アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

チエ流マクロビオティック料理教室・春の部終わりました。

2012-06-19 21:01:41 | マクロビオティック
   報告が遅くなりましたが、先月の28日(月)と30日(水)に、第15回目のチエ流マクロビオティック料理教室を開きました。毎年ほぼ3回開いているこの教室は、今年で6年目を迎えました。講師は大阪から来て下さっている友人で野菜料理家の初田智恵子さんです。

   
   今回は、野菜餡と小豆餡、玄米ご飯餡の包子、甘い野菜のスープ、それに彩が美しい新タマネギとニンジンを使ったドレッシングを教えていただきました。上の写真は野菜餡にするために野菜をいためているところ。下の写真は包子の皮作りをはじめるところです。

    サラダには、サニーレタス、カラシ菜、スナックエンドウなど、今一番新鮮な野菜を使いました。残念ながら稲武で調達できたのは、サニーレタスだけ。稲武の春の野菜の旬は、もう少しあとなのです。他の野菜はちえさんが大阪から持ってきてくれました。

    真ん中のオレンジ色の割烹着をつけているのが、ちえさん。

    右は、常連の参加者・Tさん。料理上手で手馴れています。この日も、甘い野菜のスープに使う材料をとても細かく刻んでおられました。

    包子に小豆餡を包んでいる途中。小豆はゆでてデーツの微塵切りを混ぜて甘みを出しています。

    玄米ご飯餡には梅干を混ぜています。甘い野菜スープの色が美しい。たっぷりの野菜にスープ、包子3個。足らないかしらとおもいましたが、十分の量でした。

   昨年11月から半年振りのこの教室、今回ははじめて来てくださる方が半分以上いらっしゃって、28日は16名、30日は14名の方が、地元稲武のほか、名古屋、岡崎、豊田市街地、安城、西尾、岐阜県の恵那などから参加しました。

    二日めにはもうじき臨月の妊婦さんも。スープのための野菜を刻んでいるところです。

    このスープは、細かく刻んだほうが、よりおいしくなるようです。それと漉し方、煮方もかなりの違いをもたらします。教室では班分けして調理を進めているのですが、班によって、できあがりの色も味も違うのがおもしろい。お互い、飲み比べてみました。

    スープは、マクロビオティック独特の調理法・重ね煮にします。一番下から、タマネギ、キャベツ、カボチャ、ニンジンの順に重ね、鍋肌から静かに水を注いで、火にかけます。

    沸騰したら弱火で40分。ゆっくり煮て漉します。調味料はまったく入れません。一口目はなんとなく物足りないのですが、すぐに、スープの柔らかい味になれ、とてもおいしく感じます。治療食として勧めているお医者さんもいるようです。

    初対面の人同士でもすぐにうちとけて仕事がてきぱきと進んでいきます。15回目の教室も、なごやかなうちに終わりました。

     次回は、夏の教室。ちえさんはここ数年、夏にはイタリアに滞在し、イタリアの野菜料理と文化を学んでいます。帰国は8月中旬になるそうなので、教室は8月の終わりころの予定です。きっと今年も、イタリア風マクロビオティック料理を披露してもらえることでしょう。日程が決まり次第、告知をします。


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藍染め工房のワークショップに参加しました。

2012-06-19 17:39:11 | 草木染め
   先月末、松本クラフトフェアに行ったときに、岐阜県中津川市に藍の工房があると知りました。中津川といっても稲武の隣町、岐阜県恵那市旧岩村地区のすぐ近くの阿木。稲武からだと1時間もかけないでいけそうな場所です。

   それで、久しぶりに藍の種を蒔きたくなっていたこともあって、この、しずく地藍工房に問い合わせてみました。そのおり、月1回開いているワークショップへの参加を勧められたので、先日17日(日)に訪ねました。

   この日の仕事は、4月に蒔いた藍の苗の移植。私を含めた5人の参加者が、工房主の戸塚みきさんの指導で畑に移植します。藍は移植したほうが強く育つ植物なのだそうで、この作業は欠かせないとのこと。今年のワークショップでは、自然農による栽培法を教えてもらえることになっていて、聞きかじりでしか知らない私には願ってもないチャンスでした。

   まず、円形に草を根元から切り取ります。抜くのではなく切る。不耕起栽培では、植物の根っこを土中に残すことが大事なので、できるだけ抜かないようにするのがポイントなのです。そして、穴を掘ります。藍は、横に増える性質があるので、なるべく上に伸びるようにするために、ある程度成長してから周りに土をかけてやる必要があるのだそう。それで、そのときのために、穴の周りに土手を作っておきます。

  3本ほどの苗を穴の中におきます。土を少しかけてから足で踏んで固めます。そしてその上に米ぬかと油粕を混ぜたものをかけます。苗の上、穴の周辺に切り取った草を置いて完了です。草があると、湿り気があるので乾きにくく、日よけにもなるし肥料にもなります。

   戸塚さんは、工房のすぐ近くに1反ほどの田地を借り、藍を育てています。

   日本にはいま、20種類ほどの藍が各地に残っているそうですが、戸塚さんはそのうち6種類の藍を見本として育てています。藍はタデ科なので、イヌタデのような葉を持つ種類もあるけれど、まん丸に近い葉を持つ藍もあります。どれも緑色が深くて、うつくしい葉です。

   午後は、先月精錬した布に模様を施す仕事をしました。でも、みんなどんな模様にするか決めかねて、図案の考案だけで終わりました。各自自宅で絞りや板締めの加工をして、11月のワークショップで染めることになっています。針を持っているのが戸塚さん。新築の、たぶん国産材をふんだんに使った気持ちのいい家で、遠くの山々や藍の畑を見ながら、すがすがしい時間を過ごしました。

   右2枚は戸塚さんの作品。板締め加工してあります。左の手ぬぐいは有松の伝統的な模様だそうです。

   縫い絞りに使う道具。祖母が絞りの内職をしていて、彼女の仕事場所の傍らにこの道具が置いてあったのを思い出しました。

   種と一緒に苗も分けていただきました。藍の蒔き時は4月から5月。ひと月からふた月も遅れているので、ちゃんと育つかどうか心配ですが、種取りだけになってもいいので、蒔いてみることにします。

   戸塚さんの黒い良質の土と違って、茶色の栄養のなさそうな土なのですが、とりあえず植えてみました。

   ワークショップの今後の予定は、8月に刈り取り、9月にすくも作り、10月に藍建て、最終の11月には藍染めという予定です。インド藍での染めはたまにしますが、本藍ははじめて。どの工程にも興味があるので、都合がつく限り参加しようと思っています。

   こちらの工房では、私が参加した「種まきから藍染めワークショップ」のほか、工房と畑の公開日や藍遊びの日などを設けていて、藍と藍染に親しめる機会が作られています。くわしくは検索下さい。
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グリーンママンの朝市に出ます!

2012-06-19 15:29:30 | イベント出店情報とそのほかのお知らせ
   今月も、豊田市寺部町のお寺で開かれる朝市に出店します。詳細は以下のとおりです。

  *とき 6月26日午前10時から12時
  *場所 豊田市寺部町2丁目 守綱寺広間
  *10時30~11時・本堂にて守綱寺主催の読み聞かせ会があります。
  *問い合わせ先:koma5nin@docomo.ne.jp(小松さん)

  今度の市には、ただいま試作中の玄米おかゆパンも販売の予定です。お楽しみに。
 


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