出発 7:00
熊倉山 7:10
前飛龍 9:35
飛龍権現神社 10:40
ハゲ岩 10:45
将監小屋 13:20
熊倉山山頂。
ミサカ尾根の急坂。この辺からかなりきつくなる。体力のない人は要注意。私は体力はあると思うが、荷物が重すぎてかなりバテた。
前飛龍を下ったところに、笹の平場がある。この辺ならテントが張れる。幾つかテントを張ったと思われる跡もある。
飛龍権現神社手前にテントを張る場所がある。ちょうど一人分くらい。
飛龍権現神社から将監峠方面へ5分くらい進むとハゲ岩がある。地図には詳しく書かれていないが、東京一の景観だということだ。飛龍は東京ではないかもしれないけれど。
ハゲ岩の景観。確かに素晴らしい。飛龍山山頂は時間をかけてまで行く必要はないが、ハゲ岩は行くべきである。
将監小屋に着く。まだ一時回ったところだが、先に行く気力がない。今日は将監小屋にテント泊することに決めた。
中に管理人のおじいさんがいた。受付をする。テン泊500円。
将監小屋の水場はジャブジャブ出ていた。頼もしい。結局、今回の縦走で出ていた水場はここだけであった。
ここの水場は、小川の流れを利用しているのでなかなか枯れないのだろう。
今夜の我が家。水も組み放題だし、快適。
しかし、この日、餅を食べ過ぎて(とはいっても5個だけど)凄まじい吐き気に襲われる。ただ、餅は1つの原因に過ぎないと思う。
気持ちが悪くなった理由は幾つか考えられる。まず、荷物が重かったことと飛龍山付近の坂が急で、体力的に相当バテてしまったことが挙げられる。それが、軽い高山病を誘発したと思われる。
荷物が重く、坂がきつい状態で、無酸素運動を繰り返した結果、体に疲労物質である乳酸が溜まってしまった。
乳酸を分解するには、酸素が必要である。しかし、2000m位の高度だとけっこう酸素が少ない。だから、体がその高度に慣れていないと、乳酸を分解する速度が遅くなる。
そのような状態で、沢山食べるのはよくない。なぜなら、それを消化するために血液が内蔵に集まるからである。乳酸を分解するために必要とされる血液(酸素)が、消化に使われるからである。
こんな感じで、軽い高山病を誘発したのだと思う。
それから、いつもは吐き気がするとすぐに吐くのだけど、今回はテント場ということもあり、汚してしまうので吐かずに我慢してしまった。それがよくなかったと思う。ちょっと離れたところまで行って吐けばかなり良くなったと思う。
まぁ、良い教訓である。
疲れたときは、たくさん食べないこと。深呼吸して酸素を多く取り、乳酸を早く分解すること。
奥秩父縦走 2011 12月31日 へ続く