ATSUー歴女(おばさん?)のひとりごとー

見たこと・聞いたこと・ちょっと調べたこと,気ままに「My 日記」として書いています。

呉座勇一の交流の歴史学より:清水克行・高野秀行『世界の辺境とハードボイルド室町時代』 その2

2017-07-01 11:01:49 | 日記 本
前回の清水克行氏による本の紹介の続きです。

網野善彦『無縁・公界・楽』
清水克行『大飢饉,室町社会を襲う!』

この2冊については,後日。

網野さんの『無縁・公界・楽』は,歴史学会を変えた歴史的な本と
私は勝手に思っています。
家にある・・・と思ったのですが,見当たりません。
ちなみに,網野さんの本は
『東と西の語る日本の歴史』(1982年)
『異形の王権』(1986年)
『日本の歴史をよみなおす』(1991年)
『続・日本の歴史をよみなおす』(1995年)
『歴史を考えるヒント』(2001年)
が,本棚にありました。
ブームでしたからね。

『無縁・公界・楽』(1978年)はなぜかありません。
このたび,増補『無縁・公界・楽』(1996年)
を買ってしまいました。
絶版になることなく,いまだに売られているということは,
いかに歴史学会に影響を与えたかということだと思います。(たぶん)

清水克行『大飢饉,室町社会を襲う!』は注文中です。


話が戻って,
あと1冊
今谷明『室町の王権』
 足利義満は天皇の位を簒奪(さんだつ)しようとしていた。
 あの時代は,天皇制の危機だった。
 (ちょうど昭和から平成に変わったころだったので,すごく売れ,室町時代の研究が進む。)


清水克行氏が大学1年の時,藤木久志氏の講義を受け,
質問すると,
「ちょっと,君,お時間ありますか。」といい,
キャンパスをとぼとぼ歩きながら,
話をしてくれた。それもキャンパス3周も歩いて。
というエピソードが心に残りました。


今は亡き,大学時代の先生が
私の卒論を読んで,
「概論にしか過ぎないのですがねえ。・・・。この続きが楽しみです。」
と言って下さったことを思い出しました。
あの時私は
「10年後,楽しみにしてください。」
とカッコよくいったのですが,
30年過ぎても,何もしていません。
先生,あと10年,待って下さい。
今度こそ卒論の続きを書きますから。
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