高校生になって、やっと本屋さんが身近になりました。
学校帰りに気軽に立ち寄れる、これは何より嬉しいことでした。
それまでは、、、、近所に本屋さんどころか、
衣食住的な店がほぼなかったものですから。
パンは山崎、そして賞味期限ぎりぎりが
普通でした。
一冊の本さえ高価だった学生だったから?
立ち読みが、ほんと楽しかった。
と、店主にはホウキで払われそうですが、
(実際、よく怒られました)
田舎の列車待ちは、接続も悪く、一時間待ちなんて余裕、、、
雨の日も、雪の日も。
なので、本屋さんでの時間つぶしは日常のささやかな楽しみでした。
今日、夕刊のーコラムを読んで、あ~なるほどと。
最近、立ち読みオッケー、立ち読みどころか椅子まで置かれ、
スタバ並みのお茶まで飲める本屋が現れ、
しかも、かなりクール、まあお洒落空間ってことです。
本離れと言われながら、
かなり集客しているのだとか。
かつての田舎の店主は苦笑いかも・・・
で、私がそのコラムでひどく納得したのは、
本屋さんには、見聞が広がる偶然の出会いがいっぱい転がっている、
というクダリ。
ほんと、そうだ。
宝探しではないですが、
ついうっかり表紙のデザインに魅かれ、
まんまと、お店の戦略に乗せられ、
先のお客さんが手に取るのを見て、
何より、立ち読みして、面白くって、
目指すものではなかった、なのに意外な発見がある。
これがネット販売にない楽しみだと。
人にはそれぞれの嗜好があるわけですが、
選んで、自分の好きなことだけで周辺をかためて、
自分スタイル(超カッコイイ!)の生活ができる今。
自分とは違う嗜好、そしてそれを好む人が世の中にはいる、
そんなあたりまえのことを
膨大なジャンルの本を取り揃える本屋さんって、、、
教えてくれる場所なんだと思う。
あれ、思いがけず、手にした一冊の本、、、
そんな出会いが人生を変えることもある。
コーヒーまで飲みながら、貪り読み、すべてタダ。
本屋さんにハタキは、もういらない?
いえいえ、このワンダーランドに値するモノを
案外、本好きの人は知っている。
そのことを、提供する本屋も知っている。
だから、成り立っているんでしょうね、
この大胆な発想!
うん十年前、あの怖い店主がいたから、
田舎学生の悪ふざけ、、、あえて挑発?せっせと通った本屋さん。
おかげさまで
人生変わった・・・のかなぁ~???
こちらのオシャレな本屋さんは、ポルトガル・オビドスにて。
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