銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

母と息子のふたり旅

2015年09月19日 | のほほん同志Aの日常

もう、本当に長いおつきあいになります。
銀ステ創業時、いえそれ以前からですから、10年以上?

国内・海外問わず、自然とお祭りが大好きなSさん。
好きなものが似ているので、おのずとご一緒する機会も多く、
ついこないだも、北海道の納沙布岬で日本一早い日の出を並んで拝んできたばかり。

でも、Sさんのあんなお顔、初めて見ました。

まれに見る長い連休に恵まれた今年。
シルバーウィークを利用して、社会人の息子さんと母・息子ふたり旅。
目的地はイタリアです。

時間になっても待ち合わせ場所のDカウンターにいっこう現れない息子さんに、
母の顔でイライラ…いや、不安げ、かな。

ようやく向こうのほうに、どこかSさんに似た青年が、
スーツケースではなくザックを背負って現れました。

「遅れないでってあれほど言ったのに!」
「いや、だから、Bカウンターで待っててん」
「Bじゃなくて、Dだって!」

バトルが始まりそうだったので、「初めまして」と割ってはいり、
「Bでもなく、Dでもなくて恐縮ですが…」とEカウンターで手続きをすませ、いざ出発!

保安検査場の前で見送る私に、手を振って中へと入っていくSさん、つづいて息子さん。

Sさん、はにかみながらもすっごく嬉しそう!

日ごろから笑顔の絶えない温和な方です。
でも、あんな弾けるような笑顔、初めて見ました。

いいな。

聞けば、息子さんは私の弟と同い年。
うちの母にも、こんな旅をさせてやりたいと思いました。



ちなみに、うちの母は先日、私の目の前で転んで右手首を骨折中。

病院から帰った部屋で、右手を吊られて棒立ちのまま、
「着替えできひん…。手伝って」

こちらも、今まで見たことのないような気弱な顔。

突然やってきた介護の日々に、
こちらも普段したことないような当惑顔だったに違いありません。


★★★シルバーウィークの営業について★★★

9/19(土)~9/23(水・祝)までお休みをいただきます
お問い合わせ・ご質問はメールにてお願いいたします
お返事は9/24(木)以降となります

メール/ info@gin-st.com

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貸切バス・オーダメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■銀のステッキは会員制の「旅サロン」を主催しています。
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com

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石に宿る魂

2015年09月19日 | Hの生きる喜び、それは

今日の旅の目的は、「石塔寺」
白洲正子が、石の美しさを知った寺でもあり
司馬遼太郎が生涯忘れることのできないあやしい風景と言った寺

5年前、初めて石塔寺を訪れ、石塔を前にした私は、
「異国の丘に立ったようだった」そんなことを言っていたような

確かにそこは、日本じゃなかったのです
石塔それ自体が、まるで渡来人がすくっと立っているように見えたのです

今日、久しぶりに訪ねた石塔寺は、あの時と全く何も変わらず
時が止まったように、天をつきさすように立っていました

 

同じく東近江の引接寺(いんじょうじ)
無数の無縁仏が整然とんでいました

果てしなく奥まで

毎年8月22日には、万灯供養が行われ、全ての石仏に
灯りがともされます

今日はその日ではないのに、
石仏を照らすひとつひとつの魂が見えたような気がしました

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幸せの黄色いバンダナ

2015年09月18日 | のほほん同志Aの日常

黄色いバンダナが風に揺れています。
日本一早い紅葉を、北海道の大雪山・沼めぐりに訪ねた、そのときのもの。

ご参加の方の荷物の目印に…と添乗員2名で準備したバンダナが二十数枚。
3日間、荷物の目印にちょんと巻かれて、私たちといっしょに旅したバンダナを
帰りの伊丹空港でお預かりしました。

洗濯してないままで申し訳ないけれど…またよろしくね!のお声とともに。

尾瀬、芦生、美ヶ原、ドロミテ、アラスカ、ハワイ島…。
国内、海外、これまでいろんな自然を訪ねる旅でご一緒した方々に、
たくさんご参加いただいたツアーでした。

懐かしくも賑やかだった3日間をものがたるように、
二十数枚のバンダナが風に揺れています。

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悩み相談室って、結構泣ける

2015年09月15日 | 見かけだおしNのつぶやき

私は、週刊誌が好き。

まぁ、大げさな表現も合わせて、好き。

周辺には、風当たり強い、悪い?ですが、いいのいいの。

個人的嗜好だから。

 

最近は、当然のように文春と新潮どっちも買っています。

大人買いです。

 

友人と旅先で飛行機に乗る前に、二冊買い込み

「あんた、オヤジか?」と、まあ週刊誌プラスお約束の

缶ビールを手していたのも理由でしょうが。

 

さすがに、もう立ち読みはしませんが、

お好み焼き屋、散髪屋、地方の喫茶店では

思う存分に読みあさります。

 

はい、どうでもいい話の始まり。

 

コラムでの愛読は、伊集院静さんの悩み相談のコーナー。

こういうのも、昔は、スルーだったのに、今はしっかり読みます。

とはいえ、今も昔も、こういうアドバイスは苦手。

これは占いを信じないのに近い。

ところが、バカバカしいと思って、読み進めると、

これが案外おもしろい。

アドバイザーも、もともと的確な解答なんて思ってないのでしょうね。

どれだけ、あっ、なるほど!と思わせるかにかけているように。

お題をもらって、笑いを取る、そうです

もはや落語家に近い!?

