銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

011で始まる電話

2018年09月21日 | のほほん同志Aの日常

きのう、朝一番で電話が鳴りました。

習慣で、電話機のディスプレイに表示された電話番号を見ると、
「011…」で始まっています。

011…ってことは、北海道だな。
かといって、近々に迫っている北海道のツアーはないし、
どこからだろう…と思いながら、受話器をとりました。

今年たいへんお世話になっている北海道開発局のご担当者、Tさんからでした。

北海道命名から150年となる今年。
銀のステッキ旅行では、北海道開発局の「公共施設見学ツアー」を
一年にわたって実施しています。

これまでにも、知床横断道路の除雪作業、
200万都市札幌の生活用水を提供する豊平峡ダムや定山渓ダムなどの
特別見学を組みこんだツアーを実施してきました。

そして9月の下旬には、工業都市・室蘭のもうひとつの顔、沖合漁港を見学する予定でした。

そこへ、このたびの大地震です。

お客様からのキャンセルも入り、やむなくツアーを中止することになりました。

「北海道の観光が、大打撃を受けていまして…」

開発局のTさんからのお電話は、そんなことばで始まりました。

そうですよね。
新聞で読んで、ずしりと重い気持ちになっていました。

小さな当社でさえ、ツアーを一本中止。
そのことで、ホテル2軒と、夜景クルーズ船と、飛行機と、
3日間、身体を空けてくれていたジャンボタクシーをお断りしました。

「観光という点では、道内全域、どこも問題ないぐらいに回復しているんです。
 ですので、中止になった今回のツアー、
 再設定していただけないかどうか、状況をお伺いしようと思って」

そんな、お電話でした。

正直、とてもうれしかったのです。

ちょこちょこ数は重ねてますが、送客数としては微々たる人数の銀のステッキに、
そうしたお電話をくださる。

でも逆にそれが、北海道の打撃の大きさをあらわしているようにも感じられました。

「秋のシーズンに…。もう観光が、北海道の大きな産業になっていますので」

そう仰って、電話を切られました。

そうでした。
秋は、北海道から降りてくるのでした。
日本でいちばん早い紅葉は、9月に入ると、北海道の大雪山のてっぺんから始まります。

徐々に徐々に下界へと降りていって、今頃はふもとの木々も色づきはじめたころでしょう。

いいなぁ。

また、北海道に行きたくなりました。




(2015年9月15日、紅葉の大雪山)


【北海道150年記念企画】

伝統の打瀬船、北海シマエビ漁と十勝川

さようなら夕張支線と晩秋の優駿ロード


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