晴耕雨読とか

本読んだり、いきものを見たり。でも、ほんとうは、ずっと仕事してます。

サクラランの不思議

2008年09月23日 | 生き物
土間に置いたドラセナくん(樹高約3メートル)にはサクラランというツル植物を這わせています。ランとはいっても、いわゆるランではなく、常緑のガガイモ科の植物です。

このサクラランは、知人のところから50センチぐらいのツルをもらってきて、そのまま土にさして発根したものです。そもそも、そのサクラランも屋久島で採取されたもので、同定のために樹木学者である知人のところに送られてきたものでした。

当時、彼が勤めていた研究室は、このサクラランがたいへんなことになっており、天井に4方に張ったヒモに絡んでほんとうに伸び伸びと成長していました。

さて、そのサクララン。うちではおそらく年に2、3回は花が咲いています。今も咲いています。



白くて、なかなかきれい花です。なんというのか、花びらというものはないような感じで、不思議な構造をしています。いつも蜜をたっぷり出し、ぽたぽたと床に落ちるほどです。

で、あまーい香りがするのですが、どうも基本的に夜、強い気がします。花は数日間咲きっぱなしなのですが、朝・昼はあまり香りを感じないのです。いつもの妄想ですが、もしかして夜に活動する昆虫……例えば蛾とかがポリネーターなんでしょうか?

放っておくとどんどん伸びるサクラランですが、一回ツルの先を切ると、ぴたりと伸びなくなります。成長点が限られているのか、まったく伸びてきません。脇からツルが伸びるでもありません。うちからお裾分けした友人宅のサクラランも(やっぱりツルを50センチほどあげました)、剪定したとたん伸びなくなったそうです。

なんでしょうね? ツル植物で伸びなくなるというのは、彼らの基本コンセプトに反するような気もするのですが……。


ゴーヤに集うもの

2008年09月23日 | 
久しぶりに晴れた今日、でも休日出勤で、しょうがなくて昼前に家を出たのですが、うちのゴーヤにまだまだしつこく咲いている花にカマキリがいました。ハバヒロカマキリでしょうか。



明らかに花にくる虫を待っていました。花にはキチョウやヤマトシジミがけっこう来ているので、これは!と思い、久しぶりにデジイチ(PENTAX K100D)で写真を撮りました。

こいつもじーっと待っていて、わたしもじーっと待っていました。けっこう蝶は来るのですが、となりの花とかに止まって、なかなか目当ての花には止まりません(わたしが邪魔なのか?)。

蝶が横切るたびに、頭がくりっと動いて蝶を追います。そのへんがカマキリの楽しいところですよね。表情はないんだけれど動きで、狙ってるぜ、、、という意志を感じられるのです。

結局、30分ぐらい待っていたでしょうか。スペクタクルは起こることなく、すごすごと会社に行きました。

夕方帰ってくると、すでにカマキリの姿はなく、いいもの食べれらたのか、あるいはあきらめたのか? どうだったんだろう、、、と気になる感じです。



*そうそう、まだゴーヤに花が咲いているわけで、まだまだ、実が大きくなっていて、まぁ、キュウリ級ですが、まだまだゴーヤの日々です。

オオウナギも??

2008年09月23日 | 生き物
webで日本ウナギの親魚が世界で初めて捕獲されたというニュースが流れていますね。ずっと東大の先生が追いかけていたような気がしますが、今回発見したのは水産庁なんですね。

やっぱりマリアナ海溝付近。海山の山頂だかどこかで集団で産卵すると、、、推定されてるんでしたよね。しかし、このニュースで気になるのは二つ。

①写真が、、、ウナギに見えない。
 捕獲のせいか、標本のせいか、あるいは形態が変わっているのか?

②さりげなく書かれていますが、いっしょにオオウナギが捕れていたこと
 ええっ?オオウナギもマリアナ海溝で産卵? やっぱりでかいのか?

昔、マダガスカルで食べた、超絶まずいオオウナギの蒸し物を思い出しました。オオウナギの輪切り。すごいものでした。

それはさておき、すでに有名な話ですが、ほんとうにウナギの生態はおもしろいですね。そこらにいっぱいいるウナギがマリアナ海溝で集団で産卵するんだから……。

海中を回遊したり、渡り鳥のように旅をする生き物は、距離は別にしてもけっこういるんでしょうね。昔図鑑を見ていて、マダコがかなり移動する旨のことが書いてあって驚愕した覚えがあります。海はまだまだ謎が多いですよね。