ATSUー歴女(おばさん?)のひとりごとー

見たこと・聞いたこと・ちょっと調べたこと,気ままに「My 日記」として書いています。

岡山県立博物館;常設展&企画展「物見遊山 江戸の旅模様」

2019-09-21 11:48:54 | 日記
前回の続き,次は岡山県立博物館について

「何が一番よかった?」
と聞かれれば,私は,
「人がよかった。博物館の方とのお話が一番良かった。」
と間違いなく答えます。
本当に楽しかったです。
ありがとうございました。

また,たった250円で,盛りだくさん。
(今回は,企画展なので250円でしたが,特別展は,別料金だと思います。)
説明の資料もたっぷり。


まず,
①特殊器台
 パッと見た感じ,埴輪?
 でも時代が違います。
 弥生時代終わりごろ,
 吉備地方で作られ始めた葬送用の特別の器台(壺などをのせる台)です。
 古墳時代の円筒埴輪の起源に直接結びつくものだそうです。
 分布はかつての「吉備」と呼ばれた地域に集中しているそうで,
 「ん・・・大和じゃなくって,吉備!」と勝手に感動しています。

②装飾付須恵器
 古墳時代後期です。
 全国で約600点,うち,岡山県で約50点出土しているそうです。
 なぜ,感動したのか・・・
 以前見た,
 たつの市立龍野歴史文化資料館「はじめての里帰り 西宮山古墳の御宝」
 の須恵器とそっくりなのです。
 ただし,たつのの方は,相撲している人とかありましたが,
 岡山県立博物館の展示は鉢巻をした人物やイルカらしき生き物がのっていました。
(①,②とも写真撮影不可なので,写真はありませんが,
 たつのの方は8月9日のブログに写真を載せています。)

 このことで,すぐそこにいた博物館職員さんとお話。
 私がたつのの話をすると,
 「私もたつのではないけれど,見たことがある!」
 とのこと。
 私が携帯の写真を見せながら,
 「ほら,そっくりでしょ。」
 とお話が弾む・・。

 その後,違う展示を見て,また,さっきの職員さんに会うと,
 その職員さん,本をいっぱい広げて,探していたのです。
 結局,その場で見つかりませんでしたが,
 この職員さんとのお話が,今回,一番嬉しかったです。

*吉備に関することも,日本刀や備前焼に関することも,
詳しいことは,それぞれ特化した資料館等があるので,
岡山県立博物館では,少し展示しているだけです。

③企画展「物見遊山 江戸の旅模様」
 以前読んだ『現代訳 旅行用心集』(6月12日ブログ)の
 本物,江戸時代の本が展示されていました。
 なんだかうれしくて,ニンマリ! 
 思ったより,小さめサイズで,
 懐に入れて,持ち歩いたのかな?と思いました。
 
 往来手形は古文書のテキストにありそうな・・・。
 旅人が病死した時の処置について書かれた古文書も,
 テキストに出てきそう・・・ですね。
 
 岡山の名所を描いた浮世絵やおかげ参りの絵馬。

写真撮影不可,図録がない・・・残念です。


でも,岡山と言ったら,これでしょ!
撮影可スペースの「一遍上人絵伝」(複製)
備前福岡市の一部を載せて,
今日のブログを終わります。

とりとめもない話,失礼いたしました。





(おまけ)
網干,前田遺跡,装飾付須恵器  

平成30年1月~3月調査
場所は,以前ブログで書いたことがある,(2016年9月)
鍛冶田遺跡の近く

少し前,兵庫県立考古博物館で展示されていたのですが,行けなくて,
まだ実物は見ていません。
写真は,新聞記事からです。

台風17号の暴風のため,雨戸の音がうるさくて,
何度も目があいた9月23日早朝追記。
ただいま,暴風波浪警報!
まだ強風域,暴風域には,兵庫県北部は入っても,この辺りは入らない?


それでも,強風で,目があき,なんとなく怖かったのだから,
台風15号の時の,千葉県周辺の方々は,すっごく怖かったことでしょう。
怖いだけではないですね。
2週間もたったのに,未だに停電しているところがあるのですから。

繰り返しになりますが,台風の朝,追記。

さらに追記(9月23日夕方)
さっき,兵庫県立歴史博物館フェイスブックを見ると,
歴博入り口前の木が倒れたとのこと。ビックリです!
写真付きで載っていました。
やっぱり,風,すごかったんですね。
コメント
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