しづつ冒険始めたりします。まあ、ついてなきゃならないのは手間ですが。

      
    お散歩中のテンちゃん(手足と尻尾が細いのも特徴)

忘れもしない、テンちゃんを初めて見たときのあの衝撃と感動。
目も見えず、ひげも半分に切れて、毛も抜け落ちて骨と皮だけで、身体中傷だらけで歩くのもままならない状態なのに、人の気配に向かってよちよちと動こうとしていた。あんな状態でも生きる気力だけは失わず、こっちがいい人か悪い人かもわからないのに、残された力を振り絞って最後の賭けに出たのだろう。

そんな感動をくれたテンちゃんの気持ちに、応えないなんて選択があるわけがない。
ボラさんたちのブログによくある、半分死にかけたボロボロのノラを保護して、里子に出せるまでに回復させちゃう、涙と感動なくして読めないストーリー。 自分にもその足元の端っこくらいのことはできたのかなと、喜びも一入です。

      
     相変わらずのゴジラ顔・実は声も怪獣声(ギャオ)

しかしテンちゃんには心配事も。
それは飲む水の量です。1日に何と500ccくらい飲みます。おしっこの量も普通のニャンコの5倍以上。これだけ飲むニャンコの場合、腎臓か何か内臓に異常があるのが普通。テンちゃんは保護したときに血液検査しているけど、極度の脱水症状下の値だ。体調が安定したら、今一度検査の必要があると思っています。

いや、その前に自分の検査かな。
(最近体調悪くブログの更新もままならず。シャッポの捜索もお休み中。でも諦めない!)


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頑張れ! ノラたちを守る法律

2017年02月07日 | ノラたちの幸せを願って
2週間ほど前に書いた「ノラたちを守る道づくり」の中でノラの連れ去りについて、(虐待目的の)変質者を許さない衆目監視の強化を呼びかける一方、(保護目的の)ボラさんには今のまま頑張って頂くよう進言しました。

今回は補足としてその理由を書こうと思ったのですが、悪用される恐れを考えて一般論的な表現に留めています。内容は法律の話です。膨大な量のネット議論の調査と、店がお世話になっている知り合いの弁護士さんの見解を踏まえています。もちろん異論反論大歓迎。

ノラたちに深く関わる法律は遺失物法と動物愛護法です。遺失物法は遺失物とその対処の方法を規定する法律で、遺失物の届出をしなかったという理由で罰せられることはありませんが、関連する条項が刑法や民法にあるので無視していいことにはなりません。動物愛護法には前回述べた通り罰則規定があります。

遺失物法は平成19年、動物愛護法は平成24年に改正されました。この改正がノラたちにどう関わったのか、が今回のポイントです。

      
      他人事じゃないよ、この問題(ニャー)

ノラにむごくなった遺失物法;
同じノラでも、身元のわかるニャンコは遺失物になります。保護した者(拾得者)は警察に届ける義務があり、警察は2週間ほど保管して本来の保護者に連絡するが、本来の保護者が現れなかった場合は動物保護センター(保健所)に回します。そこでも引き取り手がなかった場合は数日で殺処分になる。

飼われていた形跡があっても身元がわからない場合、遺失物ではないので自分で保護管理することができ、警察が所有者探しの情報管理をしてくれます。その期間は3ヶ月で、期間を過ぎると拾得者が望めば保護者になれます。拾得者が保護を断れば動物保護センターに回され(動物愛護法35条)、そこで引き取り手がなかった場合はやはり数日で殺処分になる。

飼われた形跡のないノラには動物愛護法が適用され、届出先が動物保護センターになります。引き取り手がなかった場合は数日で殺処分です。

~なんか不快になっちゃった方、すみません。自分もまったくそうでした。~

動物愛護法の本質;
そもそも動物愛護法は動物の殺傷を禁止した法律で、その対象にはニャンコもワンコも、多くの家畜たちも含まれています。では、や殺処分は動物愛護法違反ではないのか。
弁護士先生曰く、「やったな、日本役人の常套手段」

前回添付したこの法律の文言をもう一度見てみて下さい。よく読むと「みだりに動物を殺したり傷つけたりした者は・・・」と、「みだりに」という一言がついているのです。先生続けて曰く、「この一言でどんな解釈もできる。つまり役人の運用次第ってことですね」 そう、や(保健所が行う)殺処分は、「みだりに」には該当しないという解釈なのです。

