アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

5月のグリーンママンの朝市に出ます!

2012-05-14 17:53:32 | イベント出店情報とそのほかのお知らせ
  今月もグリーンママンの朝市に出ます。要項は以下のとおりです。

  *とき 5月22日午前10時から12時
  *場所 豊田市寺部町2丁目 守綱寺広間
  *10時30~11時・本堂にて守綱寺主催の読み聞かせ会があります。
  *問い合わせ先:koma5nin@docomo.ne.jp(小松さん)
 
  昨日の「アンティマキの、易しく優しいパンとスコーンの講習会」に来てくださった方の中にも、このグリーンママンの市で、私の焼き菓子やパンを買った方が何人かいらっしゃいました。いつも、楽しい出会いのあるイベントです。他の出店者の品を見るのも楽しみ。今度は、穀物クッキー、ちょっとこねるパン、スコーン、おからのガトーショコラのほか、先月持っていけなかったオートミールと玄米粉のクッキーも出品する予定です。

 
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ユーハイムのバウムクーヘン

2012-05-14 17:42:01 | たべもの
   何十年ぶりかで、ユーハイムのバームクーヘンを食べました。たまたまもらったもので、最近はこういう大手メーカーのお菓子は人にあげてしまうのですが、なんとなく甘いものが食べたくてあけました。

   おいしい。甘過ぎない。後を引くほどのうまさを感じはしませんでしたが、やっぱり立派なお菓子です。

   昔京都にいたころ、四条河原町の角にあるビルの2階にユーハイムのカフェがあって、何度か大ぶりのドイツケーキを味わったことはあるのですが、今回、箱に入っていたしおりを見て、はじめてユーハイムの歴史を知りました。

   創業者のカール・ユーハイムさんは、第一次大戦の日本軍の捕虜だった人で、1919年に広島で開かれた「ドイツ人俘虜製作作品展覧会」(コチラ→)で、日本ではじめてバウムクーヘンを焼いたのだそうです。その後彼は妻と一緒に日本で焼き菓子の店を開くことを決意したのだそうです。

  さて、ドイツでは基準を満たさないとバウムクーヘンと名乗ることができないのだそう。その基準とは、
   *バターを使うこと。
   *膨張材などの食品添加物を使わないこと。
   *(ドイツの食品局かどこかが決めている)材料の配合や割合を満たしていること。
  ユーハイムは、創業以来、このドイツの品質基準をずっと守ってきたのだそうです。

  ドイツにはビールと名乗るための厳しい基準があるそうですが、バウムクーヘンにもあるのだとはじめて知りました。こういう厳しさは、消費者にはうれしいことです。
  
  翌日、しおりに書いてある通りに、電子レンジで数秒温めて食べてみました。少し柔らかくなったバウムクーヘンもなかなかおいしいものでした。

  バウムクーヘンのそもそもの起源は、細く伸ばしたパン生地を木に巻きつけて焼いたものだそうです。この巻きパンなら、以前、どんぐり工房のこども向けの講習会で作ったことがあります。焚き火に、パン生地を巻いた枝をかざして焼いたのですが、焦げたり生だったりでけっこう時間がかかりました。でも、焼きたてはおいしくて、こどもには好評でした。あの素朴な巻きパンからバウムクーヘンが生まれるまでには、さぞ、たいへんな苦労と、数々の工夫の積み重ねがあったのでしょうね。
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