アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

醤油づくりはじめました。

2013-04-02 12:19:23 | 手作りのたべもの
    旭地区のIさんの誘いがあって、今年、醤油作りに参加することにしました。前からやってみたかった仕事。稲武の友人二人を誘って、計5人の醤油作りが始まりました。

    3月の中ごろ、Iさん夫婦が彼らの友人の家で塩と醤油麹をまぜて樽に入れ、自宅に設置。最初は数日おきに、その後は週に1回のペースで天地返しをしました。

    私たちは、仕込からひと月経った先日、Iさんのお宅にはじめてお邪魔しました。

    彼らの家は、旭といっても稲武に最も近い山あいの集落にあります。2年ほど前に移住した彼らの家は、集落の中でもかなり高い場所にあるので、眺めは抜群です。

    これが、塩と麹と水を混ぜたもの。

    なめると、塩と麹と大豆の味がします。なじむのはまだずっとさきです。このひしゃくを使って、別の樽に移し変えます。30リットルの仕込み液を移し変えるので、けっこう手間です。

    この日わたしは、Iさんに櫂のような道具を上げました。これは、設楽町の古民家を壊したときに出てきたもので、知り合いから他の古道具と一緒にもらったものです。何に使うか分からなかったのですが、醤油作りをする段になって、もしかしたら、味噌の桶を天地返しするときに使った道具かもしれない、と思い立ちました。それで、持っていったのです。

    しょうゆは1年間発酵させて最後に絞るのですが、そのときこの道具が役に立ちそう、とIさん。とっておいてよかった。

    樽は、いまのところは湿気の来ない日陰においておきます。Iさん宅では軒下に。樽にはふたをしないで、不織布をかけます。菌が活動しやすいように。これからひと月に一回のわりで天地返しをし、梅雨があけた頃には、樽を日当たりのいい場所に移動します。

    こちらが、樽を設置するためのビニールハウス建設予定地。日当たりがいい場所です。ここなら醤油の麹菌は活発に活動できそうです。

    Iさんの台所には、ご主人が作ったかまどがあります。時計ストーブとくっつけたかまどは、長く伸びていて、オーブンも備えています。右のほうは乾燥に最適。坐ると暖かくてオンドルみたいになるそうです。すてき!

    家のすぐしたを流れる小川にはわさびが自生していて、きれいな水が使いほうだい。裏山の木々を伐採して、遊べる場所も作りたいと現在仕事を進めています。どんどん楽しい場所になりそう。

    これから毎月天地返しにうかがうのですが、旭の山里の四季の移り変わりや、彼らの家とその周りの進化を見るのも楽しみです。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« chie流マクロビオティック料... | トップ | とよはしベジフェスタに出店... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

手作りのたべもの」カテゴリの最新記事