あぁ、何と素晴らしい地であったことでしょうか
今、思い返せば思い返すほど、
知床の魅力が増幅していきます
今回もまた素晴らしい(ユニークな?)出会いに満ちた旅でした
まずは、言うまでもなく知床の手つかずの大自然
深い森に囲まれた知床五湖の中を歩きながら
お客様がしみじみとこう仰いました
「この緑とも黄緑とも言えない鮮やかな木々の色が知床の色ね」
同じ世界遺産でも、屋久島の深く重なり合うような緑や、
白神山地の透き通ったライトグリーンのような緑とも違う
何とも言えない緑なのです
雨あがりに歩いたので、木々は一層生き生きと鮮やかに、
葉にしたたる水の一滴一滴までが生きているようで
愛おしく感じました
次に、私たちを楽しませてくれたのは
野生動物との出会い、です
エゾシカ、こちらはいつでもどこでも「こんにちは」状態
そこらじゅうで出会いました
キタキツネ、こちらは運良く1回、バスに乗っている際に
道路際にちょこんと座っている所に遭遇
かわい~~!
全然人を恐れないのか(もちろん車は降りていませんが)
じーっとこちらを見て、リラックスモードのきつねさん
女性群のハートを掴んだことは言うまでもありません
そして知床で忘れてならない動物、それは
ヒグマ!でしょう
この夏の時期はヒグマ活動期
活発に動き廻っており、特に知床五湖周辺はヒグマの生息地です
私たちがヒグマのお家にお邪魔しているようなもの
そこで五湖を歩く前には必ず「ヒグマ対処法」なる
レクチャーを受けなければなりません
私たちを脅したいのか、帰らせたいのか
まずが衝撃的なヒグマの凶暴性を写したビデオ鑑賞
この時点でかなりびびる私たち
続いて救いようのない言葉
「ヒグマに出会ったら、どうしようもありません」
「逃げ切れません」
え!?
「ヒグマに出会ったらどうするか、ではなく、
ヒグマに出会わないようにするにはどうするか、です」
およそ普段の生活に全く役に立たないであろう、このレクチャー
「時々“ホイッ ホイッ”と大声を出して歩きましょう、終了」
え! え? これだけ?
そう疑問に思いながら、出発
とにかく「ホイッ!」これを言うんだな、これなら簡単
ガイドに続きお客様も突然ホイホイ!を連発
「ホイホイ隊」はどんどん進みます
すると、私たちのすぐ後ろで ヒグマ 目撃情報アリ!
戻るわけにはいきませんので、そのまま歩き続けました
間一髪ゴール地点へ
セーフ!
ラッキー!
…と言うのも、ヒグマの目撃情報があると、
知床五湖の遊歩道は即閉鎖 その後3時間近く締め切られるのです
もう少し早くヒグマが出てきていると、私たちは
一歩も五湖へ入れなかったのです
このヒグマ活動期は、むしろ閉鎖されていることの方が多いというので、
私たちは如何にラッキーだったか、です
さらにこのラッキーホイホイ隊の幸運は続き、
帰りのバスの中、不自然に1台の車が道で止まっているので、
周囲を眺めていると
あーーーー いました!!!
紛れもなく、ヒ・グ・マ です
しかも至近距離!
道路脇の斜面の土を掘ってはアリ(ヒグマの大好物)を食べています
こんな近くで見られるなんて、まさに奇跡
車の中でなければ、恐ろしくて見ていられません
故に超ラッキー
「後は親子熊でも見られたいいのにね-」
「そんな都合良く無理ですよ」
そんな話をしていたのですが、
まだまだラッキーは終わっていませんでした
午後に乗った知床小型クルーズ船
大型船と違って海岸線近くまで寄せられるのが特徴
じーっと海岸線を眺めていると
あーーー またもやいました しかも親子連れ!
あっちにも、こっちにも、あの斜面にも
泳いでいる熊まで!!
これだけたくさんの熊に出会ったら、
もう何が何だか分からなくなってきました
知床で確かに息づくヒグマを始めとする野生動物たち
私たちに惜しげもなく、その姿を魅せてくれました
キタキツネのかわいい姿や、エゾシカの優しい目、
オジロワシの勇ましい姿 …
そしてもう一つ忘れられないのは
皆さまの笑顔!
童心に戻ったように動物を探し、そして眺め
一生懸命写真を撮っている時、その目は
他の何より、一番輝いているように見えました
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