ミステリーツアー2日目がスタートしました。
わたしは本日2日目の担当です。
宝塚ホテルにお迎えにあがると、昨日からお泊まりのお客様が、
たった一日ご一緒されただけなのに、まるで旧知のように
あーだったこーだったと楽しそうにお話されていました。
もちろん、昨日のダメ出しもありましたが、、、
皆さんにとっては2日目でも、わたしには初日。
今までにない不思議な感覚の中、
昨日の添乗員からタスキを受け取り、いざ明石へ
ミステリーツアーということで、最初の行き先は車中クイズ形式で発表しました。
ヒント1
1920年に制定され2020年は100周年だった
ヒント2
1920年といえば鉄道事業と郵便制度が開始された頃
どこだかわかりますか??
正解は、、、『明石市立天文科学館』です。
昔、日本は日の出日の入りを基準に時間の流れを感じていたそうです。
分刻みで生活している現代の日本人には考えれないですね。
1920年頃には鉄道事業と郵便制度が導入されはじめ
この時間感覚ではいけないと『時の記念日』が制定され、
それを境に今の時間の概念ができたそうです。
そう、ここ明石はその基準となる子午線が通っている場所です。
ここではこの2日間のハイライトとも言える?
冬空のプラネタリウムを観賞しました。
「プラネタリウムなんていつぶりかしら」とみなさんの目も煌めき。
星空より輝いていたかもしれません。
そして向かったのは、柿本神社。
天文科学館の裏に位置し、
この時期、綺麗に咲くロウバイが楽しめる神社です。
早春の花もミステリーツアーに組み込んでいたものの、
期待していた梅の開花には早く、苦肉の策でしたが、ロウバイ観賞となりました。
でも、鮮やかな黄色が、先ほどに星の煌めきにも似て、
こじつけとしては、、、どうでしょう?自画自賛ですね。
そして、ちょうど正午の時報が天文科学館から聞こえた頃、
「そろそろお腹すいたわ、次はいよいよお昼かしら?」
いえいえまだです!もう一ヶ所行きますよ!
もしかして、2日目も昨日と同じく詰め込みすぎの行程でしょうか?
でも仕方ありません。
我が街再発見の旅は銀のステッキの原点。
そして先輩スタッフの思入れが強すぎて、行程はつねに押し気味に。
こちらも先輩スタッフが
「うちらしいから」と連呼していた『中崎公会堂』へ。
ここは車内でヒントを出しましたが、あまりにマイナーすぎて、正解者は無し。
ご存知、辰野金吾設計の大阪中之島公会堂などが建設された頃、
明石にも負けじと近代化を!ということで建てられたようです。
今は公民館として地域の方が使用する場所になっていますが、
当時をしのぶモダン建築の意匠が見どころでした。
お腹がすいているはずのお客様も館長さんのお話を熱心に聞き入っておられました。
そしていよいよお待ちかねのお昼です。
神戸迎賓館ルアンで、フレンチのコースをいただきました。
初めて訪ねたわたしは、心踊る瀟洒な外観と、重厚感溢れる内装に、
すっかり魅了されました。
大正時代、トップクラスの貿易商や各界の著名人たちの
社交の場として華やいだ旧西尾邸です。
そしてこの場所は、モダン建築巡りを得意とする(勝手に言いますが!)
銀のステッキが、設立当初によく利用させていただいた
古いスタッフ(あっ!)思い入れのある場所でもあります。
そんな思い出の場所で、今回のミステリーツアーを締めくくりました。
帰りのバスでミステリーツアーにご参加いただいた理由をお伺いすると
「メニューに"シェフの気まぐれサラダ"ってあるとおいしそうで、
うっかり選んじゃうでしょ、そんな感覚よ」と、仰いました。
え!?
気まぐれ?
うっかり?
でも美味しそう(楽しそう)と思ってくださったんですね。
こんな風に仰るお客様がいてくださるからこそ、
今、わたしたちは旅に出れるんだなと。
この一言は、なんだかとっても心に響いて、励まされ、
改めて感謝の気持ちが溢れてきました。
こんなご時世ですが、ご希望がある限り、受け入れ先がある限り、
銀のステッキは、旅を続けていきます。
もちろん、感染予防は、、、もう当たり前すぎて。
さて「銀のステッキ・気まぐれサラダツアー第2弾!」があったら、
ぜひ、皆さんふたたびお付き合いください。
ミステリーツアーが、いきなりサラダに名称を変えるもの、当社ならでは!?
2日間、本当にありがとうございました。
と、明日はお弁当販売日。
割烹着コスプレに早変わりです!
皆さまのご来店をお待ちしております。
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銀のステッキ旅行 TEL 0797-91-2260(平日9:00~17:00)
■銀のステッキは会員制の「旅サロン」を主催しています。
■公式ホームページ:http://www.gin-t.com
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