アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

生き返った月桂樹

2012-06-06 14:57:39 | アンティマキの場所に生きる動植物
昨年暮れ、元気のなかった月桂樹の幹を思いきり切りました(コチラ→)。脇にたくさんの若木が成長しているので、大丈夫だろうと踏んだからです。

  ところが、春まだ浅いころ、ふとこの木を見ると、葉っぱがかなり枯れているではありませんか。常緑樹のはずなのにおかしい。そこで、たしか3月の初旬ころ、樹木医の資格を持つ友人に見てもらいました。

   彼女の見立てでは、太い木の幹が切られて、いままで日が当たらなかった枝葉に急に日が当たり、そのことで病気が発生したのではなかろうか、ということでした。月桂樹はどちらかというと日陰を好む植物なのだそうです。処方は、とにかく病気になった枯葉を落とすこと。

   そうはいわれても、高いところの葉は落とすに落とせず、かといって枝をこれ以上切るにしのびず、気にしながらそのまま放置。初夏を迎えました。

   周囲の植物が生き生きしてくる季節になっても、この木だけはあいかわらず茶色の葉が多く、80年近くまで生きてきた木もそろそろ最後を迎えることになりそうだ、と悲しく思っていました。

   ところが、生きていました! きょう、発見しました!

   新しい若葉が次々に芽吹いています。その柔らかい黄緑色の美しい葉が、光を受けてきらきら光っています。鼻を近づけると、わずかながらちゃんとローリエの香りがします。たぶん、もう大丈夫なのでしょう。よかったあ。さっそく見てくれた樹木医の友人に報告します。
コメント
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