企画者から、手配書類を受けとって、
「え!花森さんて女性やったん?」
「違いますよ!男性です」
そう教えられて、急に興味が湧きました。
だって、チラシの写真に映るその人は、どう見てもおばさん。
おかっぱ頭にスカート姿。
俄然やる気?が出て、にわかに下調べ。
銀のステッキ世代のお客さまには、ご存知、と言っていいのでしょう、
「暮らしの手帖」の初代編集長だった花森安治氏の展覧会に行って来ました。
もんぺ姿が当たり前だった時代、戦後すぐに創刊された「スタイルブック」
(暮らしの手帖の前身となるファッション誌です)
その巻頭言に震えました。
ーーーー今日も明日も、いつものように暮すというのは、そう単純なものではない。
起きて、着て、食べて、歩いて、話して、聞いて、学んで、寝る。
それぞれの積み重ねが、その家の、地域の、暮しとなる。
個人の暮しより大切なものなんてない。ーーーーー
「戦後、子育て中の私のバイブルだったのよ。
彼の言うことならと、私だけでなく当時、かなりの信者が世の中にはいたのよ」
それを聞いてうっかり
「へぇ、羨ましい。銀のステッキもそんな存在になりたいものです」
でも、彼の功績を伝える紹介文を読み、
我が身を失笑しました。
ーーーー『暮しの手帖』を創刊し、
以後30年にわたり編集長として指揮をとります。
衣食住を豊かにするための実用的なテーマを中心にすえ、
「商品テスト」「戦争中の暮しの記録」など数々の名企画を生み出しました。
一貫して制作の隅々にまで目を光らせ、手を動かし、渾身の力をふるって
『暮しの手帖』152冊を世に送り出しました。ーーーーーー
ーー隅々にまで目を光らせ、手を動かし、渾身の力をふるってーーー
人さまからの信用を得ることは、そう容易いことではない、
ああぁぁ、、、お恥ずかしい。
ならば。
明日もネギの販売に、弁当の発注に、餃子の、、と目を光らせ、
渾身の力をふるって、新規、蟹の販売を始めることにします。
まぁ、こういう勝手解釈もきっと
おかっぱスカートの花森さんは、Goサインを出してくれるように思うのですが。
どうでしょうか。
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■2021年 2/19(金)11:00~16:00
■会場/ 銀のステッキ事務所内
(阪急今津線「逆瀬川駅」徒歩5分)
ご来店をお待ちしております!
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バス旅行、オーダメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行 TEL 0797-91-2260(平日9:00~17:00)
■銀のステッキは会員制の「旅サロン」を主催しています。
■公式ホームページ:http://www.gin-t.com
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