銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

大人は質より量、と思う日があった。

2018年09月10日 | 見かけだおしNのつぶやき

もう、どなた様も承知のこと。

日本を襲う、続けさまの災害。

 

「今年は本当に多いなぁ」

 

未だその苦しみにある圧倒的多数の方を差し置いて、

これを言うのは、はばかられますが、

やはり、当社でもなんらかの影響がありました。

 

今日まさに、フィンランドへ出発するはずだったお客様。

ちょっぴり体調に不安を覚えられて、

それでも、お孫さん達に世界を見せたいと、

ご自身を奮い立たせ、

この秋ご家族で行く、一生の記念旅行を、

すごく楽しみにされていました。

 

台風が過ぎ去り、やれやれ、と思ったのも、つかの間。

ご承知の通り、関西空港の厳しい現状です。

 

まさか、飛行機が飛ばないなんて・・・

飛ばせる滑走路がないなんて・・・

台風一過には、想像にも及びませんでした。

 

手配先は、もっと深刻で、航空券を依頼していた会社は、

もうテンヤワンヤ、その奔走ぶりが痛いほどわかります。

何本もの関空利用のツアーを手がける旅行社、

及び、それに関わる同業者を思うと、当社の困惑はたかが知れています。

それなのに。

 

この度、フィンランド行きを泣く泣く断念していただいたお客様。

何度と、この旅の件で連絡を入れていると、

「あなた、悪いわね、うちばっかり。今、お宅もたいへんやのにね」

 

、、、。

 

これは、もう本当に泣きそうになりました。

「いえ、うちは、◯◯さんとこだけです、該当するのは!!」

(悲しいかな、いえ、幸いなことに)

どっちの表現が的確は、この際スルーして。

 

出発は、月曜日(本日)、たった中2日、金曜日までギリギリの攻防。

お客様のイライラ、不安の方がいかばかりだったかと計り知れず。

それなのに、代替えのツアーを急遽提案して、

なんとかオッケーをいただいた、その電話口。

「たいへんやったね、ありがとう」

 

ああ、結局泣かされました。

 

こういう時、やっぱり人は、人がにじみ出るんだなぁと。

結局、テンパっていたのは、私だけで、

お客様は、しごく冷静に、

まぁ、それもこっちの動揺を察してのご配慮と、今は思います。

 

「今から、スーツケースのなかみ、

セーターから半袖シャツに入れ替えんのが面倒やわ」

笑って仰いました。

 

大人になるって、、、

まだまだ、度量足りてないわ。

 

あまりに慌ただしく、緊急決定で出発していただく、ご家族旅行。

吟味していただくことなく、時間との攻め側で決めていただきました。

でも。

私の好きな場所を、図らずも提案していました。

記憶に残る旅、最後までお手伝いさせていただきます。

大丈夫、きっといい旅になります。

 

「添乗は、Hさんで引き続きお願いしとくわ」

「彼女だって今回のこと残念だったはずよ、いっつも忙しんだから」

はい。

はい?

少々複雑ですが、深くとることなく、ここもスルーして、

 

皆さんで楽しんできてくださいね。

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