晴耕雨読とか

本読んだり、いきものを見たり。でも、ほんとうは、ずっと仕事してます。

台風一過は昨日。

2012年10月02日 | 
今朝、5時前に起きて海に行ってきました。
目的は、台風によって打ち上げられたはずのアオミノウミウシ探しです。

「アオミノウミウシ」と文字にすると普通のウミウシのようですが、ぜんぜんちがいます。
海上で生きるカツオノエボシやギンカクラゲを食べるという浮遊性のウミウシ。
その姿はまるでSF映画の宇宙船かエイリアンか…。

こちらのサイトで見ていて、いつか見てみたいと思っていました。
南風が強い日に、三浦や湘南の浜に打ち上げられることがあるというのです。

で、台風17号です。

ほんとうは台風一過は月曜日ですから、昨日行かないとダメというか、そういう感じですが、
サラリーマンなんで、なんとか今朝行ったわけです(9時半に帰宅してその後出社…)。

場所は、ほんとうは完全南向きの湘南かと思ったのですが、あまり立ち入ったことがないので、
いつもの三浦半島の浜に行ってきました。

行ったらこれです。



カジメ山脈。。。。すごい量。
山脈だけに、すでにダム化していて、周辺に水が溜まったり、手前の浜が波でえぐられたりとなんだかすごい感じ。
小バエやらヨコエビやらもすさまじい。

まずはカツオノエボシとか青いクラゲを探すがまったくなし。。。
代わりに目に付くのは、これ。




ホヤのたぐいですかね。大きさは2~3cmぐらいで、ぐにぐにして気持ち悪い感じ。

学名はPumilio cor。日本語の意味は「こびとの心臓」(うそです)。

うふふ…こびとの心臓?いいこと思いついたね。これはすばらしい学名だな…。
本当にそう呼ばれてたら困っちゃうな、と悦には入るのもつかの間。
けっこうな数が打ち上げられていて、右も左も心臓だらけ…。
「こんだけのこびとの心臓がくり抜かれたのか…」と愕然とするわけのわからなさ…。

おや、これはなに? 直径1.2cmぐらいの丸い物体。




グミかなにかの人工物かと思ったのですが、さわると柔らかくて、生きものっぽい??
もうひとまわり大きいのも発見。




うーむ…まったくわからず。




カイメンふかふか~。
いやいや、そうじゃない。あやしいものを探してるんじゃなくて青いもの、青いもの。。。




ああ、こうじゃない、こうじゃない!




おっ、カメノテ系がくっついたタネ系を発見。
小さいな。どれだけ浮かんでいるとこういうのが付くんだろう…。
でも……興味なし。



や、これはアカネズミがかじったクルミだ。
どこから流れてきたんだろう。



あ、アオサギ。



お、もしかして白いクロサギかな?



やった~! タコノマクラの完品だ~!

…ということで約1時間半うろうろして目的のものは、クラゲも含めてまったく発見できず……。

そもそも、台風一過当日じゃないとダメ?
探す場所もまったく見当外れ??
ああ、つぎの19号はどうでしょうか?