ATSUー歴女(おばさん?)のひとりごとー

見たこと・聞いたこと・ちょっと調べたこと,気ままに「My 日記」として書いています。

レスキュー(文化財,古文書等);「あなたの声」より

2024-01-17 05:27:10 | 日記 地域
「レスキュー」
 今回の課題も地震に関する文書でした。
 1995年の阪神淡路大震災の時,くずれた寺社や家から仏像や古文書を助け出す「レスキュー」が新聞に載っていました。歴史を学んでいる者(?)として大事な活動もあるのだと思ったものでした。
 2011年の東日本大震災では,阪神淡路の時の古文書の被害に海水に浸かってしまうということもプラスされておこってしまいました。
 2015年,兵庫県立歴史博物館では,特別企画展「阪神淡路大震災20年 災害と歴史遺産ー被災文化財レスキュー活動20年」があり,岩手県立博物館,陸前高田市立博物館の学芸員の方から,直接お話を聞くことができました。
 今,古文書はかなりデジタル化が進んだとはいえ,まだまだ地域にはたくさんの史料が埋もれています。私の住む地域では,1976年の台風17号と秋雨前線で大規模な浸水被害がおきました。(私の家は床下浸水,当時通っていた中学校は床上浸水)「その時浸かった古文書は捨てた」と地域の古老はおっしゃいます。なんとか・・・残っていたほしかったです。

NHK学園2023年度古文書解読実践コース第7回課題提出時の「あなたの声」に書いた文章です。
阪神淡路大震災29年の今日,5時46分の約19分前にアップしました。

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4 コメント

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旧正月 (YAPI)
2024-02-10 15:21:25
ATSUさん
ごぶさたしております。お元気のようで何よりです。
私も何とか無事に過ごしております。
今日は旧正月ですが、新暦の正月だと、まだまだ寒いのに年賀状に「春を迎え」とか実感がわかないので書けません。旧暦の方が正月っぽいです。
昨年は、古文書補修の実習講座を受けました。そこで講師の先生から「のりは水を掛ければ剥がれるのだから、あまり古文書の補修を怖がらないでいいよ」と言われました。補修が必要な古文書は、応急処置を施すことによって延命が可能になると。
私も手元にある史料の補修を怖がらずにやってみようと思います。
地震でや津波など災害で水に浸かった古文書は、冷凍庫に入れて凍らせておくといいと聞きました。
でも大地震だと停電して冷凍庫が使えなくなったりしますよね。
史料を失うことは地域を知る手がかりが失われることですが、災害の時はライフラインに目を奪われて文献史料まで手が回らないでしょうね。
文化財レスキューという仕事に注目しております。ではまた
返信する
古文書補修 (ATSU)
2024-02-11 06:28:21
YAPIさま,お久しぶりです。
古文書補修実習講座を受けられたとのこと,素晴らしいですね。
2015年の特別企画展「阪神淡路大震災20年 災害と歴史遺産ー被災文化財レスキュー活動20年」の時は,岩手県立博物館,陸前高田市立博物館の学芸員の方からのお話を聞くことはできましたが,実習は近隣博物館・資料館の学芸員さんのみで,一般人は参加できませんでした。とても残念でした。
その時も,学芸員の方が,「こんなことをしていていいのか?生活の復興が先ではないのか,というジレンマにおそわれた」というようなことをいっておられました。
私の「旧正月」については・・・後日アップしますので,ぜひご覧くださいね。
返信する
ニコニコ美術館 (YAPI)
2024-03-03 15:22:41
ATSUさん

2015年の特別企画展で陸前高田市立博物館の学芸員さんのお話を聞かれたとのこと、よかったですね。
本日19時からのからのニコニコ美術館は、その博物館でのLIVE中継だそうで、楽しみにしています。
取り急ぎ

文化財レスキューってなに?被災した博物館に「資料復活への道」を聞いてみた@陸前高田市立博物館【ニコニコ美術館】3月3日(日)19時から
返信する
またよかったら,教えてください (ATSU)
2024-03-04 05:48:34
YAPIさま,こんにちは!
素晴らしい情報,ありがとうございます。
が,・・・なんとこのコメントを初めてみたのは,ほんの数分前なのです (;^_^A
パソコンの電源をずっと切っていたもので・・・(いつもパソコンを使うとき以外は,電源を切っているので,コメントのお返事が遅くてすみません。)
残念です。
確かあの2015年のお話の時,震災当時の陸前高田市立博物館の学芸員の方は,津波で亡くなられ,お話をしてくださった方は,震災後に学芸員になられた方だったと思います。でも,その方も,きっともう大ベテランですね。
まもなく,13年になるんですね。
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