大昔、神様が十二支を決めるおふれを動物達に出した
ときのこと。
早足自慢の猪は、自信満々一直線に猪突猛進し、一番
乗りしました。神様はにっこり笑って「やはりお前が
一番か。さすがだな。しかし少々早すぎる。私はもう
少しゆったりした世の中を創りたいのだよ。足の速い者
は遅い者に合わせることもできるだろう。お前が最後
なら誰もはぐれることもなく、私も安心なのだが・・」
と言いました。
猪は大層感服し、喜んで犬の後に進むことにしました。
しかし、そこは早足自慢の猪のこと、ついつい勢い余っ
ては、年がら年中犬の尻尾に鼻先をぶつけ、とうとう鼻
がつぶれてしまいました。
猪の鼻の形は優しさの証だったのです。
心優しき人達に、幸多き一年となりますことを祈りつつ
今年もよろしくお願い申し上げます。
2007年元旦
goo blog お知らせ
goo blog おすすめ
カレンダー
最新記事
カテゴリー
最新コメント
- nekomaru/安曇野の宿から・山葵の葉
- みけねこ姫/安曇野の宿から・山葵の葉
- nekomaru/安曇野の宿から・山葵
- みけねこ姫/安曇野の宿から・山葵
- nekomaru/安曇野の宿から・秋の深まり
- みけねこ姫/安曇野の宿から・秋の深まり
- nekomaru/安曇野の宿から・こんにちは、秋
- みけねこ姫/安曇野の宿から・こんにちは、秋
- nekomaru/安曇野の宿から・さよなら夏
- みけねこ姫/安曇野の宿から・さよなら夏