銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

アナログ最後の日

2011年07月24日 | のほほん同志Aの日常

以前はけっこうなテレビっ子だったのですが
最近、テレビをとんと見ません。

もう見ないのが習慣になってしまって、
「なでしこジャパン」の活躍も、どこか遠い出来事。

けれども今日、久々に、
本当に久々に、テレビにかじりついていました(30分ほど)。

というのは昨年の今頃、寄席で聞いた
ある落語家さんのおはなしが急によみがえってきたからです。

「うちのテレビ、アナログなんですけど
 買い代える気はおませんねん」

「新婚の時に買ったきりやから、もう長いつきあいやしね。
 アナログ終了のその日、うちのテレビはどないなるんか
 ご臨終のときを見届けたろ思てますねん」

おもしろいことを言う人だなぁと思い、
(噺家さんだから当然ですが)
でもたしかに、その日を迎えたアナログテレビはどうなるんだろう
…と気になったのでした。

そして今日がまさに、アナログ放送終了日。
「そのとき」は正午だといいます。

実家に帰り、早めに昼食も終え、準備完了。
客間に今も残るアナログテレビの前で11時半からスタンバイ。

どこも似たような番組やってるなぁ…とチャンネルかちゃかちゃ。
こういうときは、やっぱりNHKかしら。

するとアナウンサー、

「アナログ放送をご覧の方は、今日の正午で終了となります。
 正午より、映像はブルーバックのお知らせ画面に替わります」

え~ ネタばらしする!?

人の楽しみを…と憤慨しつつ、画面をにらみつづけました。

時計を見るとあと数分。
どれどれ、と家族もまわりにやってきました。

正午まであと十秒というとき、
画面のなかのアナウンサーが
「これまでご覧いただきありがとうございました」と深々と一礼、

そしてふっと一瞬、
「アナログ放送は終了しました。ありがとうございました」
みたいな文字が画面にあらわれ…

次の瞬間、地デジ・コールセンターの電話番号が書かれた
「ブルーバックのお知らせ画面」に切り替わりました。

アナウンサーの予告通り、でした。
種明かしされた手品を見るよう。

にも関わらず、自分でも意外だったのは
ちょっと、ジーンとしてしまったことです。

アナログ放送よ、これまでありがとう のジーン

…我ながらあまりに単純でイヤになります。

まぁ、このジーンも一瞬のこと。
また今夜から
とんとテレビを見ない日が始まるのですが。



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