銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

田中一村展、ふたたび

2018年09月06日 | 眼力Kの圧、ハンパない

本日、2度目の田中一村展ツアーへ。

「2回目やからもう余裕やな!大丈夫、大丈夫」と励ましてくれている先輩が

「余裕が出てきた頃が1番危険。何かしでかすタイミングなのよ」と、

以前、さらりと言っていたことを私は忘れてはいません。

ということで、いつもとはまた違った緊張感の中、

本日のツアーも始まりました。

 

「私の絵は100年後に認められるだろう」

一村が晩年残した言葉の通り、

銀ステの「生誕110年 田中一村展ツアー」は大盛況です。

当社でも追加の追加の追加にもかかわらず、

20名ものお客様が参加してくださいました。

ありがとうございます。

でも、驚くのがはまだ早かったのです。

 

田中一村展は9/17までということもあり、

前回とは異なり、美術館はすごい人でした。

「げげげ...皆さんゆっくり見れないんじゃ...」不安に駆られる添乗員。

 

前回は、私も一直線に展示室へ向かいましたが、

今回はベンチの所在確認、そして、その空き状況を確認しに奔走。

これって、銀ステならでは?

座る場所のチェックが、まず大事だと、私もすでに理解しています。

 

ひと山乗り越えたら、また新しい山が立ちはだかる...

先輩!「余裕」なんて思える日はまだまだ先のようです。

 

しばらくして、他の団体のお客様が帰りはじめた頃、

銀ステのお客様が椅子に座って休憩されてるのをお見かけし、

お声をかけました。

まず椅子に座っておられるのを確認できた時点でほっと一安心。

え?

「すごい人でしたが、ゆっくり見れましたか」

不安いっぱいの私の問いに、

「たっぷり2時間も時間をとってくれるツアーなんて他にはないわよ〜。

混んでいたところは休憩してから、後でゆっくり観せてもらったし、

十分に楽しませてもらったわ」

と、笑顔で仰ってくださったお客様。

 

そうだ!銀ステの醍醐味はそこだった。

混んでいようと時間に追われることなく、

ゆっくり楽しんでいただける時間をちゃんととっているじゃない。

ワ・タ・シ

 

さっきまでの不安は何処へやら、急に得意げになってきました。

が、「余裕がでてきた頃が1番危険!」の言葉がふたたび頭をよぎります。

おっと危ない、最後まで気を抜いたらダメですね。

緩む気持ちを、ググッと軌道修正して、

最後まで、気を入れて…

さきほど、無事、宝塚へ帰って参りました。

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