銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

抵抗こそ、日常こそ、何?

2021年01月21日 | 見かけだおしNのつぶやき

散髪に行って、話しかけられるのが苦手とずっと言ってきました。

もちろん今もですが、

でも、相手にはそれなりの理由があると知って、ちょっぴり反省。

お客様を知る術って、様々ですものね。

非協力的ですみません。

 

先日お馴染みの店に行くと、その日はみるからに私ひとり。

玄関先からスタッフみんなで迎えてくれて、いつもはそういうのが大の苦手。

お尻ムズムズでしたが、今はそうなるよね、と納得。

店長がセレクトしたという、どうも私の世代にピッタリの

昭和なサウンドが店内にそこそこの音量で流れています。

もしかして私のため?、、、ありがたいけど、どうも落ち着かない。

 

しかも、散髪屋での一番の楽しみは週刊誌を馬鹿読みできること。

いつもは、女性云々とか、女性ほにゃらとかを持ってきてくれるのに、、、

「昨今のこともあって、読み放題ですが、、、」

と、渡されたのは重たーい冷たーいiPad。

これで、好きな雑誌を読み放題してください、と。

えーーそんなん嫌やーー

でも、これはお店にとっても効率よく、

読む側もジャンルが豊富で退屈しのぎにはもってこい?

でも。

ああ〜、私の散髪屋での唯一の楽しみが簡単に消え去りました。

読むだけなら確かにiPadでもいいのですが、臨場感?

紙媒体が、理屈なく好きなのです。

 

そこで、髪染めという10代でもしなかった年齢への反抗なる時間を

心穏やかに過ごすため、紙媒体の活字を要求してみました。

すると、担当してくれる若いスタッフが、

私が通勤時に読んでいる文庫本ですが、と一冊の本を渡してくれました。

タイトルは、、、忘れた。

でも阪神間の方は誰もがよく知る作家さんでした。

で、髪染めの長ーい?時間に読み始めると、、、

オイオイ、ウルウルと、やばいことになってきて。

でも、その空間は私だけで、なんの遠慮があろうかと、

鼻水ズルズルと、飛沫感染的なことをグジュグジュ繰り返し、

どうにかハンカチで押さえて、でも目の前の鏡には、

完成度の高い、グダグダのおばさんが綺麗に仕上がっていました。

 

手鏡を手に、

いい感じで染まってますよ〜、と後ろから映す笑顔の担当者さん。

確かに。綺麗。後頭部。

でも、、、髪染めの意味あるんかーーーい!

と、まだまだ無駄な抵抗は続けようと誓う。

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