夏休みの終わりに近づいた先日、親子サークル・稲武地球子屋(てらこや)主宰のプレーパーク・川版に参加しました。普段のプレーパークは、どんぐりの里の向かいの山道をすこしあがったところにある森の広場で開かれていますが、暑い夏は、川遊びに変更。今回は中学校近くに流れる黒田川?が会場です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/75/24d47e22db4065fddf74da346bd6ea54.jpg)
旧道沿いの商店街からちょっと外れた、知人宅の裏庭を抜けると、こんなのどかな風景が広がっていました! こちらの家にはたびたびお邪魔したことがあるのに、裏にこんないい場所があるとは知らなかった!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/fa/6ed20c4e38328d363e1d1683614630fb.jpg)
初めて入る川はちょっと怖い。ずっと前、まだ稲武の住人になる前なのですが、地元の人に教わった沢に姪たちを連れて遊びに行きました。大きな石の上を流れるきれいな水には小さな魚も虫もいて、楽しく遊べたのですが、だいぶたってから濡れた石の上ですべり、転倒。どこも打ちはしなかったのですが、メガネの片方が割れてしまいました。帰りは、割れたメガネをかけたままおっかなびっくりの運転。以来、川の濡れた石の上を歩くのは、ことのほか怖くなりました。
この川の川底はほとんど石。みんなのいるところまで歩くのも、たいへんでした。でもなんとか、カヌーに興じている子供たちに合流。この日の私の目標は、魚を一匹でもつかまえること。持っていった虫かごで川の中をのぞき、魚影を探しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/68/f6408147c615a4fb18fc70c293ea982b.jpg)
知人の5歳になる男の子が、この日たまたま訪れた絵本作家の阿部夏丸さんに教わって魚を捕まえることができたので、そのやり方を私に教えようと、つききりで指導。その方法とは、葦の茂みを上流からがさがさと踏み、隠れている魚を追い出して下流の川底に置いたたもに追い込む、というものです。しかし、彼の努力はむなしく、わたしのたもには一匹もはいらずじまい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/68/f6408147c615a4fb18fc70c293ea982b.jpg)
子供たちは次々にハヤ、ヨシノボリ、アカザなどを見つけて歓声をあげていました。魚影だけはたくさんみられたので、もうこれで良しとしよう、とおもっていたら、今度は友人が同じ方法を指導。彼女が思い切りがさがさと茂みを踏み、わたしはたもを手に下流で待機。すると、やっと入りました! ハヤです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/9d/c669bcb66012e6e653fd86e50deca132.jpg)
同じことをまたやってみましたが、入るのは木の葉ばかり。あきらめました。
実は7月末ごろ、同じく地球小屋のおかあさんたちがスタッフとして参加した稲武大野瀬の川での川遊びイベントに、紛れ込ませてもらいました。このイベントでは、阿部夏丸さんが講師となって、川遊びの醍醐味をあじわう、というもの。子供のころから川遊びを続けて、今や全国のほとんどの川!に入って遊んだとおっしゃる夏丸さんは、毎年この季節に地球小屋のイベントにご参加いただいています。私はこの日初めて彼の指導の下に、川遊び体験をさせてもらいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/e8/3e6786b2faa8ba4347747b1e4ef6aa2e.jpg)
この日は、冷たい川の水に入っただけで満足。箱メガネを貸してもらって、やっと数匹の魚を見つけました。捕るなんて、至難の業。狩猟本能むき出しの地球小屋の子供たちの姿がまぶしかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/55/5fa82408ca8c5edb79aabcd5c48437f8.jpg)
それでも、一匹くらいはとってみたい。そう思って、川遊び再挑戦をはたしたというわけです。
ある小さな男の子は、カヌーに乗って満面の笑みを私に向かって投げかけました。
同じくらい小さな女の子と、滝のようになっている場所で向かい合ったとき、彼女と私の間で、いきなり水の掛け合いっこが始まりました。
小学生の男の子は、岸辺でやすんでいた私のそばにやってきて、「魚はとれた?」とききました。私が「一匹だけとれた。あなたは?」と言うと、手に持っていた箱メガネを誇らしげに見せてくれました。中には大きなヨシノボリとハヤが何匹も。彼はそれぞれの魚を指さして、アブラハヤ、タカハヤ、〇〇ヨシノボリ・・などなどとおしえてくれました。
もう少し高学年の男の子は、カヌーには乗らず、ひたすら魚とり。彼もわたしに箱メガネに入れた魚を見せてくれました。ハヤともヨシノボリとも違うその魚はアカザなのだそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/3e/3d224e8fcbc67518166665fb852a47b9.jpg)
田舎に住んでいた子供のころ、授業が始まっても男の子の大半が教室に戻ってこないことがありました。教室に残った数人の子の証言で、彼らは川に魚捕りに行ったらしいことが判明。担任の教師は苦笑いして、その場は事もなくおわったように記憶しています。あとで少しは叱られたのでしょうが、その場面は覚えていません。よくあることだったのかもしれません。教師も、授業より魚捕りのほうが魅力的とわかっていたのじゃないかしら。だからあえて怒らなかったのかもしれません。
