銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

スペインの旅の宿題

2011年07月15日 | のほほん同志Aの日常

「宿題の残るのがいい旅なんだよ」

学生時代、何度も通った北海道。
旅の宿で出会った人たちは
よくそう言っていました。

あえて100点満点とするのではなく宿題を残し、
後ろ髪を引かれながらその地をあとにすることで
次の旅へとつながっていくのだと。

今朝、帰国したスペインの旅。
カタルーニャからピレネーへとゆったり巡る9日間。
抜けるような青空に恵まれ、満開の花に迎えられ、
「オラ!」と道行く人と何十回も笑顔を交わし、
笑い声と音楽の絶えない旅でした。

お客様には…満足していただけたようです。
でも個人的には宿題が残りました。

大好きなバルセロナの街、
公私あわせて3度目の訪問となります。

今回、バルセロナには3泊してガウディとピカソを満喫し、
さらには郊外のサンサルバドルという小さな町に
寄り道をする予定でした。

その地はカタルーニャが生んだチェリスト、
パブロ・カザルスの故郷です。
フランコ政権に反対して亡命暮らしに身を置いたカザルスが
その後30年あまり望郷の念にかられながらも、
二度と帰ることのなかった地でもあります。

行程にはなかったのですが
音楽好きなお客様がそろった今回の旅。
お連れしたら、きっと喜んでいただけるだろうな。
そう思ってワクワクしていました。

ところが旅の初日、飛行機遅延のため
関西空港にて思いがけず6時間もの足止め。
バルセロナ到着が半日以上ずれこみ、
もとより行程外だったカザルス邸はやむなくカット。

う~、無念…。

大きな宿題が残ってしまいました。

でも先の旅仲間の言葉を借りるなら、これは
「またバルセロナへ来る理由ができた」、ということ。

もしいつか長い休暇がとれたなら――
そのときは絶対にバルセロナへ。
サンサルバドルの海岸も散歩して…。

カタルーニャの青い空を思いながら
そう心に決めました。

とは言いつつ…
長い休暇なんて夢のまた夢。
いつのことやら。

でも、こま切れのオフにもできることがあるのです。

明日はお休み。
バルセロナを舞台にした映画
『ビューティフル』を見に行ってきます!


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