「私、皆さんに迷惑かけてると思う
荷物を持ってもらったり、待ってもらってばっかり・・・
もうこれ以上、迷惑かける訳にはいかないから
旅行に行くのやめようかな・・・」
そんな哀しい言葉を聞きました
もともと、明るく元気で、旅行中は誰からも好かれる
ムードメーカーのようなお客様です
そんな方が、自ら去っていこうとするなんて、
信じたくない言葉でした
「思い切って旅に出たら、元気になれた」
そんなお客様の声を聞きたくて
「銀のステッキ旅行」は誕生しました
銀のステッキ・キャラクターのステッキじいさんもしかり
お調子者で元気だったおじいさんが
妻が先立ってしまって以降、
すっかり気落ちし、外に出るのが億劫になってしまいます
足が弱り、それが周囲に知られるのを嫌って
外に出なくなりました・・・
そこへ、思いがけず先だった妻よりひとつの贈り物が届きます
「銀のステッキ」です
おじいさんはそのステッキを持つと、
不思議と足が軽やかになり
周囲の風景がキラキラと輝き始めたのです
そんな存在になりたいと始めたのに、
旅行に行くことで、気落ちし、辛い気持ちになってしまうなんて
そんなお客様の気持ちに気付かなかった
無頓着な自分が何と腹立たしいことか
どうしていいか分からず、とりあえず
仕事終わり、お客様の自宅にお伺いしました
「こんばんは!●●さん、入りますよ~」
めいっぱい明るく振る舞おうと、心がけたのですが
家の門の前に立つと不思議と緊張感が抜け、
あつかましくも、勝手に門を開け扉を開け
ズカズカと上がり込んでいました
「あらま、ようお越し
あ、えらいこっちゃ、私おかしな格好してるわ」
急いで奥の部屋に服をとりに行くお客様と代わって出てきたのは・・・
ゴロニャ~ゴ
こんな、漫画みたいなセリフを言いそうな
真っ白のぽっちゃり猫(略してポチャ猫)
-何しに来たの
目を細めてじーっと私の様子を伺います
-ご主人に何か用?
い、いや、別に・・・ お邪魔します・・・
(そうこうしているうちに、お客様戻る)
「どうしたん、こんな時間に」
「それより、これから先、旅行に行かないなんて言わないで
ずーっと来てくださいよ!」
「その話かいな、私な・・・」
時折、言葉に詰まる場面あり
胸にグッと突き刺さる話あり
まさに真剣なお話の最中・・・
ゴロニャ~ゴ
さっきのポチャ猫、甘えて体をすり寄せて来ました
-何の話?のんびりいこうよ・・
とでも言いたそうな、トロンとした目
「コラ!向こうで寝てき」と、すかさずお客様
ゴロニャ~ゴ・・・(すごすご引き下がる)
再び、話が始まったと思ったら
ゴロニャ~ゴ
またポチャ猫、すり寄ってきました
「また来たんかいな、よしよし・・・」
何てことないのですが、
お客様とポチャ猫のツーショットが何とも可愛くて
微笑ましく眺めていました
う~ん
どうも、話が前向いて進まないですね
でもこのポチャ猫、そばに居るだけで癒される
不思議な安心感があります
お客さまとよく似てるかも?
-ご主人、よろしく頼むね ゴロニャ
そう言ったかどうかは分かりませんが
最後、ゴロゴロのどを鳴らして、
自分の寝床へ戻っていきました
ポチャ猫へ
大切なご主人、私たちに任せてね 大丈夫
元の元気なお客様に戻ってくださるように
ポチャ猫、家ではご主人を元気づけてあげてヨ
*****************************************
貸切バス・オーダーメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com
■銀ステ旅先案内人:http://ameblo.jp/arailuka
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荷物を持ってもらったり、待ってもらってばっかり・・・
もうこれ以上、迷惑かける訳にはいかないから
旅行に行くのやめようかな・・・」
そんな哀しい言葉を聞きました
もともと、明るく元気で、旅行中は誰からも好かれる
ムードメーカーのようなお客様です
そんな方が、自ら去っていこうとするなんて、
信じたくない言葉でした
「思い切って旅に出たら、元気になれた」
そんなお客様の声を聞きたくて
「銀のステッキ旅行」は誕生しました
銀のステッキ・キャラクターのステッキじいさんもしかり
お調子者で元気だったおじいさんが
妻が先立ってしまって以降、
すっかり気落ちし、外に出るのが億劫になってしまいます
足が弱り、それが周囲に知られるのを嫌って
外に出なくなりました・・・
そこへ、思いがけず先だった妻よりひとつの贈り物が届きます
「銀のステッキ」です
おじいさんはそのステッキを持つと、
不思議と足が軽やかになり
周囲の風景がキラキラと輝き始めたのです
そんな存在になりたいと始めたのに、
旅行に行くことで、気落ちし、辛い気持ちになってしまうなんて
そんなお客様の気持ちに気付かなかった
無頓着な自分が何と腹立たしいことか
どうしていいか分からず、とりあえず
仕事終わり、お客様の自宅にお伺いしました
「こんばんは!●●さん、入りますよ~」
めいっぱい明るく振る舞おうと、心がけたのですが
家の門の前に立つと不思議と緊張感が抜け、
あつかましくも、勝手に門を開け扉を開け
ズカズカと上がり込んでいました
「あらま、ようお越し
あ、えらいこっちゃ、私おかしな格好してるわ」
急いで奥の部屋に服をとりに行くお客様と代わって出てきたのは・・・
ゴロニャ~ゴ
こんな、漫画みたいなセリフを言いそうな
真っ白のぽっちゃり猫(略してポチャ猫)
-何しに来たの
目を細めてじーっと私の様子を伺います
-ご主人に何か用?
い、いや、別に・・・ お邪魔します・・・
(そうこうしているうちに、お客様戻る)
「どうしたん、こんな時間に」
「それより、これから先、旅行に行かないなんて言わないで
ずーっと来てくださいよ!」
「その話かいな、私な・・・」
時折、言葉に詰まる場面あり
胸にグッと突き刺さる話あり
まさに真剣なお話の最中・・・
ゴロニャ~ゴ
さっきのポチャ猫、甘えて体をすり寄せて来ました
-何の話?のんびりいこうよ・・
とでも言いたそうな、トロンとした目
「コラ!向こうで寝てき」と、すかさずお客様
ゴロニャ~ゴ・・・(すごすご引き下がる)
再び、話が始まったと思ったら
ゴロニャ~ゴ
またポチャ猫、すり寄ってきました
「また来たんかいな、よしよし・・・」
何てことないのですが、
お客様とポチャ猫のツーショットが何とも可愛くて
微笑ましく眺めていました
う~ん
どうも、話が前向いて進まないですね
でもこのポチャ猫、そばに居るだけで癒される
不思議な安心感があります
お客さまとよく似てるかも?
-ご主人、よろしく頼むね ゴロニャ
そう言ったかどうかは分かりませんが
最後、ゴロゴロのどを鳴らして、
自分の寝床へ戻っていきました
ポチャ猫へ
大切なご主人、私たちに任せてね 大丈夫
元の元気なお客様に戻ってくださるように
ポチャ猫、家ではご主人を元気づけてあげてヨ
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TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
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