プレーパークの合言葉は、「こころの根っこは遊びで育つ」。子供たちの生き生きした様子を見ていると、ほんとにこの言葉通りだな、と実感します。
このところ、稲武は朝夕寒いくらいの風が吹いています。暑い夏でしたが、そろそろ秋の訪れを感じます。川遊びはそろそろおしまい。来年は、自分で追い込み、自分で捕る、ということをしてみたいとおもいます。
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旧道沿いの商店街からちょっと外れた、知人宅の裏庭を抜けると、こんなのどかな風景が広がっていました! こちらの家にはたびたびお邪魔したことがあるのに、裏にこんないい場所があるとは知らなかった!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/fa/6ed20c4e38328d363e1d1683614630fb.jpg)
初めて入る川はちょっと怖い。ずっと前、まだ稲武の住人になる前なのですが、地元の人に教わった沢に姪たちを連れて遊びに行きました。大きな石の上を流れるきれいな水には小さな魚も虫もいて、楽しく遊べたのですが、だいぶたってから濡れた石の上ですべり、転倒。どこも打ちはしなかったのですが、メガネの片方が割れてしまいました。帰りは、割れたメガネをかけたままおっかなびっくりの運転。以来、川の濡れた石の上を歩くのは、ことのほか怖くなりました。
この川の川底はほとんど石。みんなのいるところまで歩くのも、たいへんでした。でもなんとか、カヌーに興じている子供たちに合流。この日の私の目標は、魚を一匹でもつかまえること。持っていった虫かごで川の中をのぞき、魚影を探しました。
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知人の5歳になる男の子が、この日たまたま訪れた絵本作家の阿部夏丸さんに教わって魚を捕まえることができたので、そのやり方を私に教えようと、つききりで指導。その方法とは、葦の茂みを上流からがさがさと踏み、隠れている魚を追い出して下流の川底に置いたたもに追い込む、というものです。しかし、彼の努力はむなしく、わたしのたもには一匹もはいらずじまい。
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子供たちは次々にハヤ、ヨシノボリ、アカザなどを見つけて歓声をあげていました。魚影だけはたくさんみられたので、もうこれで良しとしよう、とおもっていたら、今度は友人が同じ方法を指導。彼女が思い切りがさがさと茂みを踏み、わたしはたもを手に下流で待機。すると、やっと入りました! ハヤです。
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同じことをまたやってみましたが、入るのは木の葉ばかり。あきらめました。
実は7月末ごろ、同じく地球小屋のおかあさんたちがスタッフとして参加した稲武大野瀬の川での川遊びイベントに、紛れ込ませてもらいました。このイベントでは、阿部夏丸さんが講師となって、川遊びの醍醐味をあじわう、というもの。子供のころから川遊びを続けて、今や全国のほとんどの川!に入って遊んだとおっしゃる夏丸さんは、毎年この季節に地球小屋のイベントにご参加いただいています。私はこの日初めて彼の指導の下に、川遊び体験をさせてもらいました。
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この日は、冷たい川の水に入っただけで満足。箱メガネを貸してもらって、やっと数匹の魚を見つけました。捕るなんて、至難の業。狩猟本能むき出しの地球小屋の子供たちの姿がまぶしかった。
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それでも、一匹くらいはとってみたい。そう思って、川遊び再挑戦をはたしたというわけです。
ある小さな男の子は、カヌーに乗って満面の笑みを私に向かって投げかけました。
同じくらい小さな女の子と、滝のようになっている場所で向かい合ったとき、彼女と私の間で、いきなり水の掛け合いっこが始まりました。
小学生の男の子は、岸辺でやすんでいた私のそばにやってきて、「魚はとれた?」とききました。私が「一匹だけとれた。あなたは?」と言うと、手に持っていた箱メガネを誇らしげに見せてくれました。中には大きなヨシノボリとハヤが何匹も。彼はそれぞれの魚を指さして、アブラハヤ、タカハヤ、〇〇ヨシノボリ・・などなどとおしえてくれました。
もう少し高学年の男の子は、カヌーには乗らず、ひたすら魚とり。彼もわたしに箱メガネに入れた魚を見せてくれました。ハヤともヨシノボリとも違うその魚はアカザなのだそうです。
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田舎に住んでいた子供のころ、授業が始まっても男の子の大半が教室に戻ってこないことがありました。教室に残った数人の子の証言で、彼らは川に魚捕りに行ったらしいことが判明。担任の教師は苦笑いして、その場は事もなくおわったように記憶しています。あとで少しは叱られたのでしょうが、その場面は覚えていません。よくあることだったのかもしれません。教師も、授業より魚捕りのほうが魅力的とわかっていたのじゃないかしら。だからあえて怒らなかったのかもしれません。
プレーパークの合言葉は、「こころの根っこは遊びで育つ」。子供たちの生き生きした様子を見ていると、ほんとにこの言葉通りだな、と実感します。
このところ、稲武は朝夕寒いくらいの風が吹いています。暑い夏でしたが、そろそろ秋の訪れを感じます。川遊びはそろそろおしまい。来年は、自分で追い込み、自分で捕る、ということをしてみたいとおもいます。