銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

1/1 中国・貴州の旅 後半

2010年01月14日 | 見かけだおしNのつぶやき
あらあらガイドさんも運転手さんも道が分からない…
困りました
山道を行ったり、来たり、あかんやろ~

道に迷いながら、どうにかこうにか目的地の麻塘村へ
秘境感は盛り上がるものの、不安~~


―ろうけつ染めの技術に優れ、細やかな刺繍を施した衣装が
特徴的な少数民族の村
何と言っても女性たちの装いが、男装に近い戦闘服のいでたちで
鎧のような勇ましい衣装に特徴がある―
と、これはガイドブックの話…

――私たちのためだけでした
村中の人々がその村の中心地に集まり、
噂どおりの武装のごとし正装に身を包み
遠来からの我々を歓迎するセレモニーが盛大に始まりました

しかし…
なんとも下手っぴな芦生の音、ちぐはぐな踊りの披露(失礼)
いやいや駆り出された感が否めないお年寄り
苦笑いでステップを踏む若者
子供は観光客慣れしてか、愛想良く手を振り満面の笑顔
カメラ目線も完璧です
そして、その後ろでは村の長老が、携帯電話片手に、厳しい目で
村人に細かく指示
「愛想良く、愛想良く」…でしょうか?多分

う~仕方ありません
ここにも、しっかり現金収入の媚薬が降り注がれていたのです
では俗化して、しらけたかというと
そうではありません

ひとしきりやらされた感のある歓迎式は終わり…
皆、気持良いくらい、きっぱり何事もなかったように各人の家へ
「やれやれ」聞こえてきそうです(笑)
その後です

たまたま結婚式を迎えた新婚夫婦の家にお招きいただき
酔っ払いの大歓迎
一晩中飲み明かしたのでしょう
赤ら顔のおやじが手招きしながら飲め飲め、のお誘い

新婚夫婦は改めて晴れ着に着替え、お披露目
我々にもその幸を分けるように
この民族特有の儀
花弁でとった赤い色素を客人の額にぺたぺたと塗りつけ

我々も、この村の誰もがそうであるように
顔中、幸福の紅を付けられたのでした

まだ若い二人の門出に立会、その喜びににぎわう場に、
異国の我々に臆することなく、無条件で招き入れ歓迎してくれたことに
一同、またまた感激の嵐
じ~ん

熱いものが胸中にこみ上げてくるのを感じながら帰路へ着く我々の背には
コケッコッココーとうるさい鶏とデカすぎる豚のブヒブヒ鳴く声ばかり

村人は、もう日常へ戻ったようです
そんなもんですね!

しかしバスの中の我々といえば…
何かの宗教ですか?
ふと我に返り
互いの顔に施された赤い刻印に一同ただただ苦笑いするのでした…

これぞ祭りの後


▼添乗レポート 「中国貴州省・苗族の村を訪ねて」はこちら
http://ameblo.jp/arailuka/entry-10433917948.html

****************************************
韓国・ソウル個人手配のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com
■銀ステ旅先案内人:http://ameblo.jp/arailuka
****************************************

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする