アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

蒲郡と西尾へ行ってきました

2012-12-21 23:07:14 | 小さな旅
   毎年2回、私は友人と蒲郡の知人宅に出かけます。秋の終りか初冬にはレモングラスと月桂樹をいただくために、そして春には夏みかんをいただくためにうかがっています。

   今年も今週の日曜日、レモングラスと月桂樹をいただきに行ってきました。

   レモングラスは、ハーブティーに使います。私は、いろいろなハーブをブレンドして飲むのが好きなのですが、このレモングラスは、何と合わせる場合にも欠かせないハーブです。だから、毎年ちゃんと採取させてもらえるのは、ほんとうにありがたい。

   月桂樹は家にもあるのですが、知人宅の月桂樹は種類が違うのか、香りがとても高い。葉をちぎらなくても、いい匂いがします。

   ミカン農家でもある知人宅ではいま、ミカンの収穫に追われていました。お土産にミカンもたくさんいただいて、今度は西尾市の旧幡豆町へ。

    途中、「海鮮市場」というノボリを見つけたので、寄ってみました。

    広い倉庫のような建物には、明太子やしらす干し、生ワカメに冷凍魚、そのほか魚貝類の加工品が並んでいます。ある店先で、選別していないしらす干しが600g1000円で売っているのを見つけました。たしか、スーパーでは100g安くて300円くらい。小分けして冷凍できるので、2パック購入しました。寄って良かった。

    続いて市場の外では、干しアミエビを、大きめのビニール袋一杯分700円で販売。こちらもゲット。お好み焼きやかき揚げに使おうと思ったのですが、九州ではお雑煮の出しにするのだとか。それもおいしそうなので、この正月にやってみようとおもいます。

    幡豆では、このところ蒲郡に行くたびに寄るカフェオーシャンへ。
   
    海のまん前にあるこのレストランは、外から見ても中に入ってもおしゃれで気持ちのいい建物です。

    この日は、ランチプレートを注文。揚げごぼうが添えられた野菜の豆乳シチューと、サトイモのクリームコロッケ風、ダイコンのカツがメインディッシュ。いつもながら、どれもおいしくてさわやかな食べ物ばかりでした。デザート代わりに頼んだ自家製豆乳入り甘酒も咽喉にすっと通りました。

    カフェで落ち合った名古屋の友人は生パスタを注文したので、味見させてもらいました。こちらもソースがよく絡まっていておいしかった。暖かい日射しを浴びてゆっくり過ごした後は一路西へ。西尾の友人の家を目指しました。

    友人はナシ農園を経営しています。彼女の作る幸水も豊水もおいしい。今年は彼女のナシでジャムを作りました。そのジャムをはさんだスコーンを、「和梨スコーン」という名で秋の名古屋ビーガングルメ祭りで販売したら好評でした。

    この日は、彼女にこのスコーンを食べてもらいたくて持っていったのです。

    夕暮れ近くだったのですが、ナシ園に案内してもらいました。友人の愛犬は、葉の落ちた木にぽつんとなっている小さな実が大好きだそう。友人が放ると瞬時に食べてしまいました。

    この実、アメリカンチェリーほどの小さな実なのですが、かわいい。ちゃんとナシの肌になっているので、それとわかります。リースの材料になるかもしれないとおもって、少しもらってきました。

  友人の家の広い敷地の中には、広葉樹の林もあります。ほとんどがイチョウ。紅葉のときに来て見たかった。ケヤキもあります。こういう林、大好きです。

    西尾市や隣の安城市は田園地帯。周りに山はなく、ずっと空です。

    久しぶりに見る夕焼け空です。稲武ではいつのまにか日が沈み、ちゃんとした夕焼けをなかなか見られません。

    出発したのは8時半。帰宅したのは午後8時。約12時間の小さな旅でした。    
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クリスマスアップルパイ

2012-12-21 21:48:15 | アンティマキの焼き菓子とパン
   一昨日、みよし市にある聖マーガレット幼稚園に、クリスマス会のためのアップルパイを納品しました。

   といっても、持っていったのは、一人分。写真右のパイの4分の1切れです。その一切れを左のケーキの箱に入れて納品したのです。

    この幼稚園には、9月ごろ、アンティマキのスコーンを240個ほど納品しました(コチラ→)。今回は、卵、乳製品だけでなく、豆乳にもアレルギー反応を起こす一人の園児のために、特別にアップルパイを作りました。

    このアップルパイは、国産中力粉、全粒粉、圧搾菜種油、海塩、ミネラルウォーターで生地を作り、ほんの少しのてんさい糖を加えて煮たリンゴを載せました。油は控えめにしたので、生地は少々固めです。

    幼稚園のクリスマス会では、全員にクリスマスケーキがお土産として配られます。アレルギー症状のある園児にも、みんなと同じケーキを家に持って帰らせる予定だったのだそうですが、小さな子供に自分が食べられないケーキを持たせるのはかわいそうだ、と保母さんたちの意見が一致して、私に依頼が来ました。

    以前、同じ幼稚園に頼まれて私が作ったアップルパイを、この園児がとてもうれしそうに食べたというので、今回もパイを作ってほしいということだったのです。

    最初は、皆と同じように見える白いケーキを考案したいと思ったのですが、マクロビスイーツでも、そういうケーキには豆腐クリームを使っています。大豆がだめなお子さんに、かわりにどんな材料を使ったらいいのかわからなくて、結局、依頼どおりアップルパイを作ってお持ちしました。

   もし、また同じような機会をいただけることがあったら、今度はもっと工夫してみたいな、と思っています。   
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