新聞には、世の中を動かす力もありますが、読む側の自覚も大事です。明治時代の日本人は、もっと必死に新聞を読んでいました。「時事新報」を創刊した福沢諭吉は、新聞を通じ、国を豊かにするにはどうすればいいかと発信を続け、新聞文化を根付かせました。
新聞は世の中を良くする種です。今の若者や学生さんにも、もっと新聞を読んで新しい仕事のやり方や世の中のことを知り、自分たちの手で日本の経済や社会を良くするんだという気概を持ってほしいですね。
磯田道史(国際日本文化研究センター准教授)
読売新聞 2016年10月14日付(朝刊)
新聞は世の中を良くする種です。今の若者や学生さんにも、もっと新聞を読んで新しい仕事のやり方や世の中のことを知り、自分たちの手で日本の経済や社会を良くするんだという気概を持ってほしいですね。
磯田道史(国際日本文化研究センター准教授)
読売新聞 2016年10月14日付(朝刊)