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流れ流れてきた此処は、終の棲家にふさわしいのか?入ってみなきゃ分からない、それがリスク。

眼球堂の殺人 The Book

2013年05月24日 11時50分21秒 | 読書事
周木律さんです。

メフィスト賞受賞のデビュー作です。

すると当然「森博嗣」さんの名前が出てくるわけです。

実際、新書の帯にもゆるい感じで森さんの推薦文?が書かれています。



前半~中盤の展開がかったるい。
語り口が硬い。
トリックに瑕疵がある。
動機不十分。

などなど不満点を述べるときりがない。

が、

すべての眼鏡技術者は読んでみてもよいのでは?






浜村渚の計算ノート

2013年05月24日 11時29分33秒 | 読書事
青柳碧人さんです。

初めて読む著者です。

短編連作です。

書泉に行ったら、最新刊の5冊目が出ていて…。

昔、ブックオフでお勧め本としてこの本がピックアップされていたのを思い出して買いました。

ブックオフの時は、カバーの画がおぢさんが買うには抵抗があったのですが、読む本も尽き、新刊の文庫はアニメ・漫画系なライトな表紙ばかり。



この連作の基幹にあるのが

「少年犯罪の増加に対して、他人を尊重し弱者を慈しむ心の育成」

としての、

芸術科目の尊重・増大、理数系の削減が実行された日本。

それに対して偉大な数学者が「楽しい数学を広めたい」と「黒い三角定規」を組織してテロ活動を起した。

対テロ対策に借り出されたのが、千葉県の中学2年生の浜村渚。



この枠組みに対して、私は「黒い三角定規」のほうを支持します。

内容と文章が読みやすいので「2さつめ」も買っちゃいましたが、この本はミステリではなく「パズル・クイズ本」です。