黄昏のガンマン

ガンマンはとうにリタイヤ
節々は痛むし物忘れが頻発して今は街外れの小屋で自炊暮らし
ダラダラと過ごす毎日だ。

座右の銘

2014-12-10 | 日記

貴方の座右の銘は、好きな四文字熟語はなにか書いて下さい、とか言われる番組がある。 自分の場合 聞かれたらなんと答えるか いまだに決ってない呑気な人。
テレビで儒教を軸に仏教、道教、を取り込んだ「菜根譚」という処世訓集を取り上げていた。
年を取ったら久米の仙人の様な隠遁生活もいいんではないかと想像した事がある、 我々の少年時代の漫画にはしばしば仙人が登場しいい雰囲気を作ったものだ。 だけど現実は余りにも寂しいし世捨て人みたいで 孤独死もやだという考えに至る。 

        

      映画「モガンボ」からエヴァガードナーとクラークゲーブル

この辺の所 この処世訓では 仙人の様な気風があっても隠遁する事なく 「而も常に自ら酒に酔い詩に耽る」と出て来る。 社会と関わりを持ちながら 酒や趣味を楽しむ風流の心を持ちなさい と解説していて 仏教と道教の融合のようだ。 
仙人は鼻からないので この考えかた大賛成、 年を喰って 肝機能が弱ってるので毎日酔うほどは飲めないけど晩酌は続けていきたいもの。 
いい感じなので 座右の銘にしてもいいけど そんな事気にせづ 呑気に行くことにする。


予防できるんだけど

2014-12-09 | 日記

朝のテレビで星座占いをやっていて小生の星座は 最下位で一日中イライラするという、 しかしメンチカツを食べれば大丈夫 という話。 どうしてそうなるのか。 たぶん視聴者を引き付ける為 身近な食べ物を出しての作文で 誰も信じたりしないけど 写ってると 俺のはどうなってるのかとつい見てしまう。
別の局では誕生月、血液型とかでやってるけど 結果はマチマチで それぞれラッキーアイテムとかある。 古い宗教でも厄払いとかあるので その辺は変わらないと思うけど 軽いよね。

        

         デッサン教室で描きました

夕飯のオカズはメンチカツにしょうとスーパーでみると二層メンチカツというのが目に入る。 前に食べたことがあるが食感がグチャリとして好みでない。 しかし普通のは置いてないので 冷凍のを買って チンをして食べてみると ジューシーには違いないけど饅頭みたな大きさで食べた気がしない。 ラーメンにしても工夫をし過ぎたのはどうも頂けなくて 昔ながらの醤油ラーメンが好みである。
しかし朝の占いでメンチカツと言われても遅いので前日に占ってくれると予防できるんだけど。


目立たない場所

2014-12-08 | 日記

選挙運動が始まると 駅前には政党の幟旗が立ち スピーカーからの音が遠くまで聞こえてくるけど、今回は旗が立たないし、応援のオバサン連中も皆無。 今日はお早うございます、お帰りなさい の挨拶する候補者も無く 通常と同じ駅の風景。 寒いし この地区は前回より候補者が少なく 結果は解りきってるので 熱が入らない模様である。 選挙時期はブログのネタにしてたけど 今回は静かでつまらない。 ウルサイのもいけないけど、もう少し賑やかにやってもらいたいものである。

    

      上野公園内の 韻松亭と梅川亭(右)

西洋美術館を出て 東照宮の裏を通りウナギで有名な伊豆栄の出店 梅川停の前から 精養軒の横を通り韻松亭に出て 五条天神に御参りし 不忍池に抜ける。
昼時で韻松亭は人通りがある場所で 客が並んでたけど 梅川亭は目立たないので客の気配が感じられない。  本店は何度か入ってるけど ここは懐石料理屋風で仕切りが高く入りづらい感じ、たまに通るたびに土用の丑の日あたりには入ってみるかと思いながら通り過ぎてしまう 来年は入ってみたいものである。 


金沢文庫

2014-12-07 | 日記

金沢文庫にある称名寺のイチョウの紅葉が見事なので見に行かないかの誘い。
小学校時代だったと思うけど 金沢文庫から鎌倉まで遠足に行き 丘の上から海を見渡しながら歩いたのをかすかに覚えてるけど 寺の事など全く覚えてない。
仁王門の横を抜けると池のある広い庭園が見渡せ お目当てのイチョウの古木はと見ると既に葉が落ちた後の姿。 黄色い落ち葉が弾き詰められた木の根元にシートを引き ビールを飲むのもなかなか風流なもの 通りかかったドイツ婦人もシートに交じり楽しいひと時。 しかし太陽が廻り木の陰となると寒くてしょうがないので 引き上げることにしました。

   

   称名寺の落葉したイチョウと 江ノ島の展望灯台

イルミネーションが綺麗なのでこれから江ノ島にむかうと言う。
金沢文庫駅から電車を乗り継いで 島の橋を渡る頃には日が落ちて 明かりが綺麗。 灯台はと聞くと建て替えられたという話で 眺めるとピカピカ光ってる。シーキャンドル(展望灯台)と呼ぶそうだ。 目当てのイルミネーションを見ながら 灯台に、  展望台のエレベーターは40分待ちで待ってる間に飲んだ甘酒が温かくて美味かった。
アチコチで大規模なイルミネーションを宣伝してるけどしかし冬は寒くていけない、 都心のイルミネーションは賑やかで暖かさを感じるのではないか。


監視されてる

2014-12-04 | 日記

腹が減ったのでホームの立ち食いソバ屋に入ると先客がソバをすすってる。 自動販売機のメニューを見ると この時期なのに好みの冷やしタヌキがあるのでこの食券を購入して、カウンター越しのオバサンにソバでお願いというと 冷やしは時間が掛かります言われる。 退屈なので水を汲んで飲んでると 客の一人は帰ったけどもう独りはまだ食べてる。
カウンターの上にやっと到着、 揚げ玉が少ないと思いならズルズルと口には運ぶ。 感触はまずまづで 先客はまだソバをすすってる。 それでは追い抜いてやろうと、早めに平らげ 皿に口をつけ残った汁を舐めるようにすすり、ご馳走さんと挨拶し外に出る。 
先程の先客はまだ食べてる 勝つことが出来ていい気分であった。

           

          フェルディナント・ホドラー作をスケッチしました

向かったのは 西洋美術館のホドラー展。 あまり聞いた事がない画家で テレビの紹介の画像に興味が沸き見る気になる。
展示場の案内に不遇な状況下で育ったので初期の絵は暗いと書いてる。 確かに暗い感じはするけど 輪郭線は力強く自分好み しかし云われる通り暗い感情を漂わせるところが有名画家の存在感。
見終わって常設展の会場に好きなルノワールを見に行く。 ガラリと空いていて 各部屋には見張りの女性がいて監視されてる。 俺 悪いことしてないもんネ、と小さくなって鑑賞する。 しかし一枚で家が建つような絵、 見張られるのは致し方が無い事だ。