落語を通して、昔、「代書屋」なる職業があったことは知っていましたが、
こちらは知りませんでした。
「懸想文売り」(けそうぶみうり)、…ラブレターの代筆業、だそうです。
こちらのイラストが「懸想文売り」。
烏帽子をかぶり、「水干」と呼ばれる衣装を身につけ、
覆面で顔を隠して目元だけ出しているという、なんとも怪しげな風貌。
手にしているのは、梅の枝と「懸想文」です。
そもそも「懸想文」とは、公家など限られた人しか読み書きができなかった時代に、
想い人への気持ちを代わってつづってもらった文、
つまりラブレターの代筆文のこと。
懸想文の風習は平安時代に始まり、
江戸時代に盛んに行われるようになったそうですが、
いつしかその代筆業を引きうける「懸想文売り」が現れるようになりました。
なぜ顔を隠しているのかというと、
この「アルバイト」をしていたのが貴族だったからだとか…。
さて、現代の「懸想文売り」は、
京都岡崎の須賀神社に、節分の日に現れます。
懸想文ひとつ1,000円也!
縁結びのお守りとしては異例の高額ですが、
迷わず買い求めていた自分がコワイ…。
でも開封してびっくり。
中がなんとも洒落ていました。
む寿(す)ぼれし霜毛(も)
うちとけ咲く梅の
花の香おくる
文めせや免勢(めせ)
(霜もとけ、梅の香もただよってきました。
どうぞこの文を受けとって下さい)
~千酉さまへ~ 申之介より
なんと、この懸想文、
昨年の干支(申)から、今年の干支(酉)への、恋文なのでした。
幾重にも折りたたまれた恋文を開けると…
申之介から千酉への熱い思い。
「今日より晴れて結ばれし 二つの糸はあかき色」 ですか、いやはや。
猿は鳥に恋するかなぁ。…するだろうな。
鳥は愛らしくて自由で健やかだから。
懸想文売りが代わってつづった、申之介から千酉への思ひ。
届いた、のでしょうか。
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早春ウォークを始めましょう!
サロンウォーク、今年第2回は・・・
「寒梅の水月公園を歩く」
日時:2月27日(月)
集合:阪急石橋駅・東改札口10:00集合
料金:500円
約3㎞、2.5時間
今年は日常にウォーキングを取り入れて、
皆さんで、楽しく元気に歩きましょう!
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銀のステッキ旅行
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