海外の友人にラインで新年の挨拶を送ったところ、、、
まぁ、もちろんどこもコロナなのですが、
一件、見慣れない一文が入ったメールが目に留まりました。
「ワシントンDCは本当に大変なことになり、云々」
ニューヨークのガイドさんからでした。
今朝のニュースは、夕方に予定されていた緊急事態宣言一色。
出勤前に、ギリ飛び込んできた速報として、
ワシントンの議事堂で、女性一人が亡くなったことを知らせていました。
その時は、ふーんと頭をかすめる程度でした。
でも、そのメールを受け取って、
ああ、世界はコロナに囚われている間に(知らぬ間に)、
とんでもなく大変なことになっているんじゃないのかしら?
アメリカは大国で、やはり、どうであれ、なんといっても、、、
あれこれ批判的な枕詞をいっても、(あ、私は昔からアメリカが嫌でない)
最終的には民主主義国家の長だよね、と思っていました。
ああ、本当にこんなことが起きるなんて。
どうしちゃったのよーーアメリカ!
自由の国の名のもと、それを謳うことの責任の重さ、
受け入れることの寛容さが生む弊害の数々、
ほんと、アメリカは苦労が絶えないねぇ、と、ずーっと思ってきました。
学生時代、藤原新也の「アメリカ」を読んで、私もルート66を辿ってみたいと、
いわゆる若気の至りで車の運転もできないのに大陸横断を試みました。
その旅で、心底アメリカの懐の大きさ(ゆるさ?)と、
それゆえに抱える理不尽の多さを何度も感じることになりました。
この国は西から東まで、あまりにドでかく、
一つの国なのに、それぞれに住んでいる人々の地域性が恐ろしく異なり、
そして多様な人種が暮らしている。
たかが数ヶ月の旅人でさえ、この複雑な構成に驚き、
学生ごときの当時の私でさえ、この国を統一するのってホンマ大変やなーと。
なんだかんだ、世界で注目される立場ゆえ、
批判も多いのでしょうが、でも自由の国、
そうです、かのNY自由の女神が掲げるトーチは、移民の自由と希望。
Liberty Enlightening the World(世界を照らす自由)を意味します。
対岸からだから言えることかもしれませんが、
でもやっぱり、アメリカは大風呂敷広げて、頭悩ます、
ええ格好と現実のギャップの重圧に耐えうる大きな国であって欲しい、と。
まぁ、これぞ得て勝手というのでしょうね。
民主主義国家で起きたこの歴史的な出来事に、
憑き物が落ちたように素にもどる人々の様子が、せめて救いです。
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