フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

北壁の死闘 ボブ・ラングレー

2012年01月07日 19時55分52秒 | 読書・書籍

 個人的に、気分は今日からが正月という感じである。だから、今日は体を休める意味で、家でゆっくり本を読んでいた。
 山岳小説でも、評価の高い「北壁の死闘」を読んだ。うーん、確かに面白かった。

 舞台は、スイスを代表とする山、アイガーである。標高3975m。富士山よりちょっと高い。その北壁は困難な三大ルートのひとつと言われている。
 ときは、第2次世界大戦末期。ある任務を託されたナチス・ドイツの先鋭クライマーたちが、その北壁を登攀する話である。
 多分、実際にクライミングする人たちにとっては、すごくリアルな描写なのだろう。しかし、私はクライミングのことはよく分からないから、特にどうも思わなかった。ただ、緊迫感はよく伝わってきた。
 
 話の構成(プロット)は、主人公の過去のトラウマの乗り越えである。また、恋愛や友情が絡む。古典的といえば古典的なものといえる。ただ、そのような構成がしっかりしているもののほうが、面白い。
 専門家をうならせる描写の素晴らしさも、もちろん、大事かもしれないが、それだけでは話はもたない。やはり、骨太な構成が必要である。それがどんなに古典的なものであっても。
 というか、プロット自体は古典的であればあるほどいいのかもしれない。
 山登りやクライミングをしない人にもお薦めする。

 アイガー北壁がどんなところか示すわかりやすい動画があったのでアップする。
 映画「アイガー北壁」の予告だけど。

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奥秩父縦走 2011 12月31日

2012年01月07日 02時25分00秒 | 登山

出発     8:10
将監峠    8:20
山の神土  8:50 
唐松尾山  10:10
笠取山    12:30
雁峠小屋  13:20




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 将監峠。

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 山の神土。


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 唐松尾山。ここまで二時間。
 多分、ペースは遅い。



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 雲取山から飛龍山に向かう尾根。右側に見えるのが雲取山。そこからガクンと下って、凹んでいるところが三条ダルミ。

 

 

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 唐松尾山からなかなか険しい道が続く。



 

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 笠取山手前にテントが張れそうないい場所がある。力尽きてビバークしなければならない時、テントが張れそうな場所を知っておくことが重要である。将監峠から笠取山までの間なら、この辺が一番いいと思う。

 

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 およそ12:00頃。笠取山山頂へ向かう道と笠取小屋に向かう道の分岐点。
 この辺でゲロを吐く。しかし、アメしか舐めていないので、胃液しか出ない。
 うーん、調子が悪いから、笠取小屋でテントを張って休もうか、それとも、頑張って前に進もうか、迷う。
 とりあえず、三十分くらい休んで決める。
 前に進むことに決定。山頂に向かう。

 

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 頑張って、山頂に到着。狭い。ただ、山頂はどうやら東側と西側の2つあるらしい。西側に向かう。

 

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 西側の山頂に到着。こっちのほうが断然いい。東側の山頂で帰ってしまうのではなく、こっちの方まで足を運ぶべきである。景観が全く違う。

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 山頂からの景観。

 

 

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 笠取山から西に下る。笠取山西。

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 笠取山西から、笠取山を見上げる。あの禿げた道を下ってきた。

 


画像 1651  画像 1652

 分水嶺。多摩川と荒川とどこか忘れた川の水の分かれるところらしい。
 正直言ってあまり興味がないが、重要な場所なのだろう。

 

 

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 13:20 雁峠小屋に到着。調子が悪いから、ここでテント泊。
 雁峠小屋はほとんど廃墟で、気持ちが悪い。中で休むのは無理である。
 こんな気持ちの悪いところで、新年を迎えるのかと思うと少し憂鬱になるが、体調が悪いので仕方がない。
 
 31日なので、ラジオで紅白を聴く。早く寝なければならないので、全部は聴けないが、聴いていたらなんとなく元気が出たきた。紅白なんて聴くのは何年ぶりだろう。紅白もいいものだ。
 正直言って、ダウンタウンの笑ってはいけないを見たかったのだけど。

 奥秩父縦走 2012 1月1日 へ続く
 

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