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流れ流れてきた此処は、終の棲家にふさわしいのか?入ってみなきゃ分からない、それがリスク。

飯所署清掃係 宇宙人探偵トーマス

2015年06月04日 13時18分34秒 | 読書事
『このミステリーがすごい! 』大賞出身作家が描く、ユーモア・ミステリーです。オカルト研究の権威・武長が、自室のイスに座った状態で、上半身だけ焼失して発見された。飯所署の刑事課強行犯係巡査・榎木は先輩の土井から、火種もないことから、オカルト現象である人体自然発火現象ではないかといわれる……。時を同じくして、公園のホームレスが忽然と姿を消したり、氷フェスティバルの作品が何者かに奪われたり、資産家老人が行方不明になるなど事件が多発する。飯所署の用務員で自称「宇宙人」のトーマスはなぜか、榎木にそれぞれの事件に注目するように諭す――。 by Amazon

初読みとなる中村啓さんです。

「このミス 」出身作家は癖があるって言うか、B級感が強い。

七尾与史さんと深町秋生さん喜多喜久さんなんかは好きな方だけど胸を打つものや傑作とはであえて出会えていない。

会社の規模も全然違うけど、講談社のメフィスト賞は、結構読み漁った作家が名を連ねている。



本作は、最初に提示されたいろいろな事件が最後には収束していくんですが、カタルシスも捻りもあまり感じられなかった。

主人公も只只、シナリオ通りに動かされ、作者によって謎解きをさせられているようだ。

宇宙人トーマスも歯切れは悪いは探偵なのかピエロなのかもわからない立ち位置だし。

次作は無いでしょう。

予告になったのか、預言なのか、普通のことなのか?

2015年06月04日 13時13分11秒 | 会社事
5月3日に「相性とは?」と、記した。

昨日。

出社すると、某T社よりFAXが。

またしても、製品不良が出た。

素晴らしい精度。

素晴らしい確率。

おそらく私の所属する部署は、T社における不良率No.1に違いない。

ここまで来ると「不良やミスはあって当たり前」

邪馬台国殺人紀行

2015年06月04日 12時51分34秒 | 読書事
鯨統一郎さんです。

美人歴史学者の静香、ひとみ、東子(はるこ)の女子三人は、吉野ヶ里遺跡の古代墓で、知人の考古学者の死体を発見。しかも死体近くには邪馬台国の所在を示す金印もあった。未知の殺人犯と、日本史上の一大論争の二つの謎に遭遇した三人は、安楽椅子探偵の手法をもって犯人を推理する。事件終盤、露天風呂でひらめいた真相とは――。トラベル歴史ミステリー三編を収録。  by Amazon

3篇収録の連作短編集です。

鯨さんはこういうので良いんです。

緻密なロジックよりも奇想をこねくり回せばいいんです。

3人のキャラクタの中では東川さんのシリーズが一番好きなんですが、今作では完全なサポート役だしキャラも立っていません。

また、今後もいろいろと書いてくれると思うので期待しましょう。

パティシエの秘密推理 お召し上がりは容疑者から

2015年06月04日 12時36分49秒 | 読書事
似鳥鶏さんです。

警察を突然辞めた惣司智は兄の季が継いだ喫茶店でパティシエとして働き始めた。鋭敏な推理力をもつ智の知恵を借りたい県警本部は秘書室の直ちゃんを送り込み、難解な殺人事件ばかり相談させている。弟をお菓子作りに専念させたい兄は、なくなく捜査の手伝いを。人が好い兄の困った事態を見かねた弟は、しぶしぶ事件解決に乗り出す羽目に……。  by Amazon

4話の連作短編集です。

途中までは、ほのぼのしたユーモアミステリだったのに…。

今は少し沈静したが、珈琲屋や古本屋や修理屋やそんな素人が「話をちょっと聞いただけ」で事件を解決し続けているシチュエーションに楔を打ったのか?

って言うほどのもんじゃないし。

伏線を張っているのかもしれないが、それまでに関わっていた事案を考えると最後の犯人はいただけません。

人殺しは日常社会生活を営んじゃいけませんとは言わないが、それまで逃げていたのにいきなりのあの展開で逃げないっておかしいと思う。

幾らでも逃げられたのに。

ちょっと残念な感想でした。

仮面病棟

2015年06月04日 12時24分23秒 | 読書事
知念 実希人さんです。

天久鷹央の推理カルテが面白かったので、過去作品を読んでみました。

強盗犯により密室と化す病院。息詰まる心理戦の幕が開く! 療養型病院にピエロの仮面をかぶった強盗犯が籠城し、自らが撃った女の治療を要求した。先輩医師の代わりに当直バイトを務める外科医・速水秀悟は、事件に巻き込まれる。秀悟は女を治療し、脱出を試みるうち、病院に隠された秘密を知る――。そして「彼女だけは救いたい……」と心に誓う。閉ざされた病院でくり広げられる究極の心理戦。迎える衝撃の結末とは。人気急上昇の新鋭ミステリー作家で現役医師が描く<本格ミステリー×医療サスペンス>。 by Amazon

文章も読みやすく、舞台設定も「孤島もの」を踏襲している本格ミステリです。

途中ご都合主義かなって気になる項目があったが「しようがない」のかもしれない。

ここ最近のヒーロー・ヒロインは総じて何か弱点を持つように設定されているのに、今作の主人公がまるで昭和のヒーローの様に「完全に良い人」っていう位置づけなのは珍しい。

期待を裏切らない作家に出会えて暫くは安泰です。

残留思念捜査(サイコメトリー) 消えた名門女子高生

2015年06月04日 11時52分41秒 | 読書事
あいま祐樹さんです。

『このミステリーがすごい!』大賞隠し玉作品、『残留思念捜査』シリーズ、待望の第二弾!
現場に残された“声"を聞くことができる女子高生と、教師のツンデレ・コンビが再び事件に挑む。
茗桜義塾大学で講師をしている渋谷一樹は、昨秋から付属の女子高でも教鞭を執っている。
その生徒、二ノ宮莉音が正体不明の人物から嫌がらせを受けていた。
莉音の部屋に猫の頭部が置かれ、謎の手紙が届けられたのだ。
莉音の特殊能力「リーディング」を狙って誰かが嫌がらせをしているのではないかと推測する渋谷は、莉音の安全のために奔走する。
しかし、騒動はやがて大親友・葉月の失踪という最悪の形で事件化してしまう。犯人の狙いとは――。 by amazon

いろいろと、事件が起きるが、今作の内容は「渋谷が二ノ宮に恋する恋愛小説」になっている。

地上げや新興宗教党も絡んでくるが失踪の内容がアレだったら、普通は無事ではいられない筈。

普通の高校生と先生はやはり捜査など出来ないのです。

まぁ、恋愛小説としては良かったからいいけど。