12/30 中国・貴州の旅

虫の知らせ…？
明日から海外添乗というのに忘れ物発覚
あわてて事務所に戻り
大切な旗（大分薄汚れてきた手書きの代物）を握りしめ
ふとFAXの受信点滅に目が行く

これがすべての始まりでした

明日の中国国内線がフライトキャンセルになった、という内容

え～～～～～っ

慌てるも、手配先はすでに年末休業
とにかく現地手配先にメールを流し、万事休す
夜中、返信が入り
「それなら北京を観光しましょう！」ということに
そうなんです、次便に乗り継ぎ変更となったため
北京空港での滞在が８時間！
それならと思いきって日帰り観光を楽しむのもありかと楽観論へ

翌朝、空港でその旨お伝えするも
皆さん北京はすでに行ってらっしゃるとのこと
でも紫禁城は何度行ってもいいし、空港内に缶詰めもね…と話はまとまり
（空港内に缶詰め…まさかこれが後に今旅のキーワードになろうとはまだ知る由もなく）

いざ出発！

――北京は寒かった
耳がちぎれる寒さ、久しぶりです
天安門広場へ向かうダダッ広い道
吹きっさらしの冷たい風が容赦なく我々に襲い掛かります

「空港缶詰めがよかったよう～」
私の心の叫びむなしく

「こんな寒さ日本じゃ経験できないわね」
「これだけでも価値あるわね」
…皆さん人間ができすぎ！

しかもガイドさん、なぜこの寒い中
「いま北京っ子に人気のスポットなんです」
って野外スケート場に連れてくるかなぁ～
風が、風が、もう心身とも完全に凍りつきました

「観光では普通来ないわね」
「珍しいもの見せてもらったわ、ケガの功名ね」
…だから皆さん、できすぎですって！！！

私ひとり寒さに完敗
北京を後にしました
（まさか北京とまた一戦交えるとはその時は誰も予想もしていませんでした）

夜遅く貴陽空港到着
「あら案外寒くないわね」
「これもあの寒さ経験してきたからね、良かった」
…もう皆さんが仏さまなのはよくわかりました！

旅つづきます


▼添乗レポート　「中国貴州省・苗族の村を訪ねて」はこちら
http://ameblo.jp/arailuka/entry-10433917948.html

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