晴耕雨読とか

本読んだり、いきものを見たり。でも、ほんとうは、ずっと仕事してます。

肌寒い週末 その2

2008年09月28日 | 
午後になっても気温は19度C。空もあいかわらずの曇り。
朝に見つけたツマグロヒョウモンはまったく動かず、じっとしています。



調子にのってデジイチで写真を撮っていたら、ついつい身体が木に触れてしまい、ツマグロヒョウモンが起きてしまいました。

30秒ぐらい、ふるふるふる……と身体を震わせていました。ひとしきり身体を震わせたら、フワフワと飛んでゴーヤのツルに止まって、またじっとしています。

昆虫の場合、単純に寝ているというよりは、いわゆるほ乳類でいうところの日内休眠でしょうか?(ネットをチラチラ見ると、昆虫類ではそうは言わないようです)。昆虫は変温動物なんだから、寝るときはいつも代謝が落ちるので、そもそも、それはほ乳類でいうところの「休眠」なんでしょうね。

この蝶が睡眠から目覚めるところは、コウモリと同じですね。過去に何度かコウモリが目覚めるところを観察したことがあるのですが(というか、起こしちゃった…)、同じように身体をふるふる震わせてから起きるのです。

 ←起こしちゃったコウモリ。マルバダケブキの枯れ葉で寝るコテングコウモリ。ごめん…。


低い体温を上げるために身体を震わせるのだと思いますが、いやー、なんだか申し訳ない気持ちでいっぱいです。明日は日が差して、暖かいといいね。

肌寒い週末

2008年09月28日 | 
薄曇りで肌寒い朝。外の温度計は18度C。気温は充分に高いが、まだ夏になれた身体にはずいぶんと寒く感じる。

紅葉がはじまった……わけではないのだが、やや茶色になったケヤキの葉の陰に蝶がいた。全然動かない。やっぱり彼らにとっても寒いのだろう。

部屋から見てずいぶんと黄色に見えたので、キアゲハかと思って近づいたら。脚が4本(2本は退化している)で、タテハの仲間だった。



ここらでタテハといえば、やはりツマグロヒョウモン。止まっていると、羽根の表(裏?)の模様が見えないので分からなかったが、ちょっと動いたときにおなじみの羽根が見え、ツマグロヒョウモンのオスと判明。

ふだんはそれほどじっくり見ることはできないので、今日は近づいてよく観察。模様がけっこうきれい。茶色くなりはじめたケヤキの葉に擬態していると言えなくもない感じ。

秋が深まるにつれ、死んでしまうのか、成虫で越冬するのか知らないけれど、ま、昼になって、気温が上がったら、スイっとどこかに飛んでいくんだろうな。