銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

雨の日の電話

2015年07月23日 | のほほん同志Aの日常

それにしても毎日よく降ります。

昨日も朝から大雨。
そんな日は、電話の鳴りもいつもより、やや少ない気がします。

静かな事務所に、一本の電話。
銀のステッキです、と元気よく出ると、「こちら、〇〇警察です」

はい?

にわかに身構える私。

なにせ、警察署から電話がかかってくるなんて、銀ステ始まって以来のことです。

事故? 事件? なにごと?

「実はこちらに落し物が届きまして…」との先方のことばにやや安どし、
「落し物にそちらの名前が書いてあったので…」とのことばに、またも?

はぁ、それはありがとうございます。
で、なんですの、落し物って。

「えっと、雨の日チケットって書いてあります」

あかん、と思いつつ
「雨の日チケ…」まで聞いたところで私は受話器にぎったまま噴き出していました。

雨の日チケットとは、銀のステッキが発行しているサービス券で、
ツアーの最中に雨が降ったら、1ポイント進呈。
5ポイントたまったら、旅行券になるというものです。

サービス券とはいっても、ふつうのぺらぺらのカラーのコピー用紙に印字しているだけで、
ポイントも、添乗員のただのシャチハタ印。

こんなんでもありがたいことに、
お客さまは財布や手帳に大切にはさんでツアー時には持ってきてくれるのですが、
知らん人から見たら、まぁ、紙切れです。

すごいなぁ。

これを落とした人がいて(そこまでは分かる)
それを警察に届けてくれた人がいて、
そして警察が電話してきてくれたってことです。

「ところで、雨の日チケットの上のところに、お名前書いてます?」

「あ、〇〇さん。あ、もう一枚、あらま、ご主人も。」

「ちなみに、ハンコはそれぞれいくつずつ貯まってます? え、5個ぜんぶ! 」

ただの紙切れと思っていたものが、にわかに「旅行券」にバケました。

何度もお礼をいって電話を切ったあと――。

「〇〇さん、さっき警察から電話があって、これこれしかじか。
 ついては、この旅行券つかって、大曲の花火にぜひ!」

ご連絡が、すぐにお誘い電話に転じたことは言うまでもありません。

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