ATSUー歴女(おばさん?)のひとりごとー

見たこと・聞いたこと・ちょっと調べたこと,気ままに「My 日記」として書いています。

今日は雑談です。

2020-12-02 11:19:30 | 日記 地域
12月になりました。
昨日発表の「流行語大賞」は「3密」!
「アマビエ」もトップ10に入っていましたね。
兵庫県立歴史博物館
特別展「驚異と怪異ーモンスターたちは告げるー」で
本物(?)のアマビエの絵
京都大学付属図書館の「肥後国海中の怪」を見たのは,6月の終わりごろでした。

緊急事態宣言はあけても,結局,私は自粛です。

コロナのこともあるし,
また,緊急電話があるかもしれません。
揖保乃糸 資料館 そうめんの里に行った時(9月)のように。
(今はその姑とも会うことができません。姑がいるところは大丈夫ですが,
たくさんの病院や老人ホーム等でクラスターが出ています。仕方ないです。)

でも,今年も新しい発見がたくさんありました。
自分がいかに自分が住んでいる地域のことを知らないかもよくわかりました。

ということで,
10月,たつの市立龍野歴史文化資料館「特別展 龍野城下のたたずまい」
ここで,寛文年間(1661~1675年)に淡口しょうゆを開発したと伝えられる圓尾家の古文書等を見ました。
また,こんな展示があったのです。

ここで,網干の圓尾家と龍野の醤油の圓尾家と関係があるのかな?
と思ったのですが,まだわかりません。

9月に行ったそうめんの里

「明神講素麺連中約定書」という明治5年の古文書には,
毎年9月の晦日,1月10日に生産者が集まって,協議し,
職人の賃金を決めることなどが書かれていました。

11月に行ったうすくち龍野醤油資料館では,

「蔵方江法度書覚」(文政5年:1822年;労働者の守るべき注意事項)です。

当たり前のことですが,
そうめんでも,しょうゆでも経営者がいれば,労働者がいます。
どちらの史料にも,
「我侭」が出てきます。
「明神講素麺連中約定書」には,
そうめんの組合で労働者の賃金を決めているが,
勝手してはいけません,守りなさい,と経営者同士で約束。
「心得違無之様 一統堅申合候事」
として,細かい取り決め。
「蔵方江法度書覚」には,
三役の指図を「不用我侭成義致人 其時限断ニ及可申候」
つまり,言うことを聞かない労働者は辞めさせられる?


ところで,うすくち龍野醤油資料館は,
ヒガシマル醤油の前身,菊一醤油造合資会社の本社として,建てられ,
浅井醤油合名会社と合併後,龍野醤油(株)となり,
のちに,ヒガシマル醤油(株)と改称した後も,本社でした。
資料館は江戸から明治の古文書だけでなく,
帳場はもちろん,大きな仕込蔵,圧搾場などが再現されていて,
製造工程がよくわかります。
というか,こちらがメインですね。

次は播磨の瓦!
と今のところ考えています。


最近読んだ本
公益財団法人永青文庫 熊本大学永青文庫研究センター編
『永青文庫の古文書 光秀・葡萄酒・熊本城』

読書メーターから感想をのせて,
今日の長いなが~い雑談を終わります。

久しぶりに雑誌ではない本を読んだ。
といっても,興味のある章全体の3分の2ほど。
熊本細川家には,6万点近くの歴史資料が伝わっている。
永青文庫である。
この本には,明智光秀や細川幽斎,ガラシャの章もあるが,
私がおもしろいと思ったのは,細川忠興とガラシャの子,忠利。
薬として,葡萄酒やアヘンを製造させている。
もちろん,これらは,古文書,一次史料からわかることである。
また,改易された加藤家に代わって,寛永9年(1632年)忠利は熊本城に入るのだが,
もともと雨漏りもしていた上に,地震や水害で熊本城は被害にあい,熊本城を普請することに。
でも,福島正則が改易になったことも頭によぎる。
慎重に計画。
江戸城の公儀御普請や将軍家光の病気・自分の病気,島原・天草一揆などでなかなか進まない・・・。
時々,史料の写真が載っている。
もう少し大きな写真で,それぞれの史料の翻刻文と解説もあったら,と思うが,
・・・難しいけどね。
コメント (3)
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