いやはや、こんな法律で本当にノラたちを守れるのか;
虐待目的の変質者から守ることはできます。遺失物法にはなくても、刑法254条「占有離脱物横領罪」、235条「窃盗罪」、261条「器物損壊罪」、また民法193条により返還を求めることもできます。 いずれも相応の罰則規定があるので、怪しい連れ去りを見たら必ず警察に通報して下さい。

現在の動物保護センターは殺処分を減らす努力をしています。ただ、それが収容数を減らすことでは意味がない。ではどうやって減らすのかというと、民間に丸投げするだけです。そこで活躍しているのがNPOやボランティアの方々なのです。でも、丸投げするボラさんたちがいない地域では、残念ながら本当に殺処分されています。

残る曖昧さ;
役所だけは何でもできる、としたいがために残した曖昧さ。それが被疑者に弁解の余地を与えてしまう可能性がある。虐待目的は言語道断ですが、(この部分以下割愛)。

そもそもの問題点を挙げればニャンコを器物として扱う法律に無理があるし、ニャンコへの愛情とは無縁の人たちが作った愛護法ということになるのだろう。でも、そんな批判をしても意味がない。運用の仕方では立派に役立つのだから、あとは我々社会人の心掛け次第ということなのだと思います。

      
      よーし、おれも頑張るぞー(テンちゃん)

<追伸>
2週間ほど前に「ニュース23」で、「殺処分ゼロの実態」という特集をやってました。殺処分ゼロの裏ではボラさんたちがパンク状態になっていると。ノラの幸せには頼みの綱のボラさんたちです。この問題は見過ごせません。


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夜の訪問者

2017年02月05日 | ソトチビ
ソトチビのことです。
前回おかあさんカテゴリの「二匹の関係」という記事の中で紹介しましたが、ソトチビは年末頃から再び顔を出すようになりました。今でも週に1回か2回、10日くらい空けるときもあれば3日連続でやって来るときもあって、かなり気まぐれです。

       強面のようでやさしげな表情?

ただ、今年になってからは、昼間に見たのはニャーと散歩中にチラ見した1度だけ。あとはいつも夜で、明け方までには消えるようだ。おそらく1回の滞在時間は30分~3時間くらいか。おかあさんの寝床に入っています。ご飯をあげても付き合いで舐める程度なので、空腹でもないらしい。

家事の都合で家裏によく出るので、おかあさんの寝床はちょくちょく覗いていますが、ある時はソトチビが顔を出し(おかあさんは奥?)、ある時は二匹揃って顔を出し、またある時は寝床を取られたおかあさんが横で寒そうに待機してたり、ベタベタでもなさそうだし喧嘩もしないし。

       二匹で仲良く食事中

この二匹、本当にどういう関係なんだろう?
それにソトチビの行動は一体何?
考えてみたら、ソトチビが♂だか♀だかもまだ知らない。

本やネットで調べても何ともわからない。でも一般的には、親子や兄弟という理由で成猫同士が仲が良いということはないようだ。むしろ近親交配を避けるために遠ざけるのが普通らしい。結局、相性がよければどんなニャンコでも仲良くなれる? 仲良しノラの写真はネット上にも溢れているし。

ただ、二匹とも未手術と思われるので、ソトチビが♂であればやっかいなことになりかねない。とすれば♀ということになるけど、そう言えば最近柔和な顔つきになったような・・。

       昨秋、和室の前で

おかあさんをわが家の裏に連れて来たソトチビ。本人(猫)は昨年の春に新しい場所を求めて出て行った。推測だが、ソトチビが見つけた新しい場所はそう離れてないのではないか。テリトリーの範囲内程度の距離なので、ちょくちょく遊びにくるのかもしれない。

今のソトチビが飼われているのか(外飼い)、エサやりさんのお世話になっているのかはわからない。いずれにしても自由度はかなり高いらしい。最近はソトチビのせいか、おかあさんが夜に寝床を空けることが多くなった。

ふと考えるのは、自分がこのまま世話するだけだったらこの二匹はどうなるのだろう。おかあさんをわが家に迎えたら、ソトチビはどうなるのだろう。 二匹は、こんなこと考えている人間がいることすら知らない。運を天に任せて、今を一生懸命生きているだけだ。

いつも思うのです。
ノラたちの一生は短い。でもその一生は波乱万丈、人間の一生と同じくらいいろいろなことが濃縮されているんだな、と。

       とにかく仲の良い二匹(再掲)


注)残念ながらソトチビの近況写真はありません。何しろ会うのがいつも夜なので、まさかライトを当てるわけにもいかず、ただただ機会を待っている状況です。


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