 

さて、先日、なにかの記事に、こんなお話が、、、

 蛭子能収さんです。

 「僕は、こんなにいいアドバイスはできませんが・・・」

「でも、伊集院さんのこの話は本当によかったなぁ~」と。

 あ、ホント私もこれ好きだった。

 

それは・・・

 

相談者:

子供が芸人目指して上京、芽も出ず何年も、うだうだしてたと思ったら

いきなり、海外の子持ち女性と入籍したと報告されて、

騙されたのではと心配です。

 

回答:

お母さん、異国で、しかも子供を抱えて、言葉も不安。

そんな心細い女性を、背負う覚悟を決めた息子さん、

あなたの息子さんにしては上出来の息子さんですよ。

強い男です。立派です。あなたと違って。

 

と、まぁ、三面記事の集約のように言われますが、

今起こる日々の変化も反映する週刊誌は、

芸能ニュースとかB級記事も合わせ、

日常ごとだから、滑稽で面白い。

 

ね、どうでもいい話でした。

9月28日 「月輪寺」のコースはコチラ

白洲正子さんも感銘を受けた「石塔寺を訪ねる」ツアーはコチラ

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空也を訪ねて月輪寺へ

2015年09月13日 | Hの生きる喜び、それは

空也の足跡を訪ね歩いておられた白洲正子さんも
月輪寺に詣でられたと記録が残っています
(十一面観音巡礼『市の聖』)
月輪寺(つきのわでら)への道は、京都の西北にそびえる
愛宕山へお参りする道でもあります

~伊勢へ七たび 熊野へ三たび 愛宕まいりは月まいり~
愛宕山は太古から信仰された神山で、
東の比叡山に対し、都の西北を守る鎮護の山
月参り、と言われても、、、往復5時間の登山!
これは、付近の住民の方たちもさぞ大変でしょう・・

そんなことをチラチラ思いながら、私は月輪寺へと向かいました

嵐山から路線バスで清滝へ
バスを降りて歩くこと40分
(ツアーでは、ここまでタクシーで入ります)

空也滝へ到着

木立に囲まれた道は密やかに静まり、滝から落ちる水がつくる渓流は力強く、
心身ともに洗われるような気持ちよさ

どこから見ても神々しい

前鬼と後鬼を従えた役行者も鎮座し、綺麗に清掃された空間は、
今も山伏の行場として大切にされていることがうかがわれます

空也滝に一礼し、目指すは月輪寺

登山道は荒れており、はっきり言って、しんどい!
九十九折れの階段が続き、1時間ほど歩いた頃、ようやく視界が開けてきました

(「若者←左へ 一般→右へ」 一瞬迷いましたが、左へ!)

 

いかにも山あいのお寺といった、質素なお堂
傷みも激しく、人気も感じなかったのですが、
しばらくすると奥から尼僧のご住職様が出てこられました

「大変なところを、ようお参りくださいました、さあさあ、
座る場所もないですけれど、そこの縁側に腰掛けて」

先代の住職様(現住職のお母様)が来るまでは、
人も住まない荒れ果てたお寺だったのを、
私財をなげうち、再興し、宝物館を建て、
他所に預けてあった仏像も迎え入れたそうです

今は副住職様と二人で、
冬は零下17℃になるこの地に住まわれて、檀家のない寺を守っておられます

数年前にやっと電気と電話が通ったそうですが、
生活用水は龍奇水(空也上人が清滝川の龍神から
授かったといわれる崖下からの湧き水の霊水)だそう

生活物資は、週に一度、30kg 歩荷で担ぎ上げているそうです

以前は、修繕や維持にさまざまな協力をしてくれる方もいらしたが、
昨今は全く‥行政に訴えてもどうにもならない‥
本堂の雨漏や損傷が激しくて‥と嘆いておられました

こちらのお寺には国の重要文化財である仏像が八体もおさめられています

白洲正子さんも、この地を訪れ、十一面観音、そして阿弥陀如来を
ご覧になられ、「やはり仏像はこういうところで拝観するに限ると思った」
そうしみじみとおっしゃられたそう

何とかひとりでも多くの人がこの事実を知るために
月輪寺を参拝してほしい、そう願わずにはおられませんでした

さて、せっかくなので、そのまま愛宕山へ登り、参拝
月輪寺への道は、ほとんど誰にもあわなかったのに、

愛宕山ルートへ来ると、老若男女ハイカーがわんさか登ってきます

この人たちが月輪寺へも参拝してくれたらな~

階段を上りつめた先が愛宕神社

さらに、東海自然歩道を歩き、高雄へ(3km)

そして本日の〆は高山寺
鳥獣戯画(複製)と伝運慶作の狗児(複製)をじっくり見て
(これはツアーには全然関係ありませんが!)

本日の下見山行終了!

当日は、愛宕山と高雄へは詣りません
空也滝から月輪寺の往復です
(歩行時間の目安は、片道 年齢+10分)

誰でもが行ける寺ではありませんが、
ひとりでも多くの方に訪ねてほしい場所です

9月28日 「月輪寺」のコースはコチラ

白洲正子さんも感銘を受けた「石塔寺を訪ねる」ツアーはコチラ

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