銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

ONIWA SOTO! FUKUWA UCHI!

2017年02月02日 | のほほん同志Aの日常

明日は節分。
京都の節分会を訪ねるツアーへの添乗をひかえた夜。

前に節分ツアーに行ったのはいつだっけ?と思ったら、
なつかしい風景がよみがえりました。

もう6年前(!)になるのですね。
2011年、オーストラリアのタスマニア島で迎えた、こんな節分レポが出てきました。

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早いものですね。
タスマニアに出発したのが、2月2日。
 一昨日、元気に帰ってきました。

 出発の日のこと、
 関空に見送りにきた別のスタッフから
「はい、コレ」とスーパーの袋を持たされました。

のぞいてみると、豆の袋が人数分と鬼のお面。

 「明日は節分やから」

って、ちょっとちょっと!
 大豆だからずっしりと重いんですけど。
これ、私がかついで歩くことになるんですど…。

**** 

オーストラリアの南にぽっかり浮かぶタスマニア島、
オーバーランドトラック。

オーバーランド。
 自然の豊かなタスマニア島でも、
ひときわ手付かずの大自然が残る
 クレイドルマウンテン・セントクレア湖国立公園内を
5泊6日、山小屋に泊まりながら縦走するハイキングルートです。

 山小屋の定員はわずか10名。
 銀のステッキ旅行で貸切となったグループに、
タスマニアを愛してやまない屈強な青年3人がついてくれました。

 屈託のない笑顔に、育ちの良さが表れる先輩格のジョン。
 子どもがそのまま、大きく大きくなったようなロブ。
 最年長の新人、控えめながら一番大人だったポール。

 昼は重い荷物をかついで歩くガイドさん。
 午後は山小屋に先回りしてエプロン姿でマフィンを焼き、
 夜はシェフに早替わりして、
 毎晩3コースのディナーを用意してくれました。

 歩き始めて4日目、
 叩きつける嵐に見舞われ、行程を切りあげて早めに小屋に入った日。
 好意に甘え、もうひとつお手伝いをお願いしました。
 入山してから数日、ザックに入れて持ち歩いた豆の出番です。

 2月3日はとうに過ぎていましたが、
 豆まきをするなら、ガイドさんとの空気も打ち解けてから。
そう決めていました。

それと、ついでに言うと
「え~、こんなに重いのをずっと持ち歩いてくれたの?ありがとう!」
お客さんからそう褒められたい、そんな浅ましい考えもありました。

まずは、おもむろにガイドさんに宣言。

 「これより日本の春を迎える伝統の厄除け行事、
  節分の豆まきを行ないます。
  つきましては、鬼役が必要です」

 鬼役を買って出たのは、
もとい、全員一致で鬼役を押しつけたのは
3人のガイドさんのうちのひとり、ロブ。

 194cmの長身。
 日に焼けた、彫りの深い顔。
チリチリのカーリーヘア。
 (すぐに、ラモスとあだ名がつけられていました)

お面をつけたら、まさに赤鬼になりました。
さぁ、豆まきスタートです。

 「鬼は~外、福は~内!」

 残る2人のガイドさんも、たどたどしく

“ONI WA SOTO”
 “FUKU WA UCHI”

そしてロブ。
ガオーッと胸を叩くゴリラ・スタイルで登場。
ノリの良いオージーの若者ですから
初めてとは思えない見事な鬼ぶりを披露。
 適度にひと暴れしたあげく、草原のなかに消えていき…

こうしてタスマニアでの豆まきは終了。
 厄よけが効いたのか、翌朝からはお天気もすっかり回復し、
タスマニアン・ブルーの青空のもとハイキングを終了しました。


ちなみに私、どなたからも
「こんな重いのを…」とは言ってもらえませんでした。

ガックシ。


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早春ウォークを始めましょう!
サロンウォーク、今年第2回は・・・

「寒梅の水月公園を歩く」
日時:2月27日(月)
集合:阪急石橋駅・東改札口10:00集合
料金:500円
約3㎞、2.5時間

今年は日常にウォーキングを取り入れて、
皆さんで、楽しく元気に歩きましょう!

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バス旅行、オーダメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行

TEL 0797-91-2260(平日9:00~17:00)
■銀のステッキは会員制の「旅サロン」を主催しています。
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com
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