地元の方でしょうね、自宅前の曲がり角に、
にわか特設観覧席を作って、
呼び込みをされていました。
その手書きの料金表を見て、
「あれ?」
時間帯で値段が違ったのですが、、、
朝6:00から7:00までが一番高額で、
9:00~、13:00~、夕方と、だんだんと料金が安くなっていたのです?
ツアーなら、たいがい昼の部に観覧席をとります。
やはり朝の出発時間を考えると行程が組みやすいから。
ところが、当社は、午前の部の観覧席を選びました。
これは、他社さんより、手を打つ(手配する)のが遅れたから・・・が
本当のところ。
でも、お客様の中に岸和田の方がおられ、絶対、朝にいくべし!との
アドバイスがあったのも事実。
という事で、ご参加の皆さんに、ご協力いただき、
早朝からツアーは出発しました。
これが大正解。
というのも、だんじりの見所といえば、やり回し。
曲がり角で、スピードを落とさず、アクセル全開のまま
カーブを曲がりきる。
多勢の男衆が各自の役割をきちんとこなしてできる妙技です。
一致団結がものをいいます。
屋台の上で、飛び跳ねるかじ取り役の大工方が
またしなやかな動きで魅せてくれます。
その前後に綱引きや梃子係が、わらわら、ものすごい群衆で連なります。
岸和田にこんなに男衆がいたのねぇ、、、
しかも、結構な男前に見えるのが不思議。失礼。
この祭に合わせて、里帰りする方も多いようです。
と、この危険極まりない、やり回しを繰り返しながら、
町を練り走る?のです。時に全力疾走で。
しかも、延々と丸一日です。
さすがの、筋肉隆々の若衆も、次第に馬力が落ちていき・・・
そうなんです、岸和田だんじりが勇壮・危険といわれる所以、
やり回しの荒々しさは、午前がピークとみました。
6時から宮入りして、曳行を続けるわけです。
時間がたつほどに、当然疲れも出てきて、、、
しかも、祭りは本来、観客のためでなく自身のため。
皆さん、午前の部を終えると、
各町内で、お昼の休憩と同時にお酒も入りだし・・・
ですから、先の観覧席の料金設定に、納得したわけです。
血気盛んな男に会いたきゃ、朝に来い、と。
景気の、意気のあるやり回しを、午前中にしっかり見物でき
怪我の功名とは、こういうことね。
弁当の手配や、駐車場確保に、苦労しましたが
早朝出発のツアーにしてよかった。
帰り際、駐車場に沢山の観光バスが入っていくのを尻目に、
早々に祭り会場を後にしたのでした。
ツアーにするには、どうしても行程ありきで、企画してしまいますが、
祭りは、その性質を理解して、
やはり、一番の見所をご紹介するのが大事ですね。
と、午後のチケットが手に入らず、地団太踏んだことなど、すっかり忘れ、
来年も、早朝の観覧席確保に努めます!
ぜひ、いなせでイキのいい「男の群衆」を見に行こうではありませんか。
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