アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

フライドグリーントマト

2009-12-15 21:35:25 | 手作りのたべもの
 十五年ほど前に見たアメリカ映画「フライドグリーントマト」のなかで、ヒロイン二人の経営するレストランの名物料理が、フライドグリーントマト。映画を見た後、実家の畑で採った未熟の青いトマトに、小麦粉、溶き卵、パン粉をつけて、とんかつのように揚げてみました。

 青臭さがなくなって、意外なおいしさに驚いたのですが、ほんとのフライドグリーントマトはどうやって作るのか、長い間、気になっていました。

 検索してみたところ、途中まではほんものの作り方がわかりました(「フライドグリーントマト」)。

 グリーントマトはトマトの種類だそうですが、日本では一般には栽培されていないとかで、未熟の青いトマトを用います。私が使ったトマトは、「青いトマトのジャム」を作ったときに使ったのと同じ、隣町設楽町名倉のルネサンストマト。

 まず輪切りにします。厚さは1センチから1センチ5ミリほど。種を取って、塩をし、10分ほど置いてから水気を拭きます。
 
 そのあとが、想像を超えていました。軽く塩を振ってから、トマトの表面に満遍なく蜂蜜を塗るのです。穴の中にも。そしてそのあと、「蜂蜜パン粉ミックスの材料をよく混ぜたものを、トマトの穴につめ、切り口にもできるだけたっぷりとつける」とあります。

 「蜂蜜パン粉ミックスの材料」なるものはわかりません。上記サイトに「参照」とありましたが、詳しく書いてあるらしい「シネマ厨房の鍵貸します」というタイトルの本は絶版。仕方ないので、薄力粉と強力粉、それにベイキングパウダーを適宜入れて「パン用粉」みたいなものをつくり、穴につめて、切り口にもしっかりこの粉をつけました。

 フライパンを火にかけ、油を多めに入れます。バターもすこし加え、十分熱くなったらトマトを焼きます。なるべくこんがり焼きあがるよう、油をスプーンでかけてやりながら揚げます。

 焼きあがったらペーパータオルをしいた皿に乗せて、油をきります。

 ソースは、現地ではいろいろ工夫されているのでしょうが、とりあえず、塩で食べてみました。ただのトマトかつより、甘さもすっぱさもきわだって、とてもおいしいものになりました。焼き方がちょっと雑でしたが。
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