雁峠小屋~雁坂峠~破風山~破風山避難小屋小屋
雁峠小屋出発 6:30
古礼山分岐 8:25
水晶山 9:15
雁坂峠 9:45
雁坂嶺 10:35
東破風山 11:40
西破風山 12:25
破風山非難小屋 13:20
朝起きると、ずいぶん体調が良くなっている。テントをたたみ、荷物のパッキングを終え、荷物を担ぐとかなり軽くなっている。食べ物が減り始めているのだ。それから、水を持つのをやめて雪を溶かして飲むことにした。そのほうが荷物が軽くていい。そう決めてしまえば、水の心配をしなくてもよくなるから精神的にも楽になる。
今日からは快調に進みそうな予感がする。
雁峠小屋前の広場。テントをいくつも張れそうだが、風が吹いたら寒そうだ。
燕山付近からの景色。どれも素晴らしい。写真では(私の技術では)その半分も表現できない。
雁坂峠。
そこで瑞牆山、金峰山からやってきた登山者と情報のやり取りをする。向こう側は雪が少なく、アイゼンは使わなかったとのことだ。私もここまでアイゼンは使っていないことを告げる。
雁坂峠から雁坂嶺までの道は、倒木が多い。気をつけて歩く。転んだら串刺しになる。
これから向かう道。下の方の平場に、避難小屋がある。
破風山避難小屋。甲武信小屋まで行こうかここで泊まろうか迷ったが、たまにはテントじゃなくて広いところで寝たかったので、避難小屋に泊まることにする。
ストーブと薪が準備してあるきれいで快適な避難小屋。早速、薪を燃やして温まる。
一時間くらいすると、おじさんがやってくる。練馬からとのことだ。ここのストーブで火遊びをするのが楽しみで毎年やってくると言っていた。だから、薪をくべる役は、おじさんに任せる。
うずらの卵の燻製、乾燥トマト、サラミ一本をもらう。タンパク質に飢えていたので、うれしい。
避難小屋でどんな人と一緒になるかは重要なことである。ちゃんとコニュニケーションがとれて、うまくやっていれば、少しくらい物音をたてられても腹が立たない。しかし、話しかけても返事すらしなかったり(たまにいる)、自慢話しかしなかったり、少しむかつく野郎だとちょっとの音でも腹がたって寝れなくなる。
この辺は、日常の生活と同じ事なのかもしれない。まぁ、山に登る人は、私を含めて偏屈な人が多いから、そういういやなことに遭遇する率は高いかもしれない。
今回一緒になった人は、フレンドリーですごくいい人だった。彼はかなり酒好きらしく遅くまで酒を飲んでいてガチャガチャ物音を立てていたけれど、全く気にならず、ぐっすり寝れた。薪をくべてもらって暖かかったのも、よく寝れた理由の一つだと思う。おかげで快適な夜を過ごせた。すごく感謝している。
奥秩父縦走 2012 1月2日 へ続く