今日、ご夫婦でご来店くださいました。
金婚式のお祝に、久しぶりにお二人で旅に出ると
ご相談をうけたのは、晩夏のこと。
無事、旅を終えられて、事務所に報告に来ていただきました。
お二人の、旅の珍道中?をオモシロおかしく聞きながら、
私の脳裏は、少し別の場所へ・・・・
会社を立ち上げてからの古いお客様です。
そういえば、うちの相方(昔の呼び名)が、
何をどう営業していいかわからない頃に
阪急電車で先のお客様にばったり会ったと、
嬉しそうに報告してきたことを思い出します。
それからのご縁です。
正直、ご主人は、やっかいな旅行計画なんて、おてのもの。
それでも、昔のよしみ?
しかも立ち上げたばかりなる情報に、
無理に仕事を見つけては、
手配旅行の依頼を何度といただきました。
当時のあの小さなマンションの一室でした。
いつも二人で相談に来られるのですが、
だいたい行程は、複雑な(めんどくさい)内容なのですが、
ご主人は、
「これでお願いします」と手書きの行程表を提示されます。
しかも、完成度の高い!!
正直言いましょう、、、当社ですることは、ほぼなし。
手配旅行で大変なのは、行き先の導線を組むこと。
それが完璧な内容で提示されたのですから、
こちらとしては楽勝で、
指示内容にしたがって手配先に連絡すればいいだけです。
「あれま!今回も私は楽して、でも手数料しっかり取りますよ!」
ご主人は、苦笑いで、
でも、奥さまをちらり見て、
「これが(奥さま)、銀ステで、っていうもんだから・・・」
ある日、奥さまは、体調を崩され、長らく旅を控えておられました。
もう3年、4年前でしたか?
でも、奮起して、いいかげんに外に出ないと、
そう、思いながらも、いろんな思いから、
心が萎えておられたようです。
「自信がない」
あの明るい奥さまからそんな言葉がでるなんて、、、
でも、そんな日が、人にはあるのでしょうね。
いろんな事情がある、って人の常ですから・・・
さて、帰り際でした。
「久しぶり思い出していただき、嬉しかったです」
そう、私がいうと、
「私は、銀ステをいつも思っていましたよ。
どこかで、お仕事と、と。
でも、本当に身体と心がどうも、、、ね」
ああ、嬉しい。
また、いつか、旅をするなら、銀ステを!
そう思って下さっていたこと。
そして、複雑な列車移動もオテノモノのご主人が、
高い、高い銀ステの手数料(笑)を(我慢して・・・)!?
お仕事を下さったことに。
私も、奥さまと同じく忘れずにいようと思います。
御恩だけは。
事務所を出られて、くるりと振り向き一言、
「そうそう、あなたに、かなり高いお宿勧められて、
その部屋にゴキブリが出たんは、ちょっと笑ったわ!」
ああっ、私の知っている奥さま節。
良かった。
旅の力、治癒力って本当だと理解しました。
これが銀ステの手配です。
ふぇっ。
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