「チエ流マクロビオティック料理教室」の講師・ちえさんがずっと前から仕事でかかわっていて、しょっちゅう話に出る、大阪のそば屋さん「凡愚」。ぜひ食べてみたい、とずっと思っていたのですが、ふたつきほど前、やっと念願がかないました。
お店の構えから、変わっています。街中なのですが緑に覆われています。そば屋さんとはおもえません。そそられる雰囲気です。
店内には、草間彌生など現代アートの画家達の絵が飾られ、壁に作りつけられた棚には、作家ものの陶器がずらりと並んでいます。
訪れたのは土曜日だったこともあって、店内は満員。しばらく待って、やっとおそばが。食べたいと思っていた太切りは売り切れていて、いただいたのは細切りそば。
美しい! そばを見て美しいと思ったのははじめてです。すきとおるような白いそばなのですが、9割がそば粉だそう。冬場だと10割にするところを、夏場はそばが切れやすいので、少しだけ小麦粉を足しているのだそうです。
そばの味もゆで加減もいい。出しの味も申し分なし。そばが良くてもだしが、だしがよくてもそばがいまいちというお店が多いのですが、こちらはどちらもグッド。
ゆで加減にしても、近頃はやたら固めに茹でる店があって、せっかくのそばの味がしないところもあるのですが、こちらは、絶妙なタイミングでゆでています。
そばは最初から2枚注文しました。ざるのあとは、鴨汁。この鴨汁の味、すばらしかった!
いただいたそば湯は濃厚で、甘かった。のこりのおだしを入れてすべてのみほしてしまいました。
私はすっかり満足しましたが、ご主人夫婦は、「ぜひまた冬に来てください。そば粉10割で作る新そばをたべてほしい」とおっしゃいました。ああ、ぜひ冬にまた行きたい!
さて、こちらのお店のご主人は、もとカメラマン。ニューヨークに住んでいたこともあるご夫婦は、おいしいそばを提供するためには採算をさておいての工夫や努力をなさっているそう。客席からは、ガラス越しに、ご主人がそばを挽いて打っている様子が見学できます。
さて、そばを白くするためには、かなりの部分をのぞかなければなりません。こののぞいた部分を「あまかわ」というのだそうですが、帰りがけ、ご主人が「よかったらあまかわを、焼き菓子やパンに使ってみてください」と言って、くださいました。
このあまかわ、顔を近づけるとそばの香りがします。国産のそば粉を買っても、なかなかこういう香りはしません。
先日、このあまかわを使って、アンティマキの穀物クッキーそば粉入りを焼いてみました。焼いても、香りが残っています。これまで焼いたうちで、いちばん出来のクッキーに仕上がりました。味も鮮度もいいから、おいしいのでしょう。
そのうちまた、このお店のあまかわが手に入ったら、クッキーを焼いて、みなさんに召し上がっていただきたいと思っています。乞うご期待。
お店の構えから、変わっています。街中なのですが緑に覆われています。そば屋さんとはおもえません。そそられる雰囲気です。
店内には、草間彌生など現代アートの画家達の絵が飾られ、壁に作りつけられた棚には、作家ものの陶器がずらりと並んでいます。
訪れたのは土曜日だったこともあって、店内は満員。しばらく待って、やっとおそばが。食べたいと思っていた太切りは売り切れていて、いただいたのは細切りそば。
美しい! そばを見て美しいと思ったのははじめてです。すきとおるような白いそばなのですが、9割がそば粉だそう。冬場だと10割にするところを、夏場はそばが切れやすいので、少しだけ小麦粉を足しているのだそうです。
そばの味もゆで加減もいい。出しの味も申し分なし。そばが良くてもだしが、だしがよくてもそばがいまいちというお店が多いのですが、こちらはどちらもグッド。
ゆで加減にしても、近頃はやたら固めに茹でる店があって、せっかくのそばの味がしないところもあるのですが、こちらは、絶妙なタイミングでゆでています。
そばは最初から2枚注文しました。ざるのあとは、鴨汁。この鴨汁の味、すばらしかった!
いただいたそば湯は濃厚で、甘かった。のこりのおだしを入れてすべてのみほしてしまいました。
私はすっかり満足しましたが、ご主人夫婦は、「ぜひまた冬に来てください。そば粉10割で作る新そばをたべてほしい」とおっしゃいました。ああ、ぜひ冬にまた行きたい!
さて、こちらのお店のご主人は、もとカメラマン。ニューヨークに住んでいたこともあるご夫婦は、おいしいそばを提供するためには採算をさておいての工夫や努力をなさっているそう。客席からは、ガラス越しに、ご主人がそばを挽いて打っている様子が見学できます。
さて、そばを白くするためには、かなりの部分をのぞかなければなりません。こののぞいた部分を「あまかわ」というのだそうですが、帰りがけ、ご主人が「よかったらあまかわを、焼き菓子やパンに使ってみてください」と言って、くださいました。
このあまかわ、顔を近づけるとそばの香りがします。国産のそば粉を買っても、なかなかこういう香りはしません。
先日、このあまかわを使って、アンティマキの穀物クッキーそば粉入りを焼いてみました。焼いても、香りが残っています。これまで焼いたうちで、いちばん出来のクッキーに仕上がりました。味も鮮度もいいから、おいしいのでしょう。
そのうちまた、このお店のあまかわが手に入ったら、クッキーを焼いて、みなさんに召し上がっていただきたいと思っています。乞うご期待。