晴耕雨読とか

本読んだり、いきものを見たり。でも、ほんとうは、ずっと仕事してます。

斜面林伐採

2012年01月04日 | その他
多摩丘陵に住んでいるのですが、人間の飽くなき住宅願望に驚愕します。
谷底のような谷戸の奧、急斜面、、、切り開き、埋め立て、マンションや戸建てになっていきます。

最近、近所の斜面林が伐採されていて、「こんなドブ川に接した北向きの斜面をどうするんだろう?」と思ったら、
どうも宅地になるようです。脇に貼られた計画表によると、なんと5軒も一戸建てが建つようです。




クマノミズキやエゴノキがあって、それにヤマフジが絡む、狭い狭い猫の額のような斜面林です。
面積はわずかだし、なにか貴重の動植物がいるということもなかったと思いますが、地域全体の生態系にとっては重要な林でした。

比較的大きな林があって、それをつなぐように斜面に細い林がつながって、全体として住宅地ながら多様な生物がいたのだと思います。
こそげ落とすように、狭い狭い雑木林が伐採されることで、多摩の自然が損なわれていきます。

まぁ、うちだって昭和30年代には雑木林だったわけで偉そうなことは言えませんが、もういいんじゃないかと思います。



多摩の黒豹の額。もう、かんべんしてにゃ。

どうでもいいけど、この斜面林の右下にはお墓がありました。墓石が2、3個の小さな墓地。
移転しました。。。どこへ行ったのか? そこに住むのか(驚!)。