アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

イノシシ出没!

2010-10-09 20:43:52 | アンティマキの場所に生きる動植物
  自宅建物の東側の崖に、イノシシがやってきた跡を見つけました。

  左のほうにある杭のあたりから右端まで、約10mに渡って土を掘り返した跡があります。

  幅はおよそ1m。急な斜面が、イノシシの通り道になったせいで平坦な場所になりました。

  この崖は、以前集中豪雨で崩れたため業者に頼んで修復し、山砂を入れて整備してもらったところです。山砂に雑草の種を吹き付け、見た目は普通の崖と変わらなくなっていたのですが、今年、上の畑に上る階段を作ろうと、雑草を刈って山砂を掘り返したのが、イノシシを誘う原因になったようです。

  うちには、イノシシが好むような作物は何もないかわりに、たった一つ、イノシシの大好物の雑草が生い茂っているのです。それは、クズです。彼らはクズの根を求めてうちへやってきたようなのです。

  彼らの来た道をたどってみて、上の畑の北側の崖の下から上ってきたのが分かりました。

  この写真は北側の崖の上から撮りました。下には小さな川が流れています。川の向こう側は山。山から川を越えて斜面を猪突猛進して上がってきたようです。

  こちらの崖にもクズはたくさん生えています。でも、イノシシはわざわざ家の近くの崖まで足を伸ばしました。たぶん、崖の整地を始めたため、クズの根がむき出しになっていたからなのでしょう。

  繁茂した草の中からクズを探し、根を掘る手間をかけるのは、イノシシにとっても面倒なのでしょう。いわば、こちらはいつでも収穫できるクズ畑になっていたといえます。

 このまま放置しておくと、崖崩れになる危険性があります。この冬のうちにクズの根だけでも退治する算段をしようとは思っていますが、その前に大雨が来ないことを願うばかりです。
コメント
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