ここ笠堀ダムは相次いだ五十嵐川の氾濫対策として、 4m 嵩上げし、洪水調節容量を約 2 割、180 万㎥増加させる工事を進めていたが、つい先日、ネットで堤頂を歩いている写真を見つけた。完成していたんだ、不覚!行かなきゃ!というわけで出発。
ダムに近づくと梢の間から笠堀ダムが見えた。打たれたばかりのコンクリートが白い、白い。
綺麗なトイレも
既存の、濃いグレーの洪水吐の上に、白亜のビルのように立ち上がる嵩上部分。2014年当時の計算で4m嵩上されたが、近年の豪雨は想定外だろう。大丈夫なんだろか?
カモシカは里山でも結構出逢うことがあるし、糸魚川では海岸近くで出逢ったことがあるから、まぼろしは大袈裟だよ。
奥に聳える烏帽子岳
笠堀湖 湖の奥にどっしりと蟠るは
秘境 矢筈岳(1257.5m)
新潟100名山、越後百山なれど、未だ登山道がなく登山適期は残雪期の数週間くらいという、エキスパートにのみ許された山。クマ・メジロアブ・ヒル・ダニ・ブヨに守られた魔境。こんなに近くに見えるのに。ここに行かなきゃ新潟100名山踏破にならない、ということは普通の登山者には、はなから達成は不可能。
昔は笠堀湖に遊覧船も走っていて、子供を連れてカモシカに逢えるかもって期待しながら乗船したものだが、今後どうなるんだろう?復活するのかな?
さて、下田まで来たらもう一か所行きたいところがある。そろそろ落石注意の看板にも慣れて来ただろうと、あの場所へ。
途中、八木ヶ鼻と袴腰山を眺めながら。
越後長野温泉嵐渓荘を右手に見ながら進めば、やがて細い細い山道になって。
吉ヶ平 着
守門川のほとり
2015年に新築された吉ヶ平山荘
父は深山幽谷だと思っていた林道の奥に突然現れた賑わいに、またもしきりに感心していた。
ここには2014年まで早水小学校・吉ヶ平分校があった。
校門は当時のまま
2014年吉ヶ平分校さよなら会 番屋山登山の折、さよなら会を見物
昭和45年集団離村に伴い休校。48年閉校。その後は山荘代わりに使われてきた。
旧吉ヶ平村は製炭や、八十里越を使った運輸の拠点として賑わった、らしい。
ここは守門岳への登山口でもある。ここから守門岳に登る人は他の登山口に比べて圧倒的に少ない、はず。
1号堰堤を橋の上から
これもダムと言えばダム。砂防ダム。6本の鉄柱が異様。これで大きな流木を捉えるって作戦か。
こんな場所でフライフィッシング、ちょっとカッコイイかも。
守門川は流れ下って五十嵐川に合流するが、守門川には大きなダムはないようだ。豪雨が増えていく現在、大丈夫なんだろか?
吉が平山荘もきれいになり今ではキャンプ場になっているのですね。今年はキャンプ場がにぎわっているようなので、利用されるグループも増えそうですね。番屋山、八十里越登山の時に通った場所です。
あ~~梅雨明けしたら暑くて山に行けないわ~~
嵩上した堤頂と同じ高さなので、今回新調されたのかもしれません。
きょうは1年ぶりに75座目目指して糸魚川に行きました。tomoさんが脅かすから、登れなかったじゃありませんか!ヽ(`Д´)ノプンプン
ウソウソ。登りに行く時期を間違えてます。自業自得です。これから写真整理です。いつもながら事前調査不足の山旅。反省です。