銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

~千酉さまへ~ 申之介の懸想文(けそうぶみ)

2017年02月05日 | のほほん同志Aの日常

落語を通して、昔、「代書屋」なる職業があったことは知っていましたが、
こちらは知りませんでした。

「懸想文売り」(けそうぶみうり)、…ラブレターの代筆業、だそうです。



こちらのイラストが「懸想文売り」。

烏帽子をかぶり、「水干」と呼ばれる衣装を身につけ、
覆面で顔を隠して目元だけ出しているという、なんとも怪しげな風貌。
手にしているのは、梅の枝と「懸想文」です。

そもそも「懸想文」とは、公家など限られた人しか読み書きができなかった時代に、
想い人への気持ちを代わってつづってもらった文、
つまりラブレターの代筆文のこと。

懸想文の風習は平安時代に始まり、
江戸時代に盛んに行われるようになったそうですが、
いつしかその代筆業を引きうける「懸想文売り」が現れるようになりました。

なぜ顔を隠しているのかというと、
この「アルバイト」をしていたのが貴族だったからだとか…。


さて、現代の「懸想文売り」は、
京都岡崎の須賀神社に、節分の日に現れます。




懸想文ひとつ1,000円也!
縁結びのお守りとしては異例の高額ですが、
迷わず買い求めていた自分がコワイ…。


でも開封してびっくり。
中がなんとも洒落ていました。





む寿(す)ぼれし霜毛(も)
うちとけ咲く梅の
花の香おくる
文めせや免勢(めせ)

(霜もとけ、梅の香もただよってきました。
 どうぞこの文を受けとって下さい)

 ~千酉さまへ~   申之介より


なんと、この懸想文、
昨年の干支(申)から、今年の干支(酉)への、恋文なのでした。


幾重にも折りたたまれた恋文を開けると…
申之介から千酉への熱い思い。







「今日より晴れて結ばれし 二つの糸はあかき色」 ですか、いやはや。



猿は鳥に恋するかなぁ。…するだろうな。

鳥は愛らしくて自由で健やかだから。


懸想文売りが代わってつづった、申之介から千酉への思ひ。

届いた、のでしょうか。


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早春ウォークを始めましょう!
サロンウォーク、今年第2回は・・・

「寒梅の水月公園を歩く」
日時:2月27日(月)
集合:阪急石橋駅・東改札口10:00集合
料金:500円
約3㎞、2.5時間

今年は日常にウォーキングを取り入れて、
皆さんで、楽しく元気に歩きましょう!

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銀のステッキ旅行

TEL 0797-91-2260(平日9:00~17:00